犬の飼育人気が高まりを見せる中、最近では毛が抜けにくい犬を飼育したいという方も増えているようです。
特に一人暮らしなどの場合、なかなか掃除をする時間が取れないという方もいらっしゃるでしょうし、ファミリーであれば子供のアレルギーが心配で毛の抜けない犬種を飼育したいと考えるケースもあるでしょう。
ただ、犬を飼う上で抜け毛の問題は避けて通れません。毛が抜けない犬なんていませんので、ある程度の抜け毛は覚悟しなければいけないですし、人の髪や体毛が抜けるのと同じでそれを無くすなんてことは不可能です。
…ということで、この記事では犬の抜け毛対策をテーマにお話ししていきます。併せて、犬種による抜け毛の違いや毛が抜けにくい犬も紹介したいと思います。
犬の抜け毛、3つの要因
まず、犬の抜け毛について、3つの要因があることを把握しておきましょう。
- 犬種による違い
- 季節ごとに訪れる換毛期
- 疾病などに伴う脱毛
いずれにせよ、抜け毛を放置しておけば部屋中毛だらけで住居環境も悪化してしまいますし、衣服にも抜け毛がビッシリ付着してオシャレも台無しになってしまいかねません。
犬好きであれば、抜け毛がちょっと衣服に付いたくらいでは何とも思わないかもしれませんが、犬嫌いな人にしたらそうしたものにも嫌悪感を抱きますよね。少なくとも外出時のマナーとして、衣服に付着する抜け毛にも気を使いたいものです。
犬種によって違う抜け毛の量
犬に抜け毛は付き物ですから、毛の抜けない犬というのは存在しません。人間であっても毎日何かしらの毛が抜けたりしているわけですから、動物である以上は抜け毛もやむを得ないわけですね。
しかし、同じ犬であっても犬種によって抜け毛の多いタイプと少ないタイプに分けられます。
犬の被毛には長毛(ロングコート)と短毛(ショートコート)の2種類がありますが、抜け毛の多い犬種はロングであってもショートであっても関係なく存在しています。単純に、「ロングだからよく抜ける」「ショートだからあまり抜けない」というわけではないのです。
では一体、どのような基準で抜け毛が多いとか少ないとかを判断するのかということですよね。
参考:わんちゃんホンポ
シングルコートとダブルコート
被毛が一重構造(シングルコート)か二重構造(ダブルコート)かで抜け毛の多少を判断することができます。
一般的には、ダブルコートの犬種よりもシングルコートの犬種の方が抜け毛も少ないです。飼育前に希望の犬種がダブルコートかシングルコートかを調べておくといいと思います。
ダブルコートの犬種に関しても、しっかりとお手入れをしてあげればある程度室内に散らばる抜け毛を防止することは可能です。しかし、やはりそこまで時間も手間もかけられないということであれば、シングルコートの犬種を飼育した方がいいかもしれませんね。
毛が抜けにくい犬
以下の犬種は比較的抜け毛が少ない犬種となっています。
- チワワ
- パピヨン
- プードル
- ヨークシャー・テリア
- マルチーズ
- グレート・デン
- ボクサー
主な犬種を挙げてみましたが、大型犬や小型犬、さらには長毛・短毛問わず様々な犬種が混在しています。ちなみにミニチュアダックスも抜け毛の少ない犬種と言われていますが、より抜け毛の少ないタイプとなると、スムースの方がロングよりも抜け毛は少なくなります。
毛が抜けない犬の飼育希望をしている方のために、特に抜け毛の少ない犬種を個別にご紹介していきます。
プードル
超大型犬のスタンダード・プードルから、小型犬のトイ・プードルまで、プードル系の犬種は毛の抜けにくい犬種として特に有名です。もちろん、まったく毛が抜けないというわけではないのですが、他の犬種に比べると圧倒的に抜け毛が少ないのです。理由はカールした毛質にあります。
真っ直ぐに伸びる被毛と違い、カールして伸びる被毛は抜けにくいと言われ、仮に抜けても他の被毛に絡まって下に落ちないという特性があります。特にトイ・プードルなどは、その愛らしさでも人気ですが、毛が抜けない犬種として人気の高い犬種なのです。
