あれ?愛犬の歩き方がおかしい…?それ、椎間板ヘルニアかも!?

あれ?愛犬の歩き方がおかしい…?それ、椎間板ヘルニアかも!?

いつも元気な愛犬の歩き方がおかしい…なんかフラフラしてない!?と感じることがあった場合についてのお話しです。

歩き方だけ見ると、「脚に何か異常があるんじゃないか」と思われることでしょう。しかし、歩き方にはさまざまな病気やケガのサインが隠れています。それを早い段階で見つけてあげられるのは、飼い主だけです。歩き方がちょっとでもおかしい・変だと感じたらどうすればよいかを知っておきましょう。

特に、椎間板ヘルニアというのは、我々人間にとってもとても馴染み深い病気です。椎間板ヘルニアを患ったことのある方でなくても、その病気の名前くらいは聞いたことがあるでしょう。

この椎間板ヘルニアは、人間だけの病気というわけではありません。犬や猫などのペットも椎間板ヘルニアを発症することが少なくなく、特に犬の場合はすべての犬種において、椎間板ヘルニアを発症する可能性があると言われています。

この記事では、愛犬の歩き方がおかしいと感じる時の症状やその理由、そして椎間板ヘルニアについて詳しく紹介したいと思います。

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愛犬の歩き方がおかしいと感じるときの症状

愛犬の歩き方がおかしいと感じるときの症状

愛犬が、どのような歩き方をしたら違和感を覚えますか?びっこを引くことや、フラフラすることが挙げられますね。それ以外の歩き方の症状を例に出してみたいと思います。

  • 足を地面につけない
  • 足を浮かせた状態にしている
  • 歩くと血がついている
  • 足を触る(触ろうとする)と嫌がる
  • 足先を気にして舐めたり、噛んだりしている
  • 後ろ足だけ飛び跳ねるようにしている

などがあります。これらのような症状を見せていたら、何らかの理由がありますので、足を診てあげましょう。

足を診てあげるときは、愛犬を横にして優しく接してあげてください。飼い主のことを信用はしているのですが、痛みや違和感で気が立っていることがあります。その際、吠えたり噛まれたりするかもしれませんので、注意しましょう。(経験あり)

犬の歩き方がおかしくなってしまう理由

犬の歩き方がおかしくなってしまう理由

歩き方がおかしくなってしまうのにはさまざまな理由があります。理由を個別に見ていきましょう。

異物の付着や外傷による怪我

愛犬が足を地面につけずに上げているような場合、痛いが伴っていることが多いです。そのような場合は、まず足の裏を見てあげましょう。異物があるか、ケガを負っている可能性があるためです。チェックしておきたいのは下記の通りです。

  • 爪が折れていないか(刺さっていることも)
  • 肉球などに異物が刺さっていないか
  • ダニなどの害虫がついていないか
  • 指や肉球が腫れていないか(赤くなって炎症を起こしていることも)

などです。うちの愛犬も散歩から帰って来たときにおかしな歩き方をしているので見てあげたところ、3cmくらいの木片が刺さっていました。足に触るとかなり痛がったことと、見た感じ深く刺さっていたので、すぐに動物病院へ連れて行きました。

かなり痛かったはずなのに我慢をしていたのか鳴くようなことがなかったです。少し出血もありましたので、化膿しないように消毒と処置、薬をもらって帰宅しました。

異物が刺さっているような場合などは、慎重に抜いて消毒をしてあげてもいいですが、愛犬が舐めたりしないようにエリザベスカラーをつけてあげてください。炎症を起こして悪化してしまうことが考えられます。

傷が大きい、異物が深く刺さっているなどの場合は、飼い主が手当しまうことで悪化させてしまう可能性がありますので、出血を伴っている場合や、深く刺さっているような場合は、急いで動物病院へ連れていきましょう。

また、他の症状もある場合は病気が隠れていることが考えられますので、やはり早めの受診をおすすめします。

骨に異常

骨に異常がある場合、歩き方がおかしいだけでなく、動き自体をしたがりません。運動や散歩を嫌がりますし、じっとしていることが増えます。それ以外に見られる症状は次の通りです。

  • 歩く時に腰が左右に触れる
  • 両方の後ろ足を使って跳ねるように歩く
  • 段差や階段を昇ることが難しい
  • 足を引きずる
  • 足を触ると嫌がる

などがあります。骨に異常が出てくる病気は、「股関節形成不全」や「膝蓋骨脱臼」、「変形性関節症」などがあります。幼い段階で発病する犬種もいますので、普段から歩き方を観察しておくことが早期発見に繋がります。

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関節痛・関節炎

関節痛・関節炎

犬の歩き方の異常につながる原因として、関節痛・関節炎も考えられます。症状自体は椎間板ヘルニアによく似ていますが、これらも様々な症状・原因がありますので、詳しくはこちらの記事をチェックしてください。

