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犬の皮膚病の原因4選!それぞれの対処法は?

      2018/07/02

犬の皮膚病の原因4選!それぞれの対処法は?

人にも言えることですが、体調に何らかの変化が現れると、その症状が皮膚に現れてくることがあります。特に、内臓の病気などが原因で皮膚に異常が現れることはよく知られていますよね?

犬の場合、人と比べて皮膚も薄いため、病気などの内的要因や怪我などの外的要因によって皮膚に現れる異常も人間以上に顕著なのです。

皮膚の病気となる原因は様々で、場合によっては重症化してしまうこともありますから、早めの対応も必要になります。ここでは、犬の皮膚病に関する原因とその対策についてお話します。



乾燥が原因の皮膚の痒み

冬の時期はただでさえ乾燥しがちな季節ですが、屋内の暖房によってさらに乾燥してしまいます。童謡の「雪」には、『犬は喜び庭駆け回り、猫はこたつで丸くなる』という歌詞がありますが、実際は逆なのだそうです。

実は、犬は猫よりも寒さに弱いと言われているのです。寒い季節になると、こたつに潜って出てこないことや、ストーブの前から動かないというわんちゃんも多いのではないでしょうか?

しかし、それによって皮膚が乾燥してしまって、痒みを発症することが多く見られます。人間の乾燥肌とどこか似ていますよね…。皮膚の乾燥を防ぐためには、冬場であれば加湿器などで室内の湿度を保つことなどがポイントとなります。

また、夏場などで犬の体温自体が上がっている場合でも痒みを発症することがあります。その際は、なるべく部屋の風通しを良くしたり、できればクーラーなどを利用して過ごしやすい環境を整えてあげる必要があります。

季節的な要因によるものが多いですが、それだけとも限りませんので注意してみてあげてください。

参考:犬の熱中症に要注意!夏の暑さ対策はどうしてあげればいい?

人間用の軟膏を使うのはNG

「ちょっと皮膚が赤くなっているだけなら人間用のかゆみ止めでもいいか」ということを思ってしまう飼い主さんはいらっしゃいませんか?

その他に、

  • 動物病院は保険が利かない
  • 医療費がかかってしまう
  • なかなか受診の時間が取れない

などの理由を考えて、動物病院への受診が遠のいていることがあるかもしれません。犬と人間は同じ哺乳類ではありますが、身体構造などが違うために人間の薬では効かないことや、悪化したなんてことが起こってしまう可能性があることを知っておきましょう。

ノミやダニ、寄生虫など人間にうつるような原因で皮膚病を発症している場合は、飼い主さんも大変な思いをしてしまうことも考えられます。感染してしまわないため、飼い主さんを守るためにも受診は必要です。

また、犬の皮膚はデリケートです。軟膏でかぶれてしまうこともあるため、人間用の軟膏はNGだと思ってください。早めに治すためには、動物病院への受診が必要不可欠と考えましょう。

犬の皮膚炎や湿疹用の軟膏ならこのヒビクス軟膏が有名ですね。

 

参考:犬の肌荒れを侮っては危険!その原因と対策とは?

菌やダニが原因の皮膚病

菌やダニによる皮膚病

皮膚病の代表例といえばダニやノミ、それに菌などが原因となるもの。たとえば、

  • 膿皮症…ブドウ球菌など
  • 疥癬(かいせん)…ヒゼンダニ
  • ツメダニ皮膚炎…ツメダニ
  • 毛包虫症…ニキビダニ
  • マダニ症…マダニ
  • ノミ皮膚炎…ノミ
  • ハエウジ症…ウジ
  • 白癬…皮膚糸状菌(真菌)など
  • マラセチア(脂漏性皮膚炎)…真菌

などが知られています。膿皮症は犬の皮膚炎の中でもダントツで多い症状だと言われています。ブドウ球菌などが皮膚で異常繁殖して発症する病気で、激しい痒みによって皮膚が傷つき、化膿してしまうという悪循環を生み出してしまいます。

ちなみに膿皮症は、「表面性膿皮症」、「表在性膿皮症」、「深在性膿皮症」などに分けられます。

ダニやノミに関しては、部屋の衛生管理をしっかりと行っておけば防げますが、散歩などで外出した際に取り付いてしまうこともありますし、他の犬から移されてしまうことも少なくありません。

白癬は、免疫力の高い犬であれば自然に治ってしまいますが、子犬や高齢犬など免疫力の低い犬の場合は菌が増殖してしまいますから、医師の治療が必須です。

では、先出した病気の中でも症状がひどく、悪化させてしまうと厄介な皮膚病を見ていきましょう。

ダニ

疥癬症

疥癬症は、ヒゼンダニが原因となって起こる皮膚炎です。かなりひどいかゆみが起こります。掻きむしってしまうため、皮膚の炎症を悪化させるだけでなく、脱毛してしまうこともあります。

かかってしまうと、他の犬へもうつりますが、人間にもうつってしまうため、注意が必要です。(多頭飼いの飼い主さんは要注意です!)

