近所迷惑は避けたい!おとなしい性格で吠えない犬はどの犬種?

近所迷惑は避けたい!おとなしい性格で吠えない犬はどの犬種?

「この子はおとなしい性格ですか?」ペットショップなどでそういう質問をしている人を見かけることがあります。逆に、スタッフが「この犬はおとなしい犬種だから飼いやすいですよ!」と説明している場面に遭遇することもあります。

おとなしい犬種――。たしかに、アパートやマンション、それに住宅密集地などで犬を飼育する場合、隣近所には迷惑をかけたくないから吠えない犬・おとなしい犬を飼育したいという人が多いのも事実です。

犬を飼いたいけれどなかなか行動に移れないという方も多いかもしれませんね。その理由はやはり「吠える」ことです。犬が吠えてしまうことで、ある種の公害ともなり得てしまうため、「飼うなら吠えない犬がいい」という理由もよく分かります。

では実際問題、おとなしい犬・吠えない犬というのは存在するのでしょうか?この記事では、おとなしい性格の吠えない犬を紹介していきたいと思います。

犬は吠えるものです!それは承知しておくこと

犬は吠えるものです!それは承知しておくこと

まず前提として言っておきたいのは、「犬は吠えるもの」だということです。意思を表すためのツールとして、「声を出す=吠える」という行動で示すわけですから、100%吠えない犬というのは存在しません。

ご存知のように、犬には非常にたくさんの種類が存在します。それらを個別の種類ごとに「おとなしい犬種」「おとなしくない犬種」に分けることは結構難しく、ひとくくりにするのは至難の業なのです。

ほとんどの場合、「おとなしい犬種=吠えない犬種」ということになるかと思いますが、犬はそもそも吠えます。そのため、「吠えにくい犬種」「吠える犬種」と大別することすら困難なのです。

同じ犬種であっても、吠える犬もいればあまり吠えない犬もいますし、性格や飼育環境によってバラバラです。「この犬種はおとなしい性格ですよ」と言われても、ストレスの度合いによってはうるさい犬へと早変わりしてしまうのです。

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「吠えない犬はどれですか?」という質問は愚問です

よく、「吠えない犬はどれですか?」という質問を見かけます。ペットショップなどでスタッフに質問している人もいますし、ネットの質問サイトなどに投稿している人もいます。

しかし、犬は吠える動物である以上、そうした質問は愚問でしかありません。はなから吠えない犬を求めてしまっている以上、すでに飼い主としての資質にも疑問符が付いてしまっている状態です。

吠えない犬を探すのではなく、しつけのしやすい賢い犬を探すのであれば話は分かりますが、飼育前からしつけについてまったく考えていないのであれば、もはや本末転倒です。しつけの手間も考慮せずに犬を飼おうということ自体が無謀ということなのです。

吠えないようにするにはしつけが第一

吠えないようにするにはしつけが第一

犬は吠える――これは動かすことのできない犬の習性です。しかし、同じ犬種であっても、よく吠える犬あまり吠えない犬がいるのも事実ですよね?この違いは何なのでしょうか?

犬が吠えるか否かの違いは、ズバリ!しつけです。一般的に無駄吠えと呼ばれる行動のほとんどは、しつけで抑えることができるわけですね。つまり、吠えない犬を飼いたいのであれば、覚悟を持ってしつけをできるかどうかにかかっているわけです。

吠えない犬を一生懸命に探しても見つかるわけはないので、おとなしい犬を希望するのであれば、まずはおとなしく飼育できるようにしつけをし、環境を整えることをしなければなりません。ストレスのかかりにくい飼育環境をしっかりと整え、手を抜かずにしつけを行うこと、そして愛犬とのコミュニケーションこそがおとなしい犬に育てるためのキーワードとなります。

吠えることのすべてが無駄吠えだというわけではありません

無駄吠えについては、「吠える=無駄吠え」だと考えてしまう傾向が強いものですが、実際にはそういうことは一切ありません。無駄吠えというのは人間が生活していく上でどれだけ不都合なのかということが中心になっています。

「犬は吠えるもの」という視点に立てば、無駄吠えの定義は100%人間側の都合によるものというわけです。そのため、犬が吠えないように無理矢理抑え込むのではなく、吠えることを前提として迎え入れることが大事ですし、しつけにしても、「どこまでを無駄吠えとするか?」に応じてしつけていく必要があります。

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グッズを使って無駄吠えを抑え込む方法は絶対にダメ!

