犬に野菜や果物って必要なの?与えて良い野菜・果物を知っておこう!

犬に野菜や果物って必要なの?与えて良い野菜・果物を知っておこう!

犬と野菜・果物の関係というのは、飼い主さんによっても賛否両論あるようです。実際、「与えても良い野菜・果物」「与えてはいけない野菜・果物」というのもあったりしますので、野菜や果物そのものを与えることに関しては決してNG行為ではないことになります。

しかし、野菜や果物を与えることに対して抵抗を感じている飼い主さんの主張として、「犬は肉食なんだから野菜や果物なんて本当に必要なの?」という声も聴かれますよね?

実際のところはどうなのでしょうか?様々な意見が飛び交ってしまうと、これから犬を飼おうと考えている方も迷ってしまいますよね?その辺りを、ちょっと深く掘り下げて解説していきましょう。

犬は雑食性!肉食ではありません

犬は雑食性!肉食ではありません

まず、犬がトラやライオンなどと同じ肉食性の動物だと思われている方も多いかと思います。これが、「犬に野菜や果物は不要だ」と云われる最大の理由になっているのではないかと思います。

事実はどうかというと、犬は肉食動物ではありません。確かに、広義の意味では肉食動物に含まれることもありますが、細かく分類すると雑食性となります。つまり、肉も食べるけれど植物も食べるというわけです。野生のタヌキやキツネが小動物を食べたり木の実などを食べたりしますが、犬も同類なのです。

実は、動物というのは動物性の栄養素だけでは生きていけません。必ず、植物性の栄養素も必要になります。

では、一切植物を口にしないトラやライオンの場合はどうなのでしょうか?肉ばかり食べているのに、どうやって植物性の栄養素を摂っているのでしょうか?

鋭い方ならもうお分かりかと思いますが、肉食性の動物は、草食動物の肉を食べることで自然に植物性の栄養素を摂取しているのです。生肉に含まれる栄養素はもちろん、草食動物の内臓を食べることでそこに含まれる植物性の栄養素を一緒に摂取しているのです。

つまり、動物には植物性の栄養素も不可欠となり、それを効率的に摂取させるという意味でも、犬に野菜や果物を与えることは間違いではないのです。

犬は食物繊維を消化できない!それでも野菜や果物を与えても大丈夫な理由とは?

犬は食物繊維を消化できない!それでも野菜や果物を与えても大丈夫な理由とは?

草食動物は、文字通り植物を専門的に食べています。先に、「動物には植物性と動物性の両方の栄養素が必要だ」と述べましたが、草食動物は肉食動物とは逆に動物性の栄養素を全く摂取していません。

草食動物の場合、体内に摂り込んだ植物をアミノ酸に変換してくれる微生物が体内に共生しており、また、この微生物自体もタンパク質が豊富で、これらを摂り込むことによって、動物性の栄養素を摂取しなくてもいいようになっています。

野菜や果物などの植物には食物繊維が含まれていますが、草食動物はこれをしっかり消化する酵素も持っているので、効果的に消化吸収が可能です。一方、人間や犬などの雑食性動物の場合、そもそもこの食物繊維を消化する酵素を持っていません。そのため、「消化できないものを犬に与えるのはダメ」といった主張が生まれてきたわけです。

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野菜や果物は腸の健康に役立つ

人間にしても、消化できない食物繊維を、茹でたりして消化しやすいようにしてから摂取しているくらいですから、その主張も分からないでもありません。しかし、人間だって生野菜・果物を食べ、消化できない食物繊維を摂り込んでいますよね?なぜ食べるのかといえば、「腸の健康に役立つから」というのは皆さんもよくご存知でしょう。

消化できない食物繊維は、水と一緒になって体外へ出されていきますが、この時に、腸壁を刺激して便秘予防が可能となるということも、美容に関心の高い方ならご存知なはずです。「食物繊維は腸の掃除屋さん」とも言われたりしますが、これがその理由なのですね。

それは人間だけでなく、犬にも当てはまるのです。便秘予防効果に加え、そもそも消化しにくい栄養素なので、胃の中に留まりやすいという特徴もあります。つまり、空腹を抑えるのにも効果があるわけです。「腹持ちがいい」と言い換えてもいいかもしれませんね。

