飼いやすいのはどの犬種?一人暮らしや室内飼いにもおすすめの犬8選

飼いやすいのはどの犬種?一人暮らしや室内飼いにもおすすめの犬8選

犬を飼うと決めたはいいものの、「どの犬にしようかな…」と犬選びに悩むものです。

犬を飼う際に重視するポイントは人それぞれですよね。特に初めて犬を飼育しようという場合は、なるべく体臭の少ない犬種がいいとか、病気しにくいなどといったことを基準に犬選びをするでしょうし、一人暮らしの飼育スペースを考えて小型犬を飼いたいという基準もあるかもしれません。

特に近年ではアレルギーなどの問題も深刻化したりもしていますから、抜け毛が多いか少ないかを基準にするケースも増えています。

ここではそうした飼いやすさでトータルな条件を満たし得るおすすめの犬種についてご紹介していきます。一人暮らしや室内でも飼いやすい犬をチェックしてみて下さい。


一人暮らしでも犬を飼いたい人急増中!

一人暮らしでも犬を飼いたい人急増中!

一軒家を手に入れたら犬を飼う…。それも、大きな番犬を…というのが犬を飼いたい人の理想図のようでしたが、それも少し前までの話となりました。

今は住宅事情も変わってきて、マンションやアパートといったライフスタイルも多くなってきています。そのため小型犬がブームとなり、ご近所にも迷惑をかけない、室内でも飼いやすい犬種…といった条件が出てきました。

一人暮らしをしていて寂しさもあったりで「犬を飼いたい」という気持ちが芽生えたり、昔から犬を飼うことに憧れを抱いている方も少なくないようです。

例えば、子供のころに親に反対されて諦めていた人も、成人になり自分の家を手に入れたことを機に犬を飼うことを検討する人も多いと聞きます。実家で犬を飼っていたという人も、まだペットを飼ったことがないという人も、これから犬を飼うことで新たな魅力にとりつかれてしまうことと思います。

持ち家じゃない方はペット可の賃貸物件を探さなければいけませんが、飼育環境さえしっかり整えることが出来れば、一人暮らしであっても飼うことは決して不可能なことではありません。ペットと暮らせる物件も増えている傾向にあります。

中にはペット飼育を前提としているシェアハウスや専用マンションなどもありますので、一人暮らしの人はそういった物件を検討してみるのも良いかもしれませんね。

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一人暮らしや室内でも飼いやすい犬種とは?

犬と一口に言ってもさまざまな犬種があり、個体の大きさに加えて性格もさまざまです。最近は、品種改良によって室内で飼いやすい犬も増えてきました。

ひとりでもお留守番することができる犬種

一人でもお留守番することができる

飼い主がお勤めに出ている場合、12時間以上もお留守番をしているという室内犬は珍しくありません。とはいえ、お留守番もまた犬種によっては得意不得意があり、お留守番中の過ごし方もその犬に合ったスタイルを知ることも重要です。

犬種で比較的お留守番が得意とされているのは、独立心が強いチワワ柴犬と言われています。他の犬種でも、性格というよりはしつけによるお留守番への慣れがキーポイントです。

犬は元々、猟でリーダー犬が狩に出かけたら何日でも巣穴で待つことができるという特性があります。ただ、お留守番が多い犬は短命とのデータもあるようです。室内犬は人との生活の時間が多い分、さみしがり屋な子が多いとも言われています。

忙しい毎日を過ごしている方も多いとは思いますが、休日の日など時間が取れた時にはなるべく犬と遊んであげるようにしてください。せっかく迎えた家族だということを忘れないで欲しいものです。

また、小型犬の場合には室内温度に体調が左右される場合もあります。お留守番が長時間の場合、昼間と夕方では気温が違う場合もありますので、室内温度や水を飲めるようにしておく工夫も必要です。

特に生後3ヶ月くらいの子犬はしつけもままならず好奇心旺盛な時期ですので、お留守番の最中に予想外のことが起きてしまうかもしれません。ケージに入れることがベストですが、その周囲に置いてある物にもさらに配慮が必要です。

最近ではスマホで室内の様子を監視できる自動給餌器もありますので、一人暮らしの飼育はこういったものを設置しておくと安心です。

比較的散歩が少なくても大丈夫な犬種

散歩の回数が少なくても大丈夫

一人暮らしでお仕事をされている場合、ペットに費やせる時間は一日あたりどれくらい確保することができますか?日常の家事に加え、ペットの世話も増えることになることは覚悟しておかなければいけません。