最近では、無駄吠え防止のグッズなども販売されていたりもしますが、できることならグッズに頼らず飼い主のしつけによって無駄吠えを改善したいものです。

無駄吠え防止のグッズと言えば、その代表例は無駄吠え防止首輪でしょう。しかし、無駄吠え防止首輪は、ハッキリ言って虐待行為そのものです。

なぜ犬が吠えているのか?という根本原因すら理解しようとせずに、一方的な虐待的グッズで抑え込むのは絶対にNG行為です。ストレスが原因ならそれを取り除けば無駄吠えが治まるかもしれません、病気ならそれを治療してあげれば無駄吠えが改善するかもしれません。

そうした理由すら探そうとせずに、「うるさいから」という理由でグッズに頼ってしまうのは、飼い主の怠慢と言わずして何と言えばいいのでしょうか?そうして、結果的に無理矢理抑え込まなければならないのであれば、最初から飼育はしない方が賢明な判断です。

それでも知っておきたい!おとなしい性格の犬種

以上のようなことを念頭に置いた上で、ここからは比較的おとなしい性格の犬種、吠えにくい犬種をご紹介していきましょう。

しつけやすくておとなしい小型犬たち!

しつけやすくておとなしい小型犬たち!

ミニチュア・シュナウザーシー・ズーなどの小型犬たちも我慢強くしつけのしやすい犬種です。日本の住宅でも飼育しやすいというメリットがあります。

また、ヨークシャー・テリア、トイ・プードル、パピヨン、キャバリアといった小型犬たちも、しつけをしっかりと行えば大人しい犬に育ってくれます。

住宅事情にもマッチ!小さな体で我慢強いパグなどの短頭犬種!

愛嬌抜群で住宅事情にもマッチ!小さな体で我慢強いパグ!

小型犬で飼育しやすい犬種として知られるパグなどの短頭犬種は、しつけ次第でとても賢くおとなしい犬に育ってくれます。吠えにくい犬種の代表格でもあり、比較的問題行動を起こしにくいというメリットがあるため、日本の住宅事情にもマッチしている犬種です。

仮に問題行動があったとしても、拾い食いといった程度ですので、隣近所に迷惑がかかるほどの問題行動は起こしにくいというとてもありがたい犬種です。

愛嬌があり、家族とも仲良くできるコミュニケーションを力も魅力です。

従順な犬種の代表格!ゴールデン&ラブラドール・レトリバー

従順な犬種の代表格!ゴールデン&ラブラドール・レトリバー

ゴールデン・レトリバーやラブラドール・レトリバーなどは、おとなしくて従順な犬種として人気です。ゴールデンもラブラドールも違う犬種ではありますが、賢くて従順さを兼ね備えた犬の代表格です。大型犬でありながらとても優しくて温和な性格が基本となりますので、しっかりとしつければとてもお利口さんに育ってくれます。

逆に、ストレスを溜め込んだりなど飼育環境が悪ければ、吠え癖の強い犬種へと変貌しますし、場合によっては攻撃的になってしまうこともあります。これだけ賢い犬種をそんな風に育ててしまうのはとてももったいないことですので、飼うからにはその賢さを生かしてあげられるような覚悟も必要です。

大型犬ですので、飼育スペースが確保できるのであればおすすめの犬種です。

家畜を誘導する!家畜を守る!勇敢で従順な牧畜犬!

家畜を誘導する!家畜を守る!勇敢で従順な牧畜犬!

バーニーズ・マウンテン・ドッグや、グレート・ピレニーズ、シェットランド・シープドッグ、ボーダー・コリーといった牧畜犬も、ゴールデン・レトリバーやラブラドール・レトリバーのように温和で賢いのが特徴です。

もちろん、しつけによっておとなしい犬にすることも十分に可能です。人の代わりに家畜を誘導して、時にはオオカミや熊から守ってきたほどの勇敢さがあるので、パートナーとしてこの上ない存在感を発揮してくれるのも牧畜犬の魅力です。

ボーダー・コリーに至っては、知能の高さは全犬種中トップクラスです。こちらも、しつけや飼育環境の整備が行き届かなければ吠え癖が付くこともありますので注意が必要です。

また、大型犬~超大型犬でもあるので、飼育スペース確保は必須です。

人を守ることが最大の使命!護衛犬!

人を守ることが最大の使命!護衛犬!

