犬の膵炎の原因と症状は?治療についても把握しておこう!

犬の膵炎の原因と症状は?治療についても把握しておこう!

膵炎という病気をご存知でしょうか?これは膵臓が炎症を起こす病気で、膵臓炎とも呼ばれます。文字通り、膵臓が炎症を起こす病気のことですね。

最近では、お笑い芸人が立て続けに膵臓炎になったことでも注目されました。この膵炎、人間だけの病気ではなく、犬にも起こり得る病気です。ここでは膵炎の原因と症状、治療方法などについてご紹介していきます。

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膵炎ってなに?原因は?

膵炎ってなに?原因は?

先にも述べましたが、膵炎は膵臓の炎症です。ではなぜ膵臓が炎症を起こしてしまうのかというと、膵臓から分泌される膵酵素と呼ばれる消化酵素の暴走によるものです。

過剰に膵酵素が分泌される、もしくは何らかの原因で膵酵素が逆流してしまうことで周辺の組織を消化してしまい、ダメージを与える病気です。

ちなみに、そのダメージが膵臓内だけで収まらないのがこの病気の怖い所で、他の臓器にも飛び火してしまうことで重症化する傾向にあり、意外にも死亡率の高い病気とされています。

ちなみに人間の場合は、国から難病指定もされているほどです。

主な原因としては、脂肪分の多い食事や肥満傾向の犬に見られるほか、何らかの事故による損傷で膵酵素が逆流してしまうケース、腫瘍等の異物による逆流、ウィルス等の感染症などもあります。

膵炎の症状は?

膵炎の症状は?

膵炎には急性膵炎と慢性膵炎があり、症状自体は慢性膵炎の方が軽度であるケースがほとんどです。主な症状としては次のようなものが挙げられます。

  • 発熱
  • 腹痛
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 脱水症状
  • 呼吸が浅い
  • 呼吸が早い
  • 食欲減退

慢性膵炎の場合は、これらの症状を断続的に引き起こします。

膵炎の治療と予防

膵炎の治療と予防

膵炎の治療は、まず炎症の原因となっている膵酵素を阻害するための薬を投与します。その上で、嘔吐が見られれば制吐剤を投与するなど、膵炎に伴う症状に対する対症療法がとられます。

原則的に、膵炎そのものを治癒させてくれるという薬も存在しませんので、重症化すると絶食という方法がとられることもあります。また、内的治療を中心に行うことになりますが、必要に応じて手術を行うこともあります。

予防には肥満対策や食事対策が必須

膵炎を予防するためには、運動管理食事管理が大切です。なぜならば、肥満傾向の犬も膵炎にかかるリスクが高いからです。フードにしても、脂肪分の少ないタイプを選ぶのがおすすめです。

もちろん、フードと併せて普段与えるおやつにも十分に気を配りましょう。

基本的には、与え過ぎないという意識が大事ですが、そもそもが高脂肪なフードやおやつでは意味がありませんので、栄養バランスの考えられたタイプを積極的に選ぶことが大切です。

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また、運動に関してもしっかりとした管理を行いましょう。肥満になってしまえばいくら健康に気を配っていても、その期待とは裏腹に膵炎以外にも様々な病気の発症リスクも上がってしまうことになります。

肥満に関しては何も良いことはありませんので、適度な運動を取り入れつつ、食事と一緒に十分な管理が必要となります。膵炎を予防するための管理というのは、結局のところ、他の病気に対する予防管理ということにも繋がるのです。

膵炎になると糖尿病リスクも上がります

当然ながら、膵臓の疾患ということもありますので、膵炎にかかると糖尿病の発症リスクまで上がってしまうことになります。そうなると、今度は糖尿病に伴う合併症という問題にまで気を遣う必要があるため、まさに本末転倒な状態にまで発展してしまいかねません。

犬にとっても辛すぎる状態になりますし、飼い主としても混乱しかねない状況です。そうならないためにも、日頃の食事と運動はとても重要なポイントとなるのです。

軽く見ないことも大事!

膵炎というのは内臓の炎症でもあり、どことなく胃炎などのように軽く見てしまいがちですが、実態は命にも関わる上に治療にも時間を要する大変大きな病気なのです。

現在では、膵炎診断キットというものも普及しているため、一昔前よりも診断結果が出やすくなっています。愛犬の症状が気になったら、早めの受診が必須です。

膵炎にかかりやすい犬種ってあるの?

膵炎にかかりやすい犬種ってあるの?

膵炎は、遺伝的にかかりやすい犬種も実は存在しています。

  • ヨークシャー・テリア
  • ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア
  • ミニチュア・プードル
  • ミニチュア・シュナウザー
  • コッカー(アメリカン、イングリッシュ)

以上の犬種は、特に膵炎を発症しやすいとも言われていますが、実際にはこれらの犬種以外でも発症しているのが現状です。また、そもそも甘やかし過ぎている場合でも膵炎の発症リスクが高くなります。

  • 肥満への対策がゼロ(コロコロしてて可愛いから…など)
  • 甘えるからついついおやつをあげてしまう
  • カロリーの高いものばかりあげる
  • 人間の食べるものを欲しがるからあげてしまう

すべて甘やかしではありますが、この中で最も極め付けなのが4番目でしょう。人が食べているお肉や天ぷらなどを犬に与えてしまう飼い主もいるようです。実際に、これで急性膵炎になってしまった犬もいます。

まさに愚の骨頂とも呼べる状態ですが、当の飼い主に自覚がまったくないというのも困った話ですよね。「可愛いから」「甘えてくるから」というのも非常によく分かります。いや、犬好きであればそう思ってしまっても当然のことです。

可愛いからこそ飼うわけですし、甘えられてこその飼い主とも言えるかもしれません。しかし、それで病気になってしまっては何の意味もありません。恐らく、可愛いと思っている根拠が「生き物として可愛い」と思っているのではなく、「ぬいぐるみのような感覚」でいると言われても仕方がないことなのです。

犬はぬいぐるみのような無機質ではありません。人間と同じ、血の通った動物です。肉や天ぷらなどの油料理や、味の濃い食べ物は人間にとっても毒です。

実際に、人間だってそうした料理が原因で様々な病気になっているわけですから、犬には害がないと思ってしまう時点で飼い主失格だということは自覚しましょう。人間の食べるものは絶対に与えないことが、すなわち飼い主の思いやりでもあるわけですし、愛犬を愛おしいと思うのであれば尚更のこと、甘やかし過ぎることは厳禁なのです。

人間には人間用の食事があり、犬には犬用の食事がある――そうした当たり前のことは知っておきましょう。

まとめ

冒頭で、芸人が立て続けに膵炎を発症したと述べましたが、そのうちの一人がお笑いコンビで知られるチュートリアルの福田さんです。

彼は無事に芸人に復帰しましたが、治療前と治療後の姿が全然違うことに驚かれた方も多いのではないでしょうか?その姿こそ、膵炎の怖さとその治療の凄さを現わしているといってもいいでしょう。

愛犬にそんな辛い思いをさせることのないように、飼い主として責任をもった飼育をしたいものですね。

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