熱中症

特に夏場に多いのが、熱中症です。フラフラして今にも倒れそうな感じの歩き方をしますので、すぐにわかるでしょう。体を触ると暑いのですぐにわかると思います。この場合は、愛犬の体を冷やし、十分な水分を与えてください。意識がもうろうとしているような場合やそれに近い状態のときは、急いで受診してください。

病気(感染症・脳の異常・耳の病気など)

感染症や脳に異常が出ている場合もフラフラした歩き方をします。ですが、それだけでなく、急に吠える、食欲がないなどの他の症状が必ず出てきますので足部の外傷じゃないことがすぐにわかると思います。

耳の病気でも歩き方がおかしくなることがあります。内耳炎にかかっている場合は、平衡感覚が麻痺して体のバランスが取りにくくなっています。この時もフラフラした歩き方になります。それ以外に耳からニオイがしてくるなど、耳に関する別な症状があるはずですので、必ず耳を確認してあげてください。

ミニチュアダックスフンドを飼っている友人は、仕事が忙しいことを理由に歩き方がおかしかった愛犬の受診を先延ばしにしていました。やっと休みの日に連れて行ったら、癌が全身に転移、しかも内耳炎も発症していたそうです。

入院させようにも症状が相当に進んでいたため、自宅で看取ることにしたそうです。お見舞いに行ったときには、もうすでに歩くことが出来なくなっていました。愛犬を失った友人は、とても後悔していました。

このように、飼い主の都合や自己判断で動物病院を受診しないでいたり、受診を遅らせたりすると、病気だった場合は悪化してしまいますし、愛犬を苦しめてしまうことになります。自己判断は非常に危険ですから、できるだけ早めの受診をしましょう。

椎間板ヘルニア

首から腰にかけて骨の中にある椎間板が何らかの原因で飛び出してしまい、脊髄を圧迫してしまう病気が椎間板ヘルニアです。特徴的なのは、後ろ足を引きずるような症状です。このような場合、腰のあたりで椎間板ヘルニアが起きていることが疑われます。

椎間板ヘルニアなどが起こると、神経にさわって痛みやしびれを感じて歩き方がおかしくなってしまいます。どこの椎間板で起こるかによって症状が違ってくるようです。

椎間板ヘルニアを発症しやすいと言われているのは、胴長・短足の犬種です。この犬種は、「軟骨異栄養症」という遺伝子を持っていて、生まれつき椎間板が固くなりやすいのです。(通常、椎間板はゼリー状になっています)

ここからは、犬の椎間板ヘルニアについてもっと詳しく説明していきますね。

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犬の椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアってどんな病気?

椎間板ヘルニアは、よく「腰を痛めた!」といったような表現を用いることがあるため、イメージとしては怪我のような印象もありますが、実際は怪我ではなく病気に分類されます。

ぎっくり腰などであれば怪我ということになりますが、椎間板ヘルニアは発症のメカニズムがぎっくり腰とは異なります。

単に椎間板といっても、ブロック状に連なった背骨のひとつひとつの間に存在するもので、いわゆるクッションのような役割を果たしています。椎間板ヘルニアの症状としては、このクッションが潰れて中身の髄核が飛び出してしまう(ハンセンⅠ型)、あるいは潰れかけて外側が膨らんでしまっている状態(ハンセンⅡ型)のことを指します。

椎間板ヘルニアを患ってしまうと、激しい痛みだけにとどまらず、麻痺を引き起こして動くこともできなくなることがあります。これは、椎間板が破れたり膨らんだりすることによって、周囲の神経を圧迫するために引き起こされる代表的な症状となります。

人間の場合は首から腰にかけての広い範囲において、どこにでも発症し得えますが、犬の場合はその約9割が背中から腰部にかけて発症します。

椎間板ヘルニアになってしまった場合の症状は?

椎間板ヘルニアになってしまったら犬はどうなる?症状は?

椎間板ヘルニアを患ってしまった場合、ハンセンⅠ型の症状であればほとんど身動きすることができなくなります。

ハンセンⅡ型の場合であれば、痛みはあっても犬は日常と変わらないように振る舞うことも多く、飼い主が気づきにくい場合も少なからずあったりします。

兆候としては、散歩に行くことを嫌がったり、抱っこされたり触られたりすることを嫌がったりします。また、そもそも歩き方がどこかおかしい場合、椎間板ヘルニアの可能性も考えられます。

さらに、もはや自力で立ち上がれないような状態になると神経が麻痺してしまっている状態です。放置しておいても治るものではありませんので、異変が見られたら速やかに動物病院を受診しましょう。

上記でも触れましたが、やはり関節痛・関節炎と同じような症状がありますので注意しましょう。

椎間板ヘルニアになっちゃう原因は?

