犬にもストレスはある!飼い主は原因を把握して解消してあげるべき

犬にもストレスはある!飼い主は原因を把握して解消してあげるべき

犬を飼育していると、時として異常行動を起こすこともあります。この異常行動のほんとどの原因はストレスにあるということをご存知でしょうか?異常行動という言葉に馴染みがなくても、問題行動と置き換えれば分かりやすいかもしれませんね。

異常行動(問題行動)というのは、以下のような行動を言います。

  • 赤くただれてしまうまで足先を執拗に舐め続ける
  • ぐるぐると回ることが多い
  • 終始体を震わせている
  • しょっちゅう痒がっている
  • 生あくびが多い
  • 怯えたように固まる・後ずさりする
  • 靴下や手袋などを奪って振り回す
  • トイレを失敗する

これらは、ストレスによって引き起こされる問題行動の一例ですが、深刻な状態になると飼育すること自体が困難になってしまうこともあります。犬を飼う前は、愛犬との楽しい時間を過ごしているシーンばかりを思い描いて飼育を始める人がほとんどでしょう。

しかし、そんな理想とは裏腹に、ストレスによって飼育不能に陥ってしまうなど本末転倒ですよね?そんなことにならないためにも、犬にストレスを与えない方法や、ストレスの兆候などを理解しておくことはとても重要なことなのです。

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犬のストレス|その原因とは?

犬のストレスとなる要因はいくつかに大別することができます。

  1. 生活環境
  2. 生活習慣
  3. 疾病などに伴う外的要因
  4. コミュニケーション下手・不足

1.生活環境

生活環境

これまで過ごしてきた生活環境の変化によって、犬が大きなストレスを抱えてしまうことはよく知られています。その代表例が引っ越しですね。引っ越しは飼育環境を一変させてしまうため、引っ越しを機に問題行動を引き起こす犬も多くいます。

また、騒々しい環境であったり、年中飼い主が犬をかまってばかりいたりすると、犬も十分な睡眠や休息を得られずにストレスを抱えてしまいます。

その他、家の眼の前で工事をしていたり、新たに新しいペットを迎えた場合、赤ちゃんが生まれて新しい家族が増えた場合なども、犬のストレスの要因となり得ます。

2.生活習慣

生活習慣

これは、食事や運動などに伴う生活習慣によって抱えるストレスです。例えば、以下のようなものが当てはまります。

  • 餌の量が少なすぎることによるストレス
  • 餌の与え過ぎによる体へのストレス
  • 運動不足によるストレス
  • 運動過多によるストレス

餌は適切な量を与えなければならないことは言うまでもありませんが、散歩は必要ないと言われているような犬種であっても、ある程度の運動は必要です。

年中ケージに閉じ込められていれば溜め込むストレスも多大なものになるでしょうし、運動不足による体調不良を招くことも想像に難くありません。栄養面・適度な運動などには十分な気を配ることが必要ですね。

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3.疾病などに伴う外的要因

疾病などに伴う外的要因

病気や怪我などで体の傷みや痒みによるストレスが生じます。もちろん、虫歯やダニ・ノミなどの寄生虫も同様です。疾病や怪我が原因でなくても、ストレスによって体を痒がったり舐めたりすることはよくありますが、場合によってはその行動は疾病や怪我によるものかもしれません。

その問題行動の原因がどこにあるのか(単純にストレスなのか疾病なのか)の見極めも怠らないようにしましょう。はっきりとした原因が分からないときは、獣医に相談してみるのがおすすめです。

4.コミュニケーション下手・不足

コミュニケーション下手・不足

  • 飼い主のコミュニケーション不足
  • 飼い主による一方的な押し付け
  • 犬の苦手なことばかりする
  • 適切な幼少期を過ごせなかった犬に見られるコミュニケーション下手

こうしたことが原因でストレスを溜め込んでしまう犬も多く報告されています。最後の項目以外は、虐待や飼育放棄へと繋がってしまいかねないことで、犬を飼うのであれば絶対にしてはいけないことでもあります。

普段からまったくコミュニケーションを取らないのはあまりにもいい加減すぎますし、犬の習性などを理解しないまま無理矢理しつけを強要するなど言語道断です。犬は、「飼えば言うことをきく」というものではありません。

飼育前には犬の習性などを十分に理解しつつ、適度なコミュニケーションを図ることで信頼関係が構築されていくものです。

『犬を飼う→しつけをする』という行為の前提には、何よりも飼い主と犬との間に築かれるパートナーとしての信頼関係がなければならないということを知っておきましょう。

また、最後の項目にある「適切な幼少期を過ごせなかった犬に見られるコミュニケーション下手」ですが、これは犬の飼育前に注意しておくべきポイントとなります。生まれてすぐに母犬や兄弟たちと引き離されてしまった犬は社会性が養われていません。

他の犬との遊び方も分からないため、他の犬に大怪我をさせてしまうケースも多々あります。他の犬や人を怪我させてしまうのは確かに問題行動ですが、その陰には飼い主の飼育方法や幼少期の過ごし方などが原因として隠れているものです。

犬のせいではなく、人のせいだという前提に立って、問題解決を図る必要があります。

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まとめ

犬のストレス

最後に、愛犬がストレスによる問題行動を引き起こしたらすべきことについてお話しておきましょう。できることなら、犬が問題行動を起こさないような飼育をしておくことが望ましいことですが、残念ながら飼い主の気付かない部分でストレスを抱えてしまっていることもあります。

犬は人間のように、趣味を持つとか遊びに行くなどといったストレス解消法を持ち合わせてはいません。ストレスを発散させて解消してあげるのは飼い主が気遣ってあげる以外に方法がないわけですね。

普段から十分なコミュニケーションを図れていれば、ストレスによる愛犬の変化にも敏感に気付いてあげることができます。

また、ストレスで異常行動を引き起こすということは、精神疾患予備軍になっている状態です。ストレス過多に陥って精神疾患を招いてしまうと、もはや飼い主の手ではどうしてあげることもできなくなります。

今現在、愛犬の問題行動に悩んでいる飼い主さんもいらっしゃるでしょう。そうした大きな問題に進行してしまう前に、今一度、愛犬との関係を見直してみましょう。場合によっては獣医やペット専門のカウンセラーなどに助言を求めることも選択肢に入れておきましょう。