子犬に最適な食事とは?離乳食開始のタイミングとパピー用ドッグフードへの切り替え

子犬に最適な食事とは?離乳食開始のタイミングとパピー用ドッグフードへの切り替え

これから成犬を迎えるにあたって、豊富で良質な栄養素を必要とするのが子犬の特徴です。成犬の場合、1日にフードを与えるのは2回が基準となりますが、子犬の場合は3回もしくは4回の給餌が基本となります。

成犬へ向けて健やかに成長してもらうためにも、与えるドッグフードにもこだわっておきたいところですね。

ここでは、子犬に最適な食事について、離乳食開始からパピー用ドッグフードへの切り替えについてお話していきます。これから子犬を迎えるという方、子犬に最適なドッグフードを探している方はぜひ参考にしてみてください。



子犬の食事の切り替え

子犬の食事の切り替え

通常、犬の飼育にあたって離乳食ということはあまり考える機会が少ないかもしれません。なぜなら、多くの場合、ブリーダーやペットショップから子犬を購入するため、飼い主の手に渡る頃には離乳食の時期も過ぎているからです。

しかし、例えば可愛い愛犬の子供が産まれたりした場合などは、授乳期から離乳食、そして離乳食から通常のドッグフードへの切り替えといったタイミングを、飼い主自身が判断していかなければなりません。

子犬の食事は、いわゆるパピーフードと呼ばれるものです。と言っても、生まれてすぐにパピーフードを食べ始めるわけではありません。

犬の食事といえばドッグフード――しかし、当たり前ではありますが、人間と同じように産まれたときから通常の食事をしているわけではありません。産まれたときは母犬の母乳で育ちますし、そこから通常のドッグフードへと切り替えて行く過程で必要となるのが離乳食です。

ここでは、離乳食を始めるタイミングや与え方の注意点などについてお話していきます。

生まれたてはもちろん母乳

生まれたての子犬は、当然ながら人間と同じように母犬の母乳が食事となります。およそ4週間は母乳のみとなりますが、原則的にこの期間は母犬や兄弟たちと過ごす大切時期とも重なるため、購入することはできません。

従って、子犬を迎えるにあたってその点の心配は必要ありません。

離乳食

生後1ヵ月あたりを目安に、徐々に母乳から離乳食へと移行します。この時期も、原則的に母犬や兄弟たちと過ごす大切な時期となりますので、飼い主に渡ることはありません。

離乳食は、パピーフードを母乳やミルクなどでふやかして与えますが、単なるふやかしではなく、潰してペースト状にするのが基本です。

生後2ヶ月目までを目安に通常のふやかしへと移行

離乳食を2週間ほど続けると、徐々に子犬もフードに慣れてきます。その頃から、通常のふやかしを与えるようになります。

優良なブリーダーであれば、まずこの時期が終わるまで子犬を販売することはしません。

生後4か月ほどまでを目安に硬いパピーフードへと移行

生後2か月を過ぎたあたりから、ふやかす時間を少しずつ短縮しながら、徐々に固いフードへ慣れさせていきます。この時期になると、新しい飼い主さんに迎えられる時期となります。

この時期の子犬を迎えたら、いきなり硬いフードを与えるのではなく、ふやかしの状態から少しずつ硬いフードへと移行しなければなりません。ブリーダーやペットショップのスタッフからもそうした指示があるはずですので、しっかり厳守しましょう。

生後4か月を過ぎたら硬いフードへと完全移行

概ね生後4か月目あたりからは、硬いドッグフードを食べられるようにしましょう。この時期からは、1日に与えるドッグフードも、1日2回にします。

成長のスピードが速い子犬!栄養はしっかりと

生後6か月ほどまでは、子犬の成長速度も非常に速いので、それだけの栄養素をしっかりと摂取する必要があります。

子犬の成長は早い!あっという間に離乳食の時期が始まります!

子犬の成長は早い!あっという間に離乳食の時期が始まります!

人間の子供であれば、母乳から離乳食へと切り替えるタイミングは概ね半年前後が目安となりますよね?しかし、犬の成長は人間よりもスピードが速いため、子犬に離乳食を与えるタイミングも人間とは大きく異なります。

『いつから離乳食に変えればいいのか?』ですが、子犬の場合は、およそ生後3週間ほどが離乳食へと切り替える時期となります。離乳食へ切り替えるかどうかの判断材料となるのが、子犬の乳歯です。乳歯の生えてきた子犬は母犬の乳首を噛むようになるため、そもそも母犬自身が授乳を嫌がってしまいます。

子犬の食事は母乳なのですから、子犬としては母乳を飲みたいと考えるのが当たり前ですが、母犬が嫌がるようになってしまうと食事もままならなくなって栄養不足になってしまいます。その頃が、離乳食へと切り替えるタイミングなのです。

子犬の離乳食はどんなものがおすすめ?