護衛犬として活躍してきた犬種も、基本的には従順な性格をしているため、しつけ次第ではおとなしい犬に育てることが可能です。例えば、山岳救助犬として活躍してきたセント・バーナードは、もともとは番犬として活躍してきた歴史があります。

性格は基本的に温和なので、しつければ従順でおとなしい犬に育てることができます。ただし、しつけに失敗すると飼い主でもコントロールが効かなくなる恐れもありますので、仮に飼育スペースを確保できたとしてもある程度しつけに自信を持った人以外にはおすすめできません。

また、ニューファンドランドもその見た目からは想像もできないほど温和で従順です。とても家族愛の強い犬種なので、コミュニケーションを十分にとってあげることも必要になります。

超大型犬ですので、しっかりと飼育スペースの確保をする必要もあります。

吠えにくい犬種でも個体差があるのは当然

吠えにくい犬種でも個体差があるのは当然

吠えにくい犬種といっても飼育環境やしつけ次第では吠えまくるようになってしまうこともあります。つまり、どんな犬種であろうと、しつけと飼育環境がしっかりしていなければ何の意味もないということになります。

吠えにくいと言われている犬種は、基本的に飼い主に従順で賢い犬種がほとんどですから、そうした犬種を飼育して、効率的にしつけを加えてあげるだけで無駄に吠えることを防止することができるのです。

「なるべく吠えない」ようにしつけることは十分に可能ですが、「100%吠えないようにする」ということはまずあり得ないので知っておいてくださいね。

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おとなしい性格の子犬の見分け方は?

おとなしい性格の子犬の見分け方は?

犬を飼おう!そう思って子犬を迎えようと考えた際、その犬がどういう性格なのかを知ることができたらどうでしょう。これから長い間生活を共にする家族となるわけですから、なるべく性格の良い子犬を選んでおきたいものです。

とは言うものの、犬の性格を見分けるなど簡単にできるはずもありません。たしかに犬種ごとに性格の違いがあったりもしますが、それはあくまでも大雑把な分類です。人間も個々に性格が異なるように、たとえ同じ犬種であっても個体ごとに性格も異なっているものです。

例えば、聡明で活発なゴールデン.レトリバーなどにしても、それはあくまでも犬種全体から見た特徴というだけであって、実際にはとても社交的な子もいれば臆病な子もいたりするのです。

これから犬を迎えようとしている方に知っておいていただきたい、犬の性格の見分け方についてご紹介します。

ブリーダーからの購入を検討する

ブリーダーからの購入を検討する

その子犬がどんな性格なのか?それはハッキリ言って簡単に分かるものではありません。なぜなら、生後3か月ほどにならなければどのような性格をしているのかすら曖昧だからです。そのため、子犬を購入する場合は、まずは子犬譲渡時期をしっかりと把握し、犬のことを十分に理解しているブリーダーから購入することを考えるのもひとつの選択肢として加えておきたいものです。

また、性格のいい犬という基準にしても、そこにはやはり人間側の視点というものが中心となっています。人間の視点や基準から逸脱しているからといって、それが直に「性格の悪い犬」というわけでもないことは理解しておきたいところですし、それもしつけによって改善させることは十分に可能であることもまた、理解しておきましょう。

それを知った上で、まずはどの犬種を飼いたいのか検討し、その犬種の専門家であるブリーダーからの購入がベストなのです。親犬だけでなく、何代までも遡ってその犬の特徴を把握しているブリーダーであれば、子犬の受け継いでいる性格も把握しているものです。

ペットショップでは、親犬がどのような犬なのかを把握することも難しいケースもありますので、おとなしい性格の犬を見つけたいのであれば、ブリーダーの元へ足を運んでみましょう。

何度も足を運んでいくうちに、ブリーダーとも打ち解けることができますし、まだ譲渡可能前の子犬の様子を知っておくことで徐々に子犬ごとの性格も分かるようになるほか、細かい特徴についてもブリーダーから教えてもらえるようにもなります。

こうした情報はペットショップでは決して手に入れることのできない、子犬の貴重な情報となります。

実際に触れあって見極める

実際に触れあって見極める

ペットショップでは、バラバラの犬種が個別のケースに入れられているため、お目当ての犬種が少ないというデメリットもあるほか、いつも人の目に晒されているストレスで性格にも難を抱えていることが少なくありません。

一方、ブリーダーは特定の犬種のみを繁殖している場合が多いため、一度に多くの子犬たちと触れ合うことだってできます。狭いケースではなく、伸び伸びとした環境で育っている元気いっぱいの子犬たちなので、ストレスも少なく性格的にも難が少ないというメリットがあります。そんな子犬たちも、よく見れば性格もバラバラなことが分かるはずです。