後ろ足で何度も掻いていたり、皮膚を噛んでいたりするようなら、皮膚の状態を見てあげて、できるだけ早く動物病院への受診が必要です。

毛包虫症

毛包虫症は、ニキビダニが起こすものです。ニキビダニは、犬の皮膚に常在しているダニで、普段は害を与えることはありません。しかし、犬が何らかの原因で免疫力が低下している時に、増殖してかゆみなどの症状を引き起こします。

病気にかかっているような場合に、上乗せするようにして発症するため、かゆがっているような場合は、獣医に相談しましょう。


ノミ

ノミが原因で皮膚炎が起きている時は、アレルギー反応を示すため皮膚が赤くなります。ダニと同様に、かゆみなどが起こります。また、感染力が強いので他の犬や猫、人間にも害をおよぼすことがあります。

著者の愛犬もノミのせいで皮膚炎を起こしたことがあります。山へキャンプに連れて行った時のことです。キャンプ場を利用したのですが、やはり草など自然が多いところでしたので、そこで感染してしまったのでしょう。

キャンプから帰ってきて、あまりにもひどく掻いていたり噛んだりしているので、気になって見てみたところ、皮膚が赤くなっていました。そのうちに、皮膚を見てあげた著者自身もかゆみが出てきてしまって、動物病院と人間の皮膚科を共に受診しました。

部屋の衛生管理もとても大切ですが、外出した先のこともきちんと考え、何らかの対策を取る必要があるということを学びました。

参考:犬のノミ・ダニ対策をしよう!夏だけじゃダメ!年間を通した対策を!

菌は体内に入り込んで悪さをするという感覚がありますが、「それだけではない」ということを飼い主さんは知っておく必要があります。実際に皮膚に常在している菌たちが引き起こす皮膚炎を紹介します。

膿皮症

犬の皮膚でぶどう球菌が大発生して起きる皮膚炎のことです。小さめのニキビ(膿を持った)のような発疹が出ます。それが次第に大きくなり、広がっていくため穴が空いているような見た目になります。また、膿自体に悪臭があります。ですから、早い段階での受診が必要です。

脂漏症

脂漏症は、別名「マラセチア皮膚炎」と呼ばれる皮膚炎です。犬の皮膚に常在するマラセチア菌が活発化して起こります。

症状は、ベタつくようなフケ(脂性フケ)が出てかゆみが広がります。それ以外に、乾燥したフケ(乾性フケ)が出てしまう場合があります。独特なニオイがしますので、気がつきやすいと思います。シャンプーや食べ物が原因で起こると言われていますが、自己判断をせずに受診することをおすすめします。

著者宅の愛犬もこれにかかったことがあります。何か変だと思った時には、独特なニオイを発していましたし、白っぽいベタベタしたものが毛に付いていました。(最初はフケだとわかりませんでした)

犬も皮膚からフケが出る!?考えられる原因と対処法』にも記載してあります。

寄生虫が原因の皮膚病

寄生虫が原因の皮膚病

ダニやノミには、体内に寄生虫がいる場合があります。このような場合は、寄生虫が人にうつるため、早急な受診が必要です。人に寄生してしまうと、体内で悪さをしますから皮膚炎どころの話ではありません。失明したり手術が必要になったりというケースもあるようです。

寄生虫は、犬に定期的な駆除薬を与えることが有効です。(著者は受診をしています)ペットショップなどで、市販の薬も売られていますが、飼い犬の年齢や体重、犬種などによって効かない場合もあるそうです。(かかりつけの獣医から話しを聞きました)

ですから、獣医の診察を受けて処方してもらうことをおすすめします。

アレルギーが原因の皮膚病

アレルギーが原因の皮膚病

近年は、犬のアレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎なども増えています。アレルギーの原因となるアレルゲンは人間と同じで、食物やハウスダストなどが中心となります。

アトピー性皮膚炎

「アトピー性皮膚炎」の場合は、呼吸時にアレルギー物質を吸い込むことで過敏に反応してしまうことで起こります。しかも、はっきりとした原因がわかっていません。遺伝的な要因が関係していると言われています。

