*

愛犬の様子がおかしい!?犬の認知症の症状と対処法

      2017/07/19

愛犬の様子がおかしい!?犬の認知症の症状と対処法

犬の平均寿命は年々伸び続け、現在では人間と同様に高齢化の波が押し寄せています。

大型犬では平均13歳ほど、小型犬では平均17歳ほどまで生きるのが当たり前の時代になり、人間の年齢に換算すれば80歳前後まで生きる犬も増えています。

参考:犬の平均寿命は何歳?長生きしてもらうために大切なこと3選

高齢になれば怪我もしやすくなったり、病気にもかかりやすくなったり、また、聴力も衰えれば視力も衰えていきますので、これまでの生活に支障をきたすような変化が訪れます。

愛犬も高齢になるにつれて、様々な不安要素が生まれてしまうわけですね。

そして、そんな不安要素のひとつが認知症です。

犬も人間と同様に認知症を患うことがあり、飼い主はそれに向き合っていかなければならなくなります。

これも高齢化の波――と簡単に片づけられないのが認知症の存在。

ここでは、認知症の症状や、いざ愛犬が認知症にかかったときの対処法などについてお話していきます。

犬の認知症は症状から分かる!

犬の認知症は症状から分かる!

犬の認知症の症状は、人間の場合とそれほど大きな違いはありません。

傍目から見たら、「何をやってるんだろう?」という行動が多く目立つようになります。

その代表例が徘徊のような行動です。

愛犬に認知症の症状が見られたら、まずは獣医の診断を仰ぐことからがスタートです。様々な症状に対して、薬で対応できる場合もあるからです。

その上で、飼い主にもできる対処法を知っておくことが必要です。

以下、認知症の症状と対処法を確認しておきましょう。

歩き続ける

歩き続ける

室内犬であればとにかく同じところをくるくると円を描くように歩くという行動が目に付きます。

認知症ですので、この行動をすること自体に何の目的があるわけでもなく、症状が酷ければ、何時間もずっと歩き続けることがあります。

ただし、認知症の犬は前に進むことしかできません。

障害物にぶつかると、後ろへ下がるということができないのです。

そこで初めて飼い主に助けを求めます。

歩くことをやめさせることは簡単ですが、歩きたい一心で吠え続けることも珍しくありません。

対処法

無理矢理あることをやめさせても、それが気に入らずにずっと吠え続けたりしますので、閉じ込めたりすることは逆効果です。

できれば思う存分歩かせてあげることが必要ですが、それでは障害物などの危険もあります。

その場合、柔らかい素材で囲ったサークルを作ってあげるのも有効な方法のひとつです。

犬はサークルに沿ってひたすら歩くことができますし、周りも柔らかい素材なので怪我の心配もありません。

歩き疲れてしまえば勝手に眠ってしまうこともしばしばですので、とにかく歩かせることを優先させましょう。

犬のハウス『ケージ』や『サークル』はどれがおすすめ?必要性と選び方も確認!

理解力・認識力の低下

理解力・認識力の低下

人間の認知症でもよく見られる症状ですが、これまで普通にできていたことができなくなったり、相手が誰なのか認識できないという、理解力や認識力の低下が顕著になります。

犬であれば、飼い主の指示に従えなくなる・しつけていたことができなくなる・飼い主を判別できなくなる・トイレができなくなる――といったようなことが現れます。

トイレなど排泄ができなくなってしまうことはやむを得ないことですが、衛生的な問題もはらんできますので、衛生環境に配慮する必要が生じます。

対処法

この症状でもっとも深刻なのが排泄です。

消臭・殺菌の徹底はもちろんですが、あまりにも症状が酷い場合には犬用のおむつを使うことも視野に入れておきましょう。

犬用オムツを使うのはいつ?タイミングやメリットについて知りたい!