また、適度に食物繊維を摂り込むことで、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランス維持にも効果があるという研究結果も報告されています。

これらを踏まえれば、犬に野菜や果物を与えることを批判する理由はないでしょう。

犬に与えて良い野菜と与えてはいけない野菜

犬に与えて良い野菜と与えてはいけない野菜

当然ではありますが、犬に野菜を与えるにあたっては何でもOKというわけではありません。与えても良いものといけないものがあります。

原則的に、与えても良い野菜であっても、調理の仕方や与え過ぎると危険な場合もあります。また、野菜の種類によっては、持病の悪化を招いてしまうこともありますので注意しましょう。

ここでは、代表的なものを挙げておきますので、ぜひ参考にしてみてください。

与えても良い野菜

カボチャ
  • 必ず火を通したもの
きゅうり
  • 水分補給にもおすすめ
大根
  • 辛みがある場合もあるので火を通した方が良い
  • 甲状腺疾患がある場合はNG
トマト
  • 与え過ぎはNG
  • 寄生虫感染や関節炎がある場合はNG
じゃがいも
  • 芽の部分は毒なので注意
  • 必ず火を通すこと
  • 寄生虫感染や関節炎がある場合はNG
キャベツ
  • 硬いキャベツは火を通した方がおすすめ
  • 甲状腺疾患がある場合はNG
レタス
  • 水分補給にもおすすめ
白菜
  • 火を通した方が良い
にんじん
  • 火を通すことが理想
ブロッコリー
  • 茹でたものが理想
  • 茎はなるべく避けること
  • 甲状腺疾患がある場合はNG

与えてはいけない野菜

きのこ類・与え過ぎは消化不良を起こす
ネギ類・中毒を起こし最悪の場合死の危険がある
たけのこ・アクも強く消化が悪い
アボガド・与えても大丈夫と言われることもあるが安全性は確認されていない
豆類・消化不良を招く
・インゲンは中毒の恐れあり
・納豆はOK
わさび・麻痺などを招く
ニンニク・ネギ類同様中毒を引き起こす
アスパラガス・若干の毒性あり
アロエ・腎障害の危険あり
観葉植物・園芸植物・そもそも食用でないものは危険
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果物は与えて良い部分と与えてはいけない部分がある

果物は与えて良い部分と与えてはいけない部分がある

初夏から秋にかけては季節の果物が目白押し。スーパーなどでもたくさんの果物がところ狭しとひしめき合っている光景もすっかりお馴染みですよね。旬の果物には豊富な栄養が満載で、私たち人間の健康に不可欠な食材でもあります。そんな果物を愛犬と一緒に楽しみたいと思うのは、愛犬家なら誰もが考えることでしょう。

飼い主と同じものを共有するのも、犬にとってはとても喜ばしいに違いありません。

しかし、人間と犬は違う生き物ですから、人間には無害でも犬には毒となってしまうものもありますし、与えてもいいとされている果物であっても、与えていい部分と与えてはいけない部分があったりもします。基本的には人間の口にする部分を与えることが中心となりますが、普段人間が食べているからといって犬に与えてもOKというわけでもありません。

モモ…果肉のみ

モモ…果肉のみ

甘くてみずみずしい夏の味覚の代表格とも呼べるモモ。モモには整腸作用があり、ナイアシンやカリウム、カテキンといった栄養素が含まれています。

ただし与えてOKなのは果肉のみで、種や葉、茎の部分は与えてはいけません。基本的に人間でも食べない部位ではありますが、犬にとっては毒となってしまうので要注意です。

サクランボ…果肉のみ

サクランボ…果肉のみ

初夏の代表的な果物であるサクランボも犬に与えていい果物です。葉酸ほか、ビタミンCやカリウム、食物繊維などを含むサクランボ。赤く艶やかな果肉は季節限定で私たちの舌を楽しませてくれます。

このサクランボも、果肉の部分であれば犬に与えても大丈夫な果物です。ただし、こちらも葉や茎、種といった部位は犬にとって毒となってしまいますので注意しましょう。

特にサクランボの種はとても小さいため、落としたことに気付かずにそれを犬が広い食いしてしまう可能性もありますので、種の処理にも気を配りましょう。

リンゴ…果肉のみ

リンゴ…果肉のみ

リンゴは世界中にありますが、日本では100種以上もの品種が栽培され、すっかり日本の秋を代表する果物としてその地位を確立しています。

また、リンゴは犬に与えても大丈夫な果物としても非常に有名でもありますよね。ビタミンAやビタミンB群、ビタミンE、食物繊維、ミネラルなどを豊富に含み、1個のリンゴは医者いらずとも言われるほどです。