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「遊ぼうよ!」と誘ってくるタイプ

犬同士が遊ぶ際のポーズをご存知でしょうか?前脚を突き出し、姿勢を低くするポーズです。その際に吠える犬もいます。こうやって遊ぶことを要求してくる子犬は、いわゆる「かまってちゃん」タイプです。

上手なしつけをしつつ飼育をしていかないと、問題行動の多い犬になってしまう可能性もあります。

他の子犬よりもいち早く近づいてくるタイプ

その行動だけを見ると、「愛嬌がある」とか、「人間に慣れている」といったような印象を抱いてしまうような行動ですが、実際にはかなり自己主張の激しい性格です。人間で言えば「俺様タイプ」というか、別の言い方をするなら「意識高い系」とでも言いましょうか……。

しつけを間違えると主従関係が逆転してしまいかねない性格の犬です。十分なしつけや世話をしてあげられないのであれば、こうした性格の犬は避けた方がいいでしょう。

一人だけ離れてじっとしている孤独タイプ

他の子犬たちが遊んでいたり人の周りに群がっていたりしても、一人離れてじっとしているタイプは臆病な性格である可能性があります。この場合、音などに対して怖がったり、尻尾を内側に丸め込んでいたりするなら確実に臆病タイプです。

飼育にあたって飼いやすさのある性格ではありますが、場合によってはいきなり牙をむくこともあります。あまりにも臆病であったり警戒心の高い性格なら、飼育を避けるべきでしょう。

私は私!我関せずのマイペースタイプ

他の子犬たちにとっては興味のあることでも、それにまったく興味を示さず自由を好むタイプの性格を持った犬もいます。「自分は自分!」という性格で、自分が興味を持てなければおやつでもおもちゃでも動きません。

こうした性格の犬はしつけにも苦労してしまいますので、初心者向けではありません。

束縛は嫌いだ!自由を好む野生タイプ

「可愛い」と言って抱き上げたとき、極端に嫌がったりなどを甘噛みするような子犬は、束縛嫌いの野生タイプです。人間で言えば職人気質な、ちょっと気難しい性格と言えるでしょう。

こちらも一歩間違えれば主従関係の逆転現象が現れやすいため、初心者には不向きなタイプです。

控えめで謙虚!周りを見ながら行動できるタイプ

自己主張の激しいタイプの子犬たちよりも少し遅れて付いてくるタイプの犬は、比較的飼育に向いているタイプと言えるでしょう。周囲の反応を見ながら自分の行動を決めるタイプなので、主従関係も構築しやすくしつけもしやすい性格です。

目的に合った性格で選ぶ!

どのような目的で飼育をするのかによって、それに合った性格の子犬を見つけることもポイントです。

競技などに参加したいのであれば、アクティブさが要求されますので「俺様タイプ」の方がいいでしょうし、日常的に癒しを求めたいのであれば周りの環境に合わせられるおとなしい性格の方がいいでしょう。

また、家を留守がちにしてお留守番が多くなってしまう場合であれば、マイペースな性格の子犬がおすすめです。

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まとめ

まとめ

比較的おとなしい性格とされる犬種をいくつかご紹介しましたが、これも冒頭で述べたようにしつけやストレスの度合い次第では吠え癖が付いてしまうこともあります。逆に、一般的によく吠えると言われる犬であっても、しつけによっておとなしい犬に育てることも可能です。

密集した住宅地、マンションなどの集合住宅。そうした場所に住む方にとって、犬の吠える声というのは確かに近所迷惑ともなり得るものかもしれません。しかし、犬の吠え声がうるさいと感じている大多数の人の怒りは、犬ではなく飼い主に向けられていることも意識しておきましょう。

「うちの子は吠えてばかりでうるさくて」と、犬に責任を押し付けるかのような言い訳をする飼い主もいますが、それはつまり、「私はダメ飼い主です」と主張しているようなものです。

俗に、「無駄吠えが多い」「吠え癖がある」と言われている犬の場合、その飼い主や飼育環境を見れば自ずと吠える理由も分かるものなのですが、当の飼い主はそれに気付けないでいるわけですね。

元から吠えない犬は存在しませんが、吠えない犬にしつけることは十分に可能です。それには先述したように飼い主の努力も欠かせません。吠えない犬を探すのではなく、ぜひとも、自らの努力によって吠えない犬を育てるようにしてくださいね。

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