ビション・フリーゼ
小型犬として人気が出てきている犬種ですが、日本での飼育数はまだまだそれほど多くはありません。ビション・フリーゼの場合、抜け毛が少ないというよりも、抜け毛が他の毛に絡まるために下へ落ちにくいというのが本当のところでしょうか。
いずれにしても、抜け毛に悩まされることの少ない犬種ということは間違いありません。ただし、抜けた毛が被毛に絡まっていると衛生的にもよくありませんので、日常的にブラッシングをして十分な被毛管理をしてあげることも必要です。
ヨーキー/マルチーズ/シー・ズー
ヨーキー(ヨークシャー・テリア)もマルチーズもシーズーも、日本の室内犬の中では人気の高い犬種なので、よくご存知の方も多いでしょう。外見はよく分からなくても、その名前くらいは聞いたことがあるはずですよね。この3つの犬種も、比較的抜け毛の少ない犬種として再注目されています。
ただし、動く宝石とも呼ばれるヨーキー、真っ白い被毛が美しいマルチーズ、柔らかく美しい毛並みのシー・ズー共に、それを維持するためには日常のお手入れは欠かせない犬種です。
お手入れができていないと、見た目にも華やかさや美しさを失ってしまいますし、衛生上の悪化から逆に抜け毛が増える可能性もあります。先のビション・フリーゼと同様に、お手入れに時間と手間をかけてあげることが大切になります。
シュナウザー
シュナウザー系の犬種も抜け毛が少ないことで知られます。恐らく、抜け毛の少なさで言えばプードル系犬種に引けを取りません。シュナウザーにも、スタンダード・シュナウザー、ジャイアント・シュナウザー、ミニチュア・シュナウザーなどの種類がありますが、いずれも抜け毛の少ない犬種です。
日本では小型のミニチュア・シュナウザーが最もポピュラーな犬種ということになりますが、抜け毛の少ない犬種を検討するなら、このシュナウザーとプードルは2強と言っていいでしょう。
ミニチュアピンシャー
近年非常に人気を集めているミニチュア・ピンシャー(ミニピン)も比較的抜け毛が少ない犬種です。小さな鹿のような体型で、驚異的なジャンプ力を見せてくれるなど、とても運動量の豊富な犬種ですよね。
その見た目からドーベルマンの小型バージョンとも勘違いされたりもしますが、元を辿るとドーベルマンの遠い親戚に位置するような犬種です。
ミニピンもドーベルマンも「ジャーマン・ピンシャー」という犬から派生した犬種で、歴史的にはミニピンの方がドーベルマンよりも古いそうです。そこから考えるとドーベルマンも抜け毛の少ない犬種だとも言えそうですね。
ちなみに「ピンシャー」は英語読み、原産国のドイツでは「ピンシェル」と発音します。さらに付け加えると、ドーベルマンも本来は、「ドーベルマン・ピンシャー」とも呼ばれています。
季節の変わり目に起こる換毛期
犬の換毛期は通常、春と秋です。季節の変わり目を境にして起こります。これもまた、シングルコートかダブルコートかによって違ってくるのです。
チワワやパピヨンのような、シングルコートの犬種は決まった時期の換毛期はありません。1年という時間の中で少しずつ抜けて生え変わっていきます。
ダブルコートの犬種は、春夏6~7月ごろまでと、秋冬の10~11月ごろまでの期間で2回あります。ただし、寒暖の差や生活環境によっても時期が長引いたり短かったりすることがあるということを知っておいてください。
うちの秋田犬は4匹とも室内飼いです。ですから、全部が一気に換毛期に入るのではなく、5月上旬からちらほらと始まります。そこから7月まで続くなんて年もあります。秋は9月後半から始まり12月上旬くらいまでかかることもザラです。
こんなに長く、バラバラで換毛期に入るのには、散歩に出た時や、ドッグランなどで遊ばせている時に季節を感じ取っているのではないかと思います(もしくは冷暖房の使い始めかもしれません)。