もちろん、種や葉・茎は犬に与えないようにしましょう

みかん…果肉のみ

みかん…果肉のみ

みかんは日本のこたつによく似合う冬の風物詩とも言えるアイテム。日本人が最も食べる果物としても知られています。ビタミンA、B群、C、E、クエン酸、ミネラルほか、ガン予防に効果的な栄養素も豊富です。そんなみかんも犬が食べてもOKな果物です。

もちろん、種や薄皮などは食べさせてはいけません。少々手間はかかりますが、薄皮を剥がして果肉のみ与えましょう

バナナ…果肉のみ

バナナ…果肉のみ

1年中店頭に並ぶバナナは、栄養価の高い果物として非常に馴染み深い果物となりました。バナナには食物繊維ほか、ビタミンB群、葉酸、ミネラル、ナイアシンなどが含まれ、美容やダイエットのお供としても人気です。犬に与えても大丈夫な果物ですが、皮は消化不良を起こす原因になってしまうために与えてはいけません。

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イチゴ…果肉のみ

イチゴ…果肉のみ

冬の果物であるイチゴも、犬に与えても大丈夫です。豊富なビタミンCを含むため、人間の風邪予防などにも大きな効果を発揮します。犬は人間とは違って体内でビタミンCを合成できるため、原則としてそれほど多くの量は必要としませんが、水分補給や低カロリーな甘いものを与えたい場合におすすめです。

ただし、葉の部分は与えないように気を付けましょう

柿…果肉のみ

柿…果肉のみ

秋の味覚である柿も犬に与えてOKです。抗酸化力の高いβカロテンも豊富で、健康維持に効果的です。柿の場合も皮や種を与えるのは避けましょう。柿の種はつるりと滑りやすいため、下に落ちないように注意が必要です。

ナシ…果肉のみ

ナシ…果肉のみ

夏の味覚ナシも犬に与えて大丈夫な果物のひとつです。水分が豊富なので、夏バテ気味の犬に与えれば水分補給としても効果があります。また、体を冷やす効果もあるため、これまた夏バテ気味の犬に最適な果物です。種や皮は与えないようにしましょう。

キウイ…果肉のみ

キウイ…果肉のみ

食物繊維やビタミンC、ミネラルの豊富なキウイも犬に与えて大丈夫です。皮や芯の部分は与えないように注意し、果肉のみを与えましょう。

パイナップル…果肉のみ

パイナップル…果肉のみ

ビタミンA、ビタミンB1・B2、ビタミンC、やクエン酸などが含まれるパイナップルも犬に与えてOKです。こちらも果肉のみを与えるようにし、葉や芯、皮などは与えないようにしましょう。犬の食糞防止にも効果の高い果物です。

何事も「適度」に!与え過ぎは要注意!

何事も「適度」に!与え過ぎは要注意!

以上が犬に与えてもいい代表的な野菜や果物となります。ただし、そこはやはり「適度な量」を心掛けるようにしてください。食物繊維や水分を大量に摂取してしまうと下痢を引き起こしたりもしますので、愛犬の健康状態をしっかりと考えた上で与えるようにしましょう。

与える場合は一口大の大きさに切って与えるのがおすすめです。多少刺激を感じるものの場合は、お湯に通すなどしてから与えるようにしましょう。

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まとめ

犬が飼い主の食べているものを欲しがることは珍しくありません。しかし、犬はその食べ物が体にいいものか悪いものかを見分ける能力がありません。そこは飼い主の判断に委ねられることになりますので、与えていいものといけないものとをしっかりと理解しておきましょう。

野菜はカロリーも低く、先に述べたように腹持ちを良くしてくれるので、おやつ代わりに与えるのもおすすめです。ダイエット目的で野菜を与える場合は、ドッグフードを減らした分だけ若干多めに野菜で補うようにするのが理想です。

野菜や果物だけを与えるのは好ましいことではなく、あくまでもドッグフードにプラスして与えるという感覚でいた方がいいでしょう。

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