やがて訪れる老犬の介護!知っておきたい知識と介護グッズ

昼と夜の逆転現象

昼と夜の逆転現象

昼と夜を認識できなくなるという症状も認知症特有の症状で、これも人間の認知症も同じですよね。

日中はおとなしく寝ているのに、夜になると急に活動的になって吠えたり動きまわったりするようになります。

そんな愛犬を無視するわけにもいかず、飼い主としてはストレスもMAX状態となってしまいかねません。

対処法

この症状は、昼と夜が逆転しているだけですので、まずは日中になるべく寝かさないようにするのが一番です。

できるだけ起きているようにし、日光を浴びるなど体内時計を元に戻すように努めましょう。

とにかく吠える

とにかく吠える

何の理由もなく吠え続ける行動も認知症の代表的な症状のひとつです。

一度吠えだしたらどんなになだめても吠え続けることがあるため、対応に苦慮する飼い主さんも多くいます。

対処法

真夜中にずっと吠え続けられるのも飼い主としてはたまらなくストレスを抱える原因になってしまいます。

吠えることに原因があるのであれば、その原因を除去すれば吠えなくなることもありますが、何の原因もないのに吠えだしてしまった場合は獣医へ相談するのがもっとも近道です。

サプリメントが効果を示すこともありますが、鎮静剤の処方で対応してくれる獣医もいます。

吠える理由はなに?犬の無駄吠えをしつける方法とは

食欲が異常

食欲が異常

これも人間の認知症と同様に、よく見られる症状のひとつです。

餌をあげたのにすぐにまた要求してきたりする症状で、本人は食べたことをすっかり忘れています。

認知症によって満腹中枢に異常をきたすことが原因で、もはや過食を通り越して暴食といった状態になってしまいます。

対処法

この場合、少しくらい食べる量が増えてしまっても仕方ないと諦めることも必要ですが、かといって与え過ぎも危険です。

いつも1日2回与えている食事回数を少し増やして対応するのが効果的です。

つまり、1回の食事量を減らし、トータルで1日分の給餌量を与えるように工夫することで対応できます。

老犬に最適な食事とは?ドッグフードはシニア用に切り替えるべき?

まとめ|認知症の予防にも努めましょう

まとめ|認知症の予防にも努めましょう

認知症は、予防することで症状の進行を遅らせたりすることが可能です。

もっとも効果のある予防法は、「刺激」です。散歩や遊びなど、愛犬の好奇心を刺激してあげることが認知症予防には必要です。

毎日あまりかまってあげることもせず、退屈ばかりさせているのは犬の脳にとってもあまり良いことではありません。

また、DHAやEPAといったサプリメントを活用するのも、認知症予防にある程度の効果があると言われます。

大切な家族の元気に。免疫力を保つ「ブロリコ・ペット」【ペット用ブロリコ】

認知症になりやすい犬種として知られているのは日本犬です。

なぜ日本犬にだけ認知症の症状が多く見られるのかは謎ですが、特に柴犬は認知症が現れやすいと言われます。

とはいえ、日本犬以外の犬種でも認知症にかかる可能性がゼロというわけではありませんので、いざという時の心構えは必要です。

ここで挙げた症状や対処法を参考に、ぜひ愛犬の認知症リスクについても意識を向けてみてください。




  関連記事

いざという時のために…犬のペット保険は加入した方が良いの?

いざという時のために…犬のペット保険は加入した方が良いの?

愛犬のためにペット保険に加入した方が良いのかどうか…悩んでいる飼い主さんもいるかと思います。ここではペット保険について、加入の必要性などをご紹介します。

犬が咳をする症状と原因は?その対策と予防について確認!

犬が咳をするのには何かしらの原因があるはずです。命にかかわる場合もあり、緊急を要することも。症状を見極めてその対策と予防についての知識を確認しておきましょう。

ロイヤルカナンの犬用療法食『消化器サポート低脂肪』の口コミと評判

ロイヤルカナンの犬用療法食『消化器サポート低脂肪』の口コミと評判

ロイヤルカナンのドッグフードの中で療法食にあたる「消化器サポート」シリーズ。症状別種類の選び方と『消化器サポート低脂肪』の特徴、併せて実際に与えている方の口コミ&評判についても紹介します。

犬を飼う前から探しておこう!動物病院との付き合い方

犬を飼うにはかかりつけの動物病院の存在が必要不可欠。自宅に迎え入れる前から見つけておく必要があります。良い動物病院の探し方や付き合い方について紹介します。

【犬の代表的な病気】症状や状態から早期発見して原因を把握すべし!

犬にとっても病気は身近なことですが、犬は病気を自ら訴えることはできません。だからこそ飼い主は日々注意して早期発見!ここで犬の代表的な病気とその症状、原因について紹介します。

  • 猫好きさんはこちらもチェック 猫がいる生活。