ダブルコートの犬種は換毛期の抜け毛が多い
二重構造の被毛であるダブルコートの犬種は、寒い地方を原産としている犬種に多く見られるほか、季節によって寒暖差のハッキリしている地域で育種された犬種にも見られます。
被毛がアンダーコートとオーバーコート(下毛と上毛)に分かれており、アンダーコートによって厳しい寒さでも体温の低下を防ぐことができるようになっています。
当然ながら、暖かくなる季節にはアンダーコートは必要なくなるため、春先に換毛期が訪れ、暖かい季節の終わる秋頃に再び換毛期を迎えて冬毛へと生え変わります。
主な犬種だけですが、以下のダブルコートの犬種は抜け毛の多い犬種として知られています。
- 秋田犬や柴犬などの日本犬
- ゴールデンやラブラドールなどのレトリーバー系
- シベリアンハスキー
- シェットランドシープドッグ
- ボーダーコリー
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
- ニューファンドランドやグレートピレニーズなどの超大型犬
- ブルドッグやフレンチブルドッグなどの短頭種
疾病に伴う脱毛もある
犬種ごとの特徴としての抜け毛以外でも、疾病に伴う脱毛もあります。その代表的なものが脱毛症です。脱毛症の原因には様々なものがあります。
- ストレスによる脱毛
- ホルモンの異常に伴う脱毛
- アレルギーやアトピー、ダニやノミなどの寄生虫、細菌やカビ(真菌)など、皮膚病による脱毛
ざっと挙げただけでもこれだけの原因が存在します。これらは、衛生面や栄養面などに気を使っていればある程度予防することは可能ですが、それでも100%完璧な予防法はありません。
病気の時は、何か特別なことをしなくても抜けてきてしまいます。しかも毛がパサパサで愛犬の様子も元気がないことが多いです。そんな時はブラッシングを強めに行うことはできません。
犬の気が立っていることもありますし、逆に元気がないこともあります。このような状態では嫌がりますので、そんな時は無理強いをしないようにしましょう。体が痛いような場合は怒って噛みついてくることも十分にあります。
激しく痒がったり痛がったりするような肌荒れ・皮膚病・脱毛症状が見られたら、早めに獣医の診察を仰ぐようにしましょう。
感染症ではない場合
感染の心配がないと獣医から診断を受けた場合は、刺激の弱いラバーブラシなどを使って、皮膚や被毛に刺激を与えない程度に優しくブラッシングしても大丈夫です。ただし、湿疹や出血がある場合は、トリミングサロンなどに任せた方がいいと思います。状態を悪化させてしまわないように注意しましょう。
感染症の場合
感染症の診断を受けたら、症状に合った薬や専用のシャンプーなどを処方されると思います。それらを使う場合は、マスクやゴム手袋などをしましょう。
また、抜け毛が原因で、飼い主さんにもうつる危険性があります。自宅療養の場合は、愛犬をゲージに入れるなどして感染に注意しましょう。
また、犬の被毛はダニやノミなどの寄生虫が隠れやすいという特徴もありますので、殊更に日常のお手入れは欠かさないようにしたいものですね。
犬の個体による抜け毛の差よりも抜け毛対策が肝心
最近ではペットケアのためのアイテムも豊富に揃っています。不要な毛をごっそりと処理できるペット用ブラシやシャンプー、そして抜け毛を落としやすくする洗濯用洗剤なども登場していますので、個体による抜け毛の差をそこまで重視する必要もないかもしれません。
抜け毛の多い犬種でも、頻繁にブラッシングやシャンプーをしている犬とそうでない犬とでは毛の抜け方にもかなりの差があります。当然ながら、良くお手入れをされている犬の方が、室内で抜け落ちる毛の量は少なくなります。
これはそのまま抜け毛の少ない犬種に置き換えることができます。どんなに抜け毛の少ない犬種であっても、お手入れをしていなければ抜け毛も増えることがあります。