中でも、犬を飼うにあたって絶対的に確保しなければならないのが散歩です。特に元々猟犬であった犬種は運動量も多く、思いのほか長時間の散歩を必要とする場合があります。

散歩は外せない日課となることは前提となりますが、あまり散歩に時間を割くことができない人には、以下の犬種がおすすめです。

  • チワワ
  • ポメラニアン
  • シーズー
  • フレンチブルドッグ

この子たちは、散歩の時間も15分程度で大丈夫なので、忙しいけれど犬を飼いたいという人にはおすすめです。

無駄吠えが少ない犬種

ムダ吠えが少ない犬種は…

アパートやマンションで暮らしている人の心配事は、ペットが近所迷惑になってしまうんじゃないかということだと思います。ペットOKの賃貸物件でも、全てが防音の整ったところというわけではありませんので、犬が吠えることで周囲に迷惑をかけてしまう可能性が高くなります。

まして、ペットOKだからといって住人の全員が動物好きだとは限りません。犬は犬種によって性格に差があり、よく吠える犬はマンションのような集合住宅には向かないと言えます。

比較的無駄吠えが少ない犬種はこちら。

  • チワワ
  • シーズー
  • コーギー

ただ、チワワは個体の性格やしつけ方によって、逆に無駄吠えが多くなる場合もあります。

他の犬種であっても、基本的にはしつけ次第で無駄吠えを無くすことは可能ですので、手間をかけることができそうであれば検討してみても良いでしょう。

毛のお手入れがしやすい犬種

毛のお手入れがしやすい

犬を室内で飼うということで、抜け毛が気になるという人も多いでしょう。掃除は家事の内に入っているかもしれませんが、犬の抜け毛はさらに別の掃除が増えるかも知れません。

毎日掃除をすることが難しいという人は、抜け毛の少ない犬種を選ぶといいでしょう。室内犬で抜け毛が少ない犬種は以下です。

  • プードル
  • ヨークシャテリア
  • パピヨン
  • マルチーズ

パピヨンやマルチーズなどは毛量が多く、感触もふわふわしているので意外かもしれません。けれども、これらの犬種は換毛期という犬の毛が生え変わる時期が少ないという特徴があります。

他の犬種であれば、主に春と秋に次のシーズンに向けて毛の生え変わりがあります。そのときにはちょっとブラシをかけただけで、ごっそりと毛が抜けてしまうもの。

普段通りに室内で遊ばせておくだけでも、抜け毛が気になるシーズンなのです。どうしても飼いたい犬種がある場合には、換毛期に洋服を着せることで大量の抜け毛をある程度回避することができます。

一人暮らしや室内飼いにもおすすめの犬8選

毛のお手入れが簡単!トイ・プードル

毛のお手入れが簡単!トイ・プードル

芸能人や有名人にも飼っている人が多く、くるくるとした独自の毛が可愛らしいトイ・プードル。飼いやすさの様々な条件をトータルで満たせる犬種の筆頭です。

一時期、マグカップに入るサイズの通称「マグカッププードル」「ティーカッププードル」が大人気で、話題を呼びました。小型犬ですので、飼育スペースが狭い家にもおすすめですし、何より抜け毛や体臭も少なく、アレルギーを持った人でも飼育しやすいのがポイントとなります。

しつけ自体もそれほど難しくないのも魅力でしょう。よほどのワガママ犬にならなければ無闇に吠えまくることもありません。

可愛らしい外見に加えて、とても賢く頭の良い犬種でもあります。「犬と一緒に何かをしたい!」という人には特におすすめ。小さいながら運動能力も高く、近年では警察犬のテストに合格を果たすトイ・プードルもあらわれているほどです。

プードルには他にも大型犬種のスタンダードと、トイとスタンダードの間のミニチュアがありますが、初心者にはトイサイズが扱いやすいでしょう。

一見、もこもことした毛ですが、硬めですので抜けにくい特徴があります。特徴ある毛を活かして、定期的にトリミングを行い、好みのスタイルに仕上げてもらうという楽しみもできるでしょう。