症状はかゆみが強いです。特に夜間に強く感じるようです。しかも、犬のアトピー性皮膚炎は増えてきています。この事実は無視できません。

アレルギー性皮膚炎

「アレルギー性皮膚炎」の場合は、犬によって変わってきます。アレルゲンとなる物質を体内に入れたり接触したりすることで炎症が起こってしまうものです。突然症状が起こってしまうため、気をつけておかなければなりません。

定期受診や予防接種などをする時に獣医に検査をしてもらうことで、アレルゲンを発見することができる場合もあります。

著者は多頭飼いをしていますので、飼い始めるときの最初の受診の時に獣医にお願いして調べてもらっています。アレルゲンが見つかることもありますが、一般的でないものがアレルゲンである場合は見つけられないこともあります。

そんな時は日々の生活の中で異変が起きたときに側にあったものや、食べたものなどを調べるようにしています。今のところはアレルギー反応を起こしたことはありません。飼って最初の受診の時に、獣医に相談をしてみるといいかと思います。

フードやおやつ

特に、フードやおやつなどに含まれる添加物や化学物質などによって引き起こされるアレルギーが目立ちます。化学物質などが原因となって引き起こされているアレルギーの場合、なかなかその原因を突き止めることが難しいケースもあります。そのため、どう対処していいのか分からずに途方に暮れてしまう飼い主さんも多いようです。

アレルギー対策でもっとも有効なのが、無添加や原料こだわったフードやおやつを与えるようにすることで改善したという報告が多くあります。

穀物アレルギーなどアレルゲンが特定されている場合は、アレルゲンとなる物質を含んでいないもの(グレインフリーなど)に切り替えることで容易に対処できます。特に人気が高くて有名なのはカナガンドッグフードですね。少々値が張りますが、無添加であったり原料にこだわって作られているので、安心感が違います。

イギリス最高級のグレインフリードッグフード『カナガン』

愛犬が処方された皮膚病の薬を舐めてしまう場合の対処法

愛犬が処方された皮膚病の薬を舐めてしまう場合の対策

愛犬が皮膚病と診断されてしまうと、皮膚に塗る薬(軟膏)を処方されることもあります。しかし、舐めてしまうことがあるため注意しなければなりません。

軟膏を塗ったところに、ガーゼを貼ったり包帯を巻いたりすることで、舐めてしまうのを少しは防ぐことができます。でも、かゆみを感じている犬にとっては、邪魔と言わんばかりに取ってしまうことも少なくありません。(経験ありです…)

軟膏を処方された時は、できるだけ早く治してあげるためにエリザベスカラーなどを利用しましょう。(動物病院で貸してくれることもあります)

今は、エリザベスカラーだけでなく、マジックテープで装着できる術後服も販売されています。これらを活用し、愛犬には舐めさせないようにさせましょう。軟膏は薬ですので、体調を壊してしまうことも考えられるからです。

参考:どんな時に必要!?犬にエリザベスカラーをする意味とその種類

犬の皮膚病まとめ

犬の皮膚病となる要因は、主にダニなどの寄生虫や真菌などの菌によるもの、それにアレルギーなどに分けることができます。これらに共通することは、とにかく早めの受診が重要だという点です。

重症化してしまうと、治癒に時間がかかってしまいますし、症状の悪化は犬にとっても辛いものです。最初は痒いだけであっても、その痒みが激しさを増して痛みに変わってしまうこともあります。できることなら、そうなる前に気付いてあげることが大切です。

皮膚病になってからではなく、そうなる前から予防策を講じていくことが必要ですね。ダニなどであればフロントラインなどで予防しておくとか、乾燥が原因の痒みであれば希釈したベビーオイルやペット用の化粧水などで予防することもできます。

また、ストレスなどが要因で痒みを発症することもありますし、同じ個所を何度も舐め続けることで発症する「舐性皮膚炎」などもよく知られています。

舐め癖のある犬であれば衛生面に気を使ってあげることも大事ですし、そもそもなぜ舐め癖がついてしまったのかの原因(ストレスなど)を突き止めておく必要もあります。

アレルゲンがハウスダストであれば、こまめに掃除をしたり、ハウスダストの発生しやすい布団などを布団クリーナーで掃除したりすることで、被害を最小限に抑えることができます。

人間と同じように、犬にも適正なケアをしてあげることが大切です。まずは皮膚のケア、そして食事にも気を付けることをおすすめします。

参考:愛犬の皮膚のために『ミネラルスパシャンプー』

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