子犬に必要となる栄養素は、豊富なたんぱく質。もちろん、ビタミンなどの栄養素もたっぷり摂らせてあげたいところです。

現在では、子犬用の離乳食も市販されていますし、もちろん、ペットショップや通販でも気軽に購入できます。離乳食として商品化されている商品は、子犬の成長に必要な栄養もしっかりと考えて作られていますので、安心です。

また、子犬用に販売されているドッグフードをふやかしたものも離乳食としておすすめです。基本的にはぬるま湯でふやかしたものでも構いませんが、母乳からの切り替えという視点で考えればミルクでふやかした方が食い付きもいいかもしれませんね。

離乳食を与える際の注意点は?

販売されている犬用離乳食を与えるのであれば気にすることはありませんが、くれぐれも人間用の離乳食は与えないように注意しましょう。人間用のものには犬に与えてはいけないものも含まれていたりしますので、必ず犬用の離乳食を与えるようにしてください。

くれぐれも、「離乳食なんだから人間も犬も同じ!」という安易な考えは禁物です。さらに、ドッグフードを離乳食として与える場合にはいくつか注意しておきたいポイントがあります。

まず、ドッグフードをふやかす際には熱湯でふやかさないようにしましょう。熱によって貴重なビタミンなどが壊されてしまいます。あくまでも、「ぬるま湯で浸す」ということは意識しておきましょう。もちろん、与える際にはしっかりと冷ましてから与えましょう。

ドッグフードはただふやかすだけでなく、潰してペースト状にしてあげるのが理想です。ふやかしてしまえばスプーンなどで簡単に潰すことができます。ミルクでふやかす際にも、必ず犬用のミルクを与えましょう。

「牛乳の方が手っ取り早いから」という気持ちも分からないではありませんが、牛乳は下痢を招く危険もありますので、牛乳を使用しようと考えるのであれば、ぬるま湯でふやかすようにしてください。

離乳食から通常のドッグフードへと切り替えるタイミングは?

離乳食から通常のドッグフードへと切り替えるタイミングは?

離乳食へと切り替えたからといって、子犬がすぐに喜んで食べてくれるわけではありませんし、器用に食べてくれるわけでもありません。どちらかといえば慣れない食事に戸惑うのが普通です。これまで母乳を飲んでいたのですから、それも当然といえば当然ですよね。

1日に4回ほど与えるのが一般的ですが、最初からそうするのではなく、段階的に回数を増やしていくようにしましょう。食べないからと無理矢理食べさせる必要はありません。

最初は母犬の母乳を飲みつつ離乳食を1日1回からスタートするようにし、3日ほどを目安に1日2回――という感じで、10日目ほどを目安に1日4回くらいまで増やしましょう。そうなれば、完全に離乳した状態になります。1日4回ほどが目安といっても、それはあくまでも目安に過ぎません。

子犬が食べなければそれ以上与える必要はありませんし、逆に「もっとちょうだい!」とせがんできても目安量以上を与える必要もありません。要求するままに与えてしまうとそれこそ肥満の原因になってしまうので、注意しましょう。

離乳食も段階的に固いものを与えていくようにしなければなりませんが、便の状態もしっかりと確認しつつ、徐々に固くしていくタイミングを見極めていきましょう。難しければ獣医など専門家の指示を仰ぐのもおすすめです。

離乳食はおよそ生後2ヶ月~3ヶ月まで続けますが、通常のドッグフードへと切り替えるタイミングとしては、乳歯が完全に生えそろった頃が目安となります。

硬いドッグフードを食べられるようになっても生後1年まではパピー用フードを!

硬いドッグフードを食べられるようになっても生後1年まではパピー用フードを!