小さい犬の代表チワワ

小さい犬の代表チワワ

一人暮らしや室内飼いで特に人気を集めているのがチワワです。なんといっても、テレビやCMで取り上げられてその可愛さに一気に火が付いたのが要因でしょう。

活発な性格ですが、室内をよく歩き回るので改めて長い時間の散歩を行う必要はありません。好奇心が旺盛ではありますが、その反面知らない人には吠える癖が付きやすい犬種でもあります。小さい頃からしつけをしっかり行うことで、ほとんどが解消されるでしょう。

ただし、チワワは愛らしい反面、しつけを間違えると超ワガママ犬に成り下がってしまう恐れもあります。

短い足がキュート!ミニチュア・ダックスフント

短い足がキュート!ダックスフント

短い足に長い胴体。そのユニークな体型から、犬のことをあまり知らない人でもその犬種を知られているのがダックスフントです。飼いやすい犬種として日本でも人気の高いミニチュア・ダックスフントですが、小型犬という意味では日本の住宅事情にも十分フィットしています。

元々は猟犬なので活発ですが、とても賢く、しつけを行えばトイレもすぐに覚えてくれます。あまり手のかからない犬種ですので、まさに初心者にはピッタリな犬ではないでしょうか。

人懐こく、他の犬とも仲良くできますので、最初にダックスフントを飼って他の犬種をお迎えすることも可能です。実際に多頭飼いしている人も多く見かけます。

体型的に胴長短足のためヘルニアを患いやすく、腰への負担がやや心配ではありますが、そうした面さえ注意してあげれば大きく健康が崩れてしまうことは無いでしょう。

段差のあるところなど背骨に負担のかかること、地面に近いので暑い日の散歩には注意してあげましょう。特に段差は外だけでなく、室内でも人間が気が付かないだけで意外と多いものです。段差対策はしっかりとしてあげてください。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

小型犬で飼育もしやすい犬種です。日本の住宅事情にも十分にマッチしているので、飼育スペースの確保に頭を悩ませることもありません。

飼育数も増えており、しつけのハードルもそれほど高くありません。初めて犬を飼う人にもおすすめできる犬種としても知られていますし、しっかりと手入れをしてあげればとても美しい被毛で人の目を楽しませてくれます。

ただし、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、僧帽弁閉鎖不全症という心臓病を発症する確率が他の犬種よりも高めです。これは遺伝的なものなので、飼育の際には発症することもあるという覚悟も必要です。

飼育はしやすい犬種ですが、病気しにくい犬種がいいという人には不向きです。

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パピヨン

パピヨン

パピヨンは体臭が少ない犬種としても人気があります。もちろん小型犬ですから、飼育スペースもそれほど必要としません。

被毛が長いため、イメージとしては抜け毛が多そうな印象もありますが、思ったほど抜け毛も多くないのが特長です。

ただし、あまりかまってあげられない場合は、ヘタをするとワガママな犬になってしまう傾向にありますので、手をかけられない人にはおすすめできません。

とっても忠実な柴犬

とっても忠実な柴犬

飼いやすい犬種として挙げるなら、やはり日本犬も外せません。日本犬は飼い主にとても従順ですから、しっかりとパートナーシップさえ構築することができればとても飼いやすい犬種です。ただ、中型犬ですから、相応の飼育スペースは必要です。

スタンダードな日本犬として、海外にもファンの多い柴犬。映画でも語られていましたが、飼い主に忠実なその性格は飼ってみると一層愛おしくなること間違いなしです。

その反面、強い独立心を持っているので、飼い主以外の人間に対してはかなりの警戒心を抱き、吠えたり攻撃してしまうこともあります。しかし、このような性格も小さいうちから人や他の犬に慣れさせることで解決することができるでしょう。

また、日本犬ということで、日本の気候に合った性質を持っています。そのため病気にもかかりにくく、寒暖差のある地域にも対応することができる犬種です。

日本犬は短毛犬種ですが、しっかり手入れをしてあげるととても美しい被毛を保ってくれます。抜け毛に関しては、やはり決して少ないとは言えませんので、アレルギーの心配があるのであれば、飼育はおすすめできません。

お留守番もきちんとこなすことができ、留守にすることが多いお家にはぴったりの犬種ではないでしょうか。

穏やかな性格のシーズー

穏やかな性格のシーズー

くりくりとした目と、ふわふわの毛が特徴的なシーズー。元々は中国産の犬ですが、古くから室内で飼われていた犬ですので、あまり外へ出すことができない環境でも大丈夫です。