ここで犬の抜け毛対策をチェックして、日々こまめに行っていきましょう。
ブラッシング
抜け毛対策として1番効果的なのは、ブラッシングです。換毛期になると、普段のブラッシング回数を増やしても追いつかないくらい毛が抜けます。散歩中に風に吹かれただけで毛が抜けてしまうという事実から想像できるでしょう。
著者は秋田犬を飼っていますが、換毛期の抜け毛といったらものすごい量です。ですからこの時期のブラッシングは、朝晩の散歩後と夜に1回行っています(日に3回行っても大量に抜けます)。
抜け毛をごっそりと取り除くブラッシングブラシなどもありますので、このような抜け毛対策グッズを用意しておくといいでしょう。
シャンプー
元々抜け毛が多い犬種であったり、換毛期などで抜け毛が増えてしまう場合でも、ブラッシングやシャンプーなどである程度抑制することは可能です。
犬の全身をシャンプーすることで、抜け毛を除去する方法もあります。洗ってあげることで、抜け気味になっていた毛をしっかりと取り去ることができます。皮膚についた汚れなども取り去ることができますが、十分に乾かしてあげないと皮膚に必要な水分も飛んでしまい、乾燥の原因となります(フケなどの別な問題が出てきてしまいますので、要注意です!)。
乾かす際に使うバスタオルは毛だらけになってしまいますので、愛犬の体を拭き終わったら必ず捨てましょう。洗ってあげるときは犬専用のシャンプーを使用してくださいね。
部屋にちらばる犬の抜け毛はこまめに掃除を!
いくら抜け毛が少なくても部屋の掃除は定期的にしなければいけません。アレルギー対策にしても犬の毛だけでなく、ハウスダストなどにも十分に気を配る必要がありますが、それでも抜け毛が少なければある程度の手間が省けるのも事実です。
室内飼いの子がいる場合は、犬が動いただけですぐにフローリングの床などに散らばりますが、換毛期は仕方のないことだと飼い主さんが寛容でいる必要があります。
掃除機やコロコロ(粘着クリーナー)などを使用して定期的に部屋の掃除をしましょう。犬を飼うことで掃除をする頻度が増え、犬を飼う以前よりも部屋がきれいになったという飼い主さんもいるくらいですから、小まめな掃除がいかに大切かが分かりますね。
床であればペットシーツの裏側のすべすべした部分で床を拭くと、静電気でゴミやホコリ、抜け毛などを取り除くことができます。ペットシートは頻繁に取り換えるものですから、捨ててしまう前にサッとひと拭きしておくだけでも随分と違うものです。
掃除機は基本的に掃除に使う物ですが、抜け落ちそうな毛が散らばる前に、直接吸い取ってしまう方法にも使えます。抜け毛専用の吸引機や、掃除機に取り付けるノズルなどの商品が販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
うちにも抜け毛専用の吸引機があります。掃除機に取り付けるタイプです。4匹いる愛犬のうち、使っても怒らないのは1匹だけです。残りは逃げてしまってやらせてくれません。こういうことがありますので、愛犬に試してみてもいいのではないでしょうか。
小型犬や気の小さい犬に無理すると、怖がって粗相をしてしまうことがありますので、注意して行いましょう(経験あり)。
掃除は「高い所から低い所へ」が基本
抜け毛はそこらへんに広がり、人や犬が歩く度に舞い上がってどこかについてしまいます。ソファーやベッド(布団)、ラグなどの布製品には遠慮なく付きます。床や棚などは毛が付いては舞いの繰り返しです。
日々の生活の中で、掃除は毎日毛を取り去るために行わなくてはいけません。そこで活躍するのは掃除機です。日に何度もかけるのは大変ですので、手軽に床掃除ができるものと粘着ローラーなどを用意しておきます。
掃除は棚や家具などの高い所から低い所へ毛を落としていきます。毛を絡め取りやすい、モップやクイックルワイパーなどを使いましょう。
床を掃く時はゆっくり