硬いドッグフードへと移行しても、それで成犬の仲間入りを果たしたというわけではありません。成犬の目安は大体1歳ほどとなりますので、その頃まではパピー用のドッグフードを与えるようにしましょう。

内臓もまだまだ小さな子犬ですので、一度に食べられる量もそれほど多くはありません。そのため、一度の食事で効率よく栄養を摂取するためにも、高栄養のドッグフードを与える必要があるのです。

それ専用に開発されているのがパピー用ドッグフードとなるわけですね。逆に、成犬になってもパピー用ドッグフードを与え続けていれば、当然ながら栄養過多で肥満になってしまいます。



パピー用ドッグフードはどんなものを選べばいいの?

パピー用ドッグフードはどんなものを選べばいいの?

一般的なドッグフードと同様に、パピー用のドッグフードも非常に種類が豊富です。一つの目安としては、良質な動物性タンパク質が豊富に含まれているものが理想的ですし、併せて動物性脂肪の摂取もしっかりとしておきたいところです。

また、効果的に栄養を吸収するためにも、消化吸収の良いドッグフード与える必要があります。なぜなら、内臓の小さな子犬は、消化吸収の力も成犬に劣ってしまうからですね。

  • 消化吸収にこだわっている
  • 良質な動物性たんぱく質や脂肪が豊富に含まれている

これらを基準に最適なパピー用ドッグフードを選ぶようにするのがおすすめです。

子犬の頃からドッグフードにはこだわっておこう!

子犬の頃からドッグフードにはこだわっておこう!

たんぱく質は人間だけでなく犬にとっても大切な栄養素ですが、犬に関して言えば理想的なたんぱく質は動物性たんぱく質です。植物性タンパク質は上手に消化吸収することができないため、できるだけ動物性たんぱく質が豊富なドッグフードを選ぶのがおすすめです。

残念ながら、プレミアムドッグフードと呼ばれるものであっても、コストを抑えるために植物性たんぱく質を原料としているものもあります。例えば、トウモロコシや大豆、エンドウ豆などは、動物性たんぱく質を補うため(コストを抑えるため)に原料として使われているに過ぎません。

それら植物性たんぱく質と動物性たんぱく質とを混ぜ合わせ、「高栄養」と謳っているわけですから、信憑性も乏しくなってしまいますよね?できれば植物性たんぱく質の含まれていない、動物性タンパク質のみが含まれているドッグフードを選ぶようにしましょう。

脂肪にもこだわって!

脂肪と聞くと、肥満といったようなネガティブな印象を抱きがちですが、実は犬にとっても大切な栄養素です。エネルギー源となるだけでなく、被毛の美しさや健康的な皮膚を保つ上でも大切な栄養素です。この脂肪も、ドッグフードによって表記が異なっています。つまり、どのような脂肪が含まれているのかを、しっかりとチェックしなければならないのです。

鶏油やニシン油といったように、何由来の脂肪なのかをしっかりと記載しているドッグフードは安心度が高いです。

しかし、動物性油脂とか、植物性油脂とか、一体何由来の脂肪なのか分からない場合は要注意です。これらが原料に含まれているとドッグフードは自体の酸化速度も速く、必然的に酸化防止剤や防腐剤といったものが使われるケースがほとんどです。

犬にとっては百害あって一利なしですから、原材料にもしっかりと気を配りましょう。

まとめ

人間の赤ちゃんに与える離乳食とは異なり、子犬に与える離乳食はとても期間が短いです。子犬用のドッグフードを使って離乳食を作るのは手間がかかりますが、短期間のことなのでしっかりとこなしてあげたいものですね。

また、2ヶ月~3ヶ月程度という短期間のものでもあるので、手間をかけずに市販の犬用離乳食を使ってしまった方が手間もかからず便利です。どちらがいいのかは飼い主の判断に委ねられますが、最初からドッグフードを使って離乳食として与えておいた方が、通常のドッグフードへと切り替えていく際にもスムーズです。

離乳食としていつも食べていたフードですから、子犬も抵抗なく食べてくれるようになります。

子犬期の食事は、これから先の体を作っていくための基本となるべきものです。しっかりと栄養を与えて丈夫な体に育ってもらうためにも、飼い主自身がしっかりと意識しておく必要があります。

もちろん、犬は食べるドッグフードを選ぶことはできませんので、その責任は飼い主が追わなければなりません。ドッグフードのクオリティにもしっかりとしたこだわりを持ち、安心・安全で理想的なパピー用ドッグフードを選んであげてくださいね。

産まれたばかりの子犬の世話をする機会というのもそう滅多にあるものではありませんので、ぜひ愛情を込めて育ててあげましょう。

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