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雑種犬とMIX犬の違いは何?雑種飼育のメリットとデメリット

      2018/01/19

雑種犬とMIX犬の違いは何?雑種飼育のメリットとデメリット

最近、MIX(ミックス)犬の人気が高まりを見せています。MIX犬と聞くと、どうしても「雑種」を連想してしまうという人も多いはずです。

雑種といえば、ひと昔前までは日本のあちらこちらの家庭でも飼育されていたほど、ある意味でメジャーな犬でしたが、最近では雑種よりも純血種の犬を飼育するケースが増えてきています。


かといって雑種が姿を消したわけではありません。保護施設などで見かける犬や譲渡会などで見かける犬などは雑種がとても多いところからもそれは一目瞭然です。

姿を消したというよりも、野良犬などの減少によって”見かけなくなった”というのが正しいのかもしれません。雑種というのは異なる犬同士の交配によって誕生した犬のことですが、では、MIX犬とはどのように違うのでしょうか?

それとも、「異なる犬同士の交配」という意味で両者は同じなのでしょうか?

雑種とMIX犬は何が違うの?

雑種とMIX犬は何が違うの?

ひと昔前まで日本の犬の代名詞とも言えるほどよく見かけた雑種。先のとおり、異なる犬同士で交配をした結果生まれた犬のことをそう呼びます。

例えば、日本であれば「柴犬の雑種」とか、「甲斐犬の雑種」といった風に呼ぶこともありますし、もちろん洋犬の雑種も見かけたりします。

昔は野良犬も多く、飼育されている犬も外飼いが主流でしたから、知らぬ間に犬同士で自然交配してしまうケースが多々ありました。これがいわゆる雑種の定義とも呼べるものです。

一方のMIX犬は少々事情が異なります。MIX犬は、まず純血種同士の交配が前提にあります。チワックスであれば、純血のチワワと純血のミニチュア・ダックスが親でなければならないのです。

そして、MIX犬と呼ばれるのはそこから誕生した子供のみに与えられる呼び方で、交配に関してはそれを生み出すために意図的に行われているケースがあてはまります。

つまり、雑種は自然交配で、MIX犬は人為的な交配によって誕生した犬のことです。MIX犬の場合はその一代限りのみですので、そこから誕生する二代目以降はすべて雑種という扱いになってしまうわけです。

もちろん、例えば柴犬と甲斐犬が自然交配して誕生した子犬は、ある意味でMIX犬ということになるかもしれませんが、それ以降は混血の混血……という形でもはやMIX犬としての体をなさなくなるわけです。

雑種は野生の本能によって自然に作り出された個体、MIX犬は設け主義によって人為的に作り出された個体ということになります。


犬の改良でも他の犬種と掛け合わせることがある!それなら今いる純血種も雑種じゃないの?

犬の改良でも他の犬種と掛け合わせることがある!それなら今いる純血種も雑種じゃないの?

ここで最大の疑問がひとつ残ります。それが犬の改良に伴う掛け合わせのことです。ご存知のように、犬の歴史は改良の歴史とも言われるくらい、人間の都合に合わせて改良が重ねられてきました。

犬種によっては元となる犬が分からないこともあるくらいですから、そうなるとその辺をウロウロしている雑種と同じようにも思えてしまいます。

しかし、この場合も一概に雑種と言い切ることができないのです。それがクロスブリード(二重純血犬種)と呼ばれるものです。クロスブリードは、A犬という純血種と、B犬という純血種を掛け合わせてMIX犬を誕生させます。ここまでは、現在のMIX犬と同じです。

そして、誕生した個体から、AとBの特徴や姿を受け継いだ個体だけを何世代にもわたって繁殖し、最終的にひとつの犬種として固定されるまでに至った犬種なのです。「固定される」というのは、その個体同士を掛け合わせてもまったく同じ特徴を持った個体が誕生するという意味です。

チワワの子供はチワワですし、トイ・プードルの子供もトイ・プードルしか誕生しませんよね?雑種であれば色や姿が微妙に違う子供が誕生してしまうこともありますが、クロスブリードによってそうしたことがない状態にまでしたものが、結果的に純血種として認められるのです。

MIXという名前は確かにオシャレにも感じますが、「MIX=ごちゃ混ぜ=雑種」といった印象も抱きがちです。MIXではなく、ハーフという呼び方の方が合っているのかもしれませんね。

人間にはハーフに続いて「クオーター」というものもありますが、犬に関してはそうした分類はありませんし、そもそもMIX犬は純血種ではなくなってしまっていますからジャパンケネルクラブなどの団体からは公認されてはいません。

チワックスなどの呼び名も、犬種を表す呼び名ではなく、オシャレだというだけで名付けられているにすぎません。

雑種を飼育するメリットとデメリット

雑種を飼育するメリットとデメリット

以上、雑種とMIX犬の違いについて述べてきましたが、ここからは雑種を飼育する際のメリットやデメリットについて解説していきます。

最初に断っておきますが、犬の飼育は純血種でなければならないということはありません。雑種という個体が存在している以上、雑種を飼育したって全然OKです。

それが保護施設などから引き取った犬であればなおさらのこと、しっかりと責任をもって可愛がってあげることが必要です。

雑種も言い換えれば人間の無責任さから生まれたものですし、ある意味で人間社会の被害者とも言っていいでしょう。どんな犬であれ、犬は犬ですから、飼育する以上は目一杯の愛情を注いであげてくださいね。

メリット

雑種は犬種の枠を超えた存在でもありますので、性格なども様々で個性的です。親子だと思えないほど全然似ていない個体が誕生することもありますし、誕生した兄弟もすべて異なっていることもあるくらいです。

「犬はおとなしい性格だ!」といったような犬種の枠に捉われない自由な気質が魅力です。

また、よく「雑種は体が強い」と言われたりしますよね?これにもしっかりとした根拠があります。純血種というのは、改良の過程で遺伝的なリスクを抱えているケースがあります。色素の薄い純血種同士を掛け合わせると体の弱い個体が生まれてしまうといったことがその代表例です。

しかし、雑種にはそうしたリスクがありませんので、掛け合わせる際にそうしたことを心配する必要すらありません。さらに、そもそも日本犬は体が丈夫なため、柴犬雑種などの場合はそうした強さを引き継いでいる場合が多いのです。

デメリット

雑種の最大のデメリットは、やはり子犬が成長した後の姿ということになります。親犬もそれなりに愛らしく、子犬時代もコロコロとしてとても可愛くても、成犬になったら親犬とは似ても似つかない犬になってしまうこともあります。

混血種ですから、どんな犬の特徴が出てくるか分からないからです。母犬は中型犬だったのに、子供は大型犬クラスまで大きくなってしまうことだってあるのです。結果的に飼育が不可能になり、手放してしまうケースも少なくないようです。

飼育前から、「小型犬が飼いたい」といった希望があるならば、最初から純血種もしくは小型犬MIXを飼育した方が確実です。


まとめ

雑種というと聞こえはあまり良くないかもしれませんが、そこはやはり犬ですから、飼育環境やしつけによって飼い主側でしっかりとコントロールすることは可能です。

雑種であっても室内飼育をして可愛がっている飼い主さんもいらっしゃいますので、犬種にこだわらないのであれば雑種の飼育も十分にアリでしょう。

ただし、最初から雑種の飼育を考えるのであれば、保護施設などから引き取って飼育することも選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか?

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