床を掃除するときは撫でるようにしてゆっくりと掃くようにしましょう。ほうきなどで力を込めてしまうと、空中に舞ってしまい掃除がしにくくなります。時には家具の上に逆戻りしてしまうこともありますので、ゆっくり撫でるように取り去りましょう。
ウェットよりドライがおすすめ
抜け毛を取る場合、ウェットの方が絡め取ってくれるような感じがするため、使いたくなってしまうでしょう。しかし濡れたところに毛が落ちればそのままくっついてしまい、逆に除去しにくくなってしまいます。
ドライタイプだとスルっと絡め取ってくれるので、掃除がしやすく広がった毛を集めやすいです。ですから普段はドライタイプでの掃除をおすすめします。
フィルターの掃除も忘れずに
抜け毛は、家電のさまざまなフィルターに吸い込まれて溜まっていることが考えられます。たとえばエアコンや掃除機、空気清浄機などです。定期的に掃除することをおすすめします。
歯ブラシなどで優しく絡め取るようにすると、キレイに取れます。時間が経ってしまっている場合は、水洗いをしましょう。その後、しっかり乾燥させてください。
飼い主さんの服も対策が必要
ペットを飼っていれば、換毛期だけでなく年中毛が付いてしまいます。粘着ローラーなどを使って毛を取っていることでしょう。換毛期は普段の3~5倍くらいの毛が衣類に付いているように感じる飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
著者もブラッシングやシャンプーをして毛を取り去ってあげて、掃除もしてと、抜け毛には気遣ってはいましたが、衣類にはどうしても付いてしまいます。正直、困っていました。
玄関に粘着ローラーを用意して、玄関で最終チェックをして出かけるようにしなければならないほどです。あとは毛が付きにくい素材の衣類を用意するなどしていました。
今では、ペットの毛を取り除いて再度付着しにくくなる衣類用液体洗剤が販売されていますので、そちらを利用することで飼い主の衣類対策はずっとラクになります。
犬の抜け毛まとめ
抜け毛は防ぐことはできませんが、お手入れなどの手間をなるべく省きたいというのであれば、シングルコートの犬種を飼育するのがおすすめです。ここでは、日本国内でお馴染みの犬種に絞ってご紹介させていただきましたが、アメリカン・コッカー・スパニエルやイングリッシュ・コッカー・スパニエルも抜け毛が比較的少ないと言われています。
また、日本ではあまり見かけることはありませんが、元アメリカ大統領・オバマ家の愛犬であるポーチュギーズ・ウォーター・ドッグも、抜け毛が少なくアレルギー持ちの人でも飼いやすい犬種として知られています。
ですが、家族の中に犬アレルギーの人や喘息もちの人がいるといったような場合であるならば、そもそも飼育自体を考え直す、場合によっては諦めることも必要かもしれません。
犬を飼育する以上、被毛のお手入れは欠かせません!
こうして毛の抜けにくい犬種を挙げてみると、あることに気が付きます。それは、いずれもある程度のお手入れが必要になる犬種ということです。
ここに挙げた犬種の多くが、日常的なお手入れがあって初めて美しさを保つことができる犬種ということになります。とにもかくにも、抜け毛対策の基本はブラッシングやシャンプーなどが欠かせません。
また、日々の手入れをしてあげていれば、皮膚疾患などの予防にも繋がります。被毛ケアに手間や時間をどのくらいかけてあげられるのかという部分も含めて、検討してみる余地がありそうですね。
抜け毛の少ない犬種は確かに存在しますが、飼うにあたって抜け毛が少ないというだけでいいのかどうか、飼育前に今一度再検討してみることも必要でしょう。
繰り返しになりますが、最近ではペットの抜け毛が人の洋服に付着しにくくする専用の洗濯洗剤が販売されています。こういったものを上手に活用して、愛犬といつまでも快適な生活を送れるように、衛生管理や健康管理はしっかりと行っていきましょう。