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あれ?愛犬の歩き方が変!?椎間板ヘルニアの原因と症状

      2018/01/05

あれ?愛犬の歩き方が変!?椎間板ヘルニアの原因と症状

椎間板ヘルニアというのは、我々人間にとってもとても馴染み深い病気です。

椎間板ヘルニアを患ったことのある方でなくても、その病気の名前くらいは聞いたことがあるでしょう。

この椎間板ヘルニアは、人間だけの病気というわけではありません。

犬や猫などのペットも椎間板ヘルニアを発症することがあり、特に犬の場合はすべての犬種において、椎間板ヘルニアを発症する可能性があると言われています。


椎間板ヘルニアってどんな病気?

椎間板ヘルニアってどんな病気?

椎間板ヘルニアは、よく「腰を痛めた!」といったような表現を用いることがあるため、イメージとしては怪我のような印象もありますが、実際は怪我ではなく病気に分類されます。

ぎっくり腰などであれば怪我ということになりますが、椎間板ヘルニアは発症のメカニズムがぎっくり腰とは異なります。

単に椎間板といっても、ブロック状に連なった背骨のひとつひとつの間に存在するもので、いわゆるクッションのような役割を果たしています。

椎間板ヘルニアの症状としては、このクッションが潰れて中身の髄核が飛び出してしまう(ハンセンⅠ型)、あるいは潰れかけて外側が膨らんでしまっている状態(ハンセンⅡ型)のことを指します。

椎間板ヘルニアを患ってしまうと、激しい痛みだけにとどまらず、麻痺を引き起こして動くこともできなくなることがあります。

これは、椎間板が破れたり膨らんだりすることによって、周囲の神経を圧迫するために引き起こされる代表的な症状となります。

人間の場合は首から腰にかけての広い範囲において、どこにでも発症し得えますが、犬の場合はその約9割が背中から腰部にかけて発症します。


椎間板ヘルニアになってしまったら犬はどうなる?症状は?

椎間板ヘルニアになってしまったら犬はどうなる?症状は?

椎間板ヘルニアを患ってしまった場合、ハンセンⅠ型の症状であればほとんど身動きすることができなくなります。

ハンセンⅡ型の場合であれば、痛みはあっても犬は日常と変わらないように振る舞うことも多く、飼い主が気づきにくい場合も少なからずあったりします。

兆候としては、散歩に行くことを嫌がったり、抱っこされたり触られたりすることを嫌がったりします。

また、そもそも歩き方がどこかおかしい場合、椎間板ヘルニアの可能性も考えられます。

さらに、もはや自力で立ち上がれないような状態になると神経が麻痺してしまっている状態です。

放置しておいても治るものではありませんので、異変が見られたら速やかに動物病院を受診しましょう。

どうして椎間板ヘルニアになっちゃうの?原因は?

どうして椎間板ヘルニアになっちゃうの?原因は?

椎間板は、背骨のひとつひとつの間でクッションの役割を果たす大事な部位ですが、常にストレスを受けている状態です。

組織そのものは本来頑丈にできているのですが、何らかの要因によって限界に達してしまい、変形したり潰れたりしてしまうのです。

その主な原因としては以下です。

  1. 肥満
  2. 老化
  3. 度を越した圧力が加わる
  4. 遺伝的に発症しやすい犬種

肥満は、それだけで背骨にかかる負担が大きくなってしまします、また、老化によって椎間板の繊維が弱体化すると潰れたり変形しやすくなります。

3番目の「度を越した圧力」は、例えば高い場所からジャンプ(あるいは落下)して背中や腰に強い負担がかかってしまう場合、高い場所へ飛び乗ろうとして腰に負担がかかる――といったことが挙げられます。

また、サークルやテーブルなどに前脚をかけて二足立ちする犬や、飼い主にピョンピョンと飛びついたりする場合も、背中や腰にかかる負担が大きくなります。

4番目の「遺伝的に発症しやすい犬種」については、次項で説明します。

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椎間板ヘルニアになりやすい犬種は?

椎間板ヘルニアになりやすい犬種は?

基本的に、椎間板ヘルニアはすべての犬種において発症し得る病気だと説明しましたが、数ある犬種の中でも特に椎間板ヘルニアに注意すべき犬種というものも存在します。

椎間板ヘルニアの発症リスクが高めの犬種としては、次のような犬種が有名です。


胴長のダックスフントはそれだけで背骨への負担が大きいということもあり、椎間板ヘルニアになりやすい犬種としてよく知られていますが、ダックスフント以外でもざっと挙げただけでこれだけの犬種が発症リスクの高い犬種と言われています。

これらの犬種に関しては、他の犬種以上に椎間板ヘルニアに対する注意が必要です。

椎間板ヘルニアはどんな治療が必要?

椎間板ヘルニアはどんな治療が必要?

椎間板ヘルニアになった、もしくは椎間板ヘルニアが疑われるという場合は、放置することなく、すぐに動物病院を受診することが大事だということは先にも述べたとおりです。

症状が比較的軽い状態であれば内科的治療を中心に行いますが、安静することはもちろん、運動などもしないようにしなければならず、犬も大きなストレスを抱えてしまいます。

症状が重篤な場合は、外科治療が中心――つまり手術等で幹部を治療することになります。

重症化すると排泄もままならなくなりますので、排泄の補助はもちろん、歩く際もサポートが必要となります。

手術など外科的治療をする場合はその後のリハビリも必要ですし、メリットやデメリットももちろんあります。

実際には、手術によって立てなくなってしまう犬が多いという現状もあります。

また、手術の種類も数種類ありますので、医師と相談をすることはもちろんのこと、セカンドオピニオンなども視野に慎重に検討しましょう。

できることなら椎間板ヘルニアの専門医と言われる獣医に見てもらった方がおすすめです。本当は椎間板ヘルニアではないのに、椎間板ヘルニアだと診断されてしまうケースも多々あります。

慎重には慎重を期して行動するのが望ましい飼い主の在り方です。

なお、椎間板ヘルニアなどで寝たきりになりがちな時は、体圧を分散するベッドを検討してあげて下さい。

 

まとめ

椎間板ヘルニアは、早期発見も非常に重要です。

ならないように予防することはもちろんですが、少しでも異変を感じたらすぐに行動を起こすのが適切です。

日頃の予防としては、背中や腰に負担をかけないように注意を配ることが最も有効な方法となります。

「ジャンプ」や「飛び降りる」という行動はなるべくさせないようにするのも必要ですし、肥満予防ということも十分に注意すべきポイントとなります。

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