穏やかな性格で、小さいお子さんのいるご家庭でも安心して飼うことができます。

長い毛質ですが、抜け毛は少な目です。けれども、絡まりやすいのでブラッシングはこまめに行う必要があります。皮膚が弱い傾向にありますので、暑さに弱く、特に熱中症には注意してください。

長い毛にリボンをつけたり、洋服を着せるなどして可愛がるにも適した犬種ではないでしょうか。初めて犬を飼う人のほか、老後に落ち着いて犬を飼おうと思っている方にもおすすめの犬種です。

賢く従順なレトリバー(レトリーバー)

賢く従順なレトリバー(レトリーバー)

大型犬のため、飼育スペースという点では小型犬に劣ってしまいますが、賢く従順で飼育しやすいという意味ではダントツです。もちろん相応の抜け毛もありますので、アレルギー持ちの人にもおすすめはできません。

単純に、「飼育しやすいか否か」という視点だけで犬種を選びたいのであれば、ゴールデン・レトリバーやラブラドール・レトリバーなども候補に入れるべきでしょう。

フラット・コーテッド・レトリバーは、ゴールデンやラブラドールほど飼育数が高くないので、「ちょっと珍しい犬種を飼いたい」という人にもおすすめです。

犬に理想を求めるのは難しい!妥協点が見つからなければ飼育を諦める勇気も必要です

犬に100%を求めるのは難しい!妥協点が見つからなければ飼育を諦める勇気も必要です

以上、飼育のしやすいおすすめの犬種をご紹介しましたが、やはり全ての条件を完璧にクリアする犬種を探すのはかなりハードルが高いです。概ね健康的だとされる犬種であっても、遺伝など個体差によっては病気がちになってしまう犬もいます。

また、体臭が少ないといっても手入れをしなければ異臭の元ともなり得ますし、逆に手入れをすることで体臭を防止したり抜け毛を少なくすることもできます。

結果としては、愛犬にどれだけ手をかけてあげられるかが最大のポイントとなるでしょう。

また、あまりにも細かい条件を設定しまっているのであれば、飼育自体を諦めた方がいいかもしれませんね。犬に100%の理想を求めることはまず不可能ですので、どこかで妥協点を見つけなければならなくなります。

そうなると、飼育自体に魅力がなくなってしまうことにもなりかねませんので、愛犬を手放すなど最悪の方向へと向かう恐れもあります。

飼い主側で条件を設定するのではなく、まずは気に入った犬種を見つけてみて、その犬を迎え入れた際にどれだけストレスなく過ごさせてあげられるかということを重視した方がいいでしょう。

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飼いやすい犬種まとめ

飼いやすい犬種まとめ

お気に入りの犬種は見つかったでしょうか。ここで挙げた犬種は、飼いやすさという意味でおすすめできる犬種をご紹介しました。この他にも、アメリカン・コッカー・スパニエルなどもおすすめですし、ポメラニアンなどもしつけがしやすくおすすめの犬種です。

マンションなどの一人暮らしでも飼いやすいおすすめな室内犬は、やはり小型犬が多い傾向があります。しかし、その性格や性質は犬種によって大きく差があるものです。また、ここに挙げている犬種にしても、やはりそのバロメーターは飼い主次第でいかようにも変化してしまいます。

飼い主によっては生活リズムもさまざまです。ライフスタイルに合せて犬を選んでいくといいでしょう。

また、必ずしも子犬から育てることで思い通りになるわけではありません。犬を迎えるということは、子犬から育てることだけを考えがちですが、場合によってはしつけをされてきた成犬を迎えるということも視野に入れてみてはいかがでしょうか。しつけられた成犬を引き取ることで、初心者でも落ち着いたペットライフを送ることができる場合もあるのです。

加えて、購入先でどのような犬を扱っているのかも重要です。出所のハッキリしないペットショップでは軟弱な犬も少なくありませんし、健康面を重視したいなら血統管理が行き届いたブリーダーからの購入の方が確実です。そうした点も購入時にしっかりと熟考し、条件に合った犬を迎え入れる準備をしていきましょう。

犬との良きご縁がありますように!

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