どうして椎間板ヘルニアになっちゃうの?原因は?

椎間板は、背骨のひとつひとつの間でクッションの役割を果たす大事な部位ですが、常にストレスを受けている状態です。組織そのものは本来頑丈にできているのですが、何らかの要因によって限界に達してしまい、変形したり潰れたりしてしまうのです。

その主な原因としては以下です。

  • 肥満
  • 老化
  • 度を越した圧力が加わる
  • 遺伝的に発症しやすい犬種

肥満は、それだけで背骨にかかる負担が大きくなってしまします、また、老化によって椎間板の繊維が弱体化すると潰れたり変形しやすくなります。

3番目の「度を越した圧力」は、例えば高い場所からジャンプ(あるいは落下)して背中や腰に強い負担がかかってしまう場合、高い場所へ飛び乗ろうとして腰に負担がかかる――といったことが挙げられます。

また、サークルやテーブルなどに前脚をかけて二足立ちする犬や、飼い主にピョンピョンと飛びついたりする場合も、背中や腰にかかる負担が大きくなります。

4番目の「遺伝的に発症しやすい犬種」については、次項で説明します。

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椎間板ヘルニアになりやすい犬種もいます

椎間板ヘルニアになりやすい犬種は?

基本的に、椎間板ヘルニアはすべての犬種において発症し得る病気だと説明しましたが、数ある犬種の中でも特に椎間板ヘルニアに注意すべき犬種というものも存在します。

椎間板ヘルニアの発症リスクが高めの犬種としては、次のような犬種が有名です。

  • ダックスフント
  • コッカー・スパニエル
  • シー・ズー
  • ペキニーズ
  • バセットハウンド
  • ビーグル
  • コーギー
  • パグ
  • プードル

胴長のダックスフントはそれだけで背骨への負担が大きいということもあり、椎間板ヘルニアになりやすい犬種としてよく知られていますが、ダックスフント以外でもざっと挙げただけでこれだけの犬種が発症リスクの高い犬種と言われています。

これらの犬種に関しては、他の犬種以上に椎間板ヘルニアに対する注意が必要です。

椎間板ヘルニアはどんな治療が必要?

椎間板ヘルニアはどんな治療が必要?

椎間板ヘルニアになった、もしくは椎間板ヘルニアが疑われるという場合は、放置することなく、すぐに動物病院を受診することが大事だということは先にも述べたとおりです。

症状が比較的軽い状態であれば内科的治療を中心に行いますが、安静することはもちろん、運動などもしないようにしなければならず、犬も大きなストレスを抱えてしまいます。

症状が重篤な場合は、外科治療が中心――つまり手術等で幹部を治療することになります。重症化すると排泄もままならなくなりますので、排泄の補助はもちろん、歩く際もサポートが必要となります。

手術など外科的治療をする場合はその後のリハビリも必要ですし、メリットやデメリットももちろんあります。実際には、手術によって立てなくなってしまう犬が多いという現状もあります。

また、手術の種類も数種類ありますので、医師と相談をすることはもちろんのこと、セカンドオピニオンなども視野に慎重に検討しましょう。

できることなら椎間板ヘルニアの専門医と言われる獣医に見てもらった方がおすすめです。本当は椎間板ヘルニアではないのに、椎間板ヘルニアだと診断されてしまうケースも多々あります。慎重には慎重を期して行動するのが望ましい飼い主の在り方です。

なお、椎間板ヘルニアなどで寝たきりになりがちな時は、体圧を分散するベッドを検討してあげて下さい。

また、フローリングが原因となるヘルニアにも注意しましょう。

まとめ

愛犬の歩き方がおかしい…!?というだけで、外傷による怪我や骨の異常、見えない病気、椎間板ヘルニアなどさまざまなことがわかります。こうしたトラブルは、普段からの様子を知っていないと判断がつけにくいもので、観察を大切にしましょう。

愛犬は痛みがあっても飼い主に伝えずに我慢をしてしまいます。なるべく早く発見して治療してあげれば、治りも早いので、飼い主にとっても愛犬にとってもいいものです。異常があれば、専門家に診てもらうというという判断を早くできるようにしたいものですね。

特によくありがちな椎間板ヘルニアに関しては、早期発見が非常に重要です。ならないように予防することはもちろんですが、少しでも異変を感じたらすぐに行動を起こすのが適切です。気づかずに無理矢理散歩に連れていくなんてことのないように注意しましょう。

日頃の予防としては、背中や腰に負担をかけないように注意を配ることが最も有効な方法となります。「ジャンプ」や「飛び降りる」という行動はなるべくさせないようにするのも必要ですし、肥満予防ということも十分に注意すべきポイントとなります。

犬の健康管理(病気・怪我)
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