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犬を飼う前によく考えて!現実問題として必要な飼育費用はこれだけかかる!

      2018/06/05

犬を飼う前によく考えて!現実問題として必要な飼育費用はこれだけかかる!

日本人が飼うペットとして二大メジャーな動物といえば、犬と猫であることに異論はないでしょう。筆者は犬と猫の両方を飼っており、その大変さも幸福感も味わっています。

私は先に猫を飼っていて、のちに犬を飼い始めたのですが、分かったことは犬は猫に比べて世話にかかる出費がかなり大きいということです。どうしても犬を飼いたいという思いがなく、ペットに犬か猫かを飼いたいな~ぐらいの気持ちであれば、猫をおすすめしたいぐらいです。

猫のサイト猫がいる生活。

もちろんどんな生き物を飼うにせよ、一生涯可愛がって「天寿をまっとうするまで世話をする」という覚悟を持つのは飼い主として前提ですよ。「可愛い」という気持ちだけで衝動的に飼い始めて、後悔したりペットを不幸にしないためにも、あらかじめどのぐらいのお金が必要となるかは、ざっくりと知っておいた方がよいでしょう。


犬を飼うことを考えるにあたって何よりも大切なことは、現実問題としてどれほどの費用が必要であるかということはもちろんのこと、その犬の一生に責任を持てるかどうかという部分も重要なポイントです。「可愛いから」という理由で飼うことは、もちろん間違いではありません。

しかし、これから10年以上もの期間、一緒に生活をしていく上で、人間と同じように病気もすれば怪我もするかもしれません。購入費用はもちろん、突発的な臨時費用というものも必ず発生してしまいますから、そうしたことをトータルに考えた上で飼育を検討することが大切なのです。

こちらでは筆者の経験をもとに、このぐらいの費用がかかるというのを一例としてご紹介します。犬を飼うことを検討している方のご参考になればいいなと思います。では実際に、犬を飼うにあたってどのような方法があるのか、費用はどれほど必要なのかについて見ていきましょう。

購入にかかる費用は様々

購入にかかる費用は様々です

犬を飼う際の購入方法としては、ペットショップやブリーダーからというのが一般的です。それ以外の方法としては、犬の保護施設などから里親として迎え入れるという方法もあります。

購入にあたっての費用はピンキリ。ネットなどでは2万円前後で購入できますし、血統にこだわれば数十万円かかるのは当たり前です。

特に、優良血統でブリーダー自身も手放したくない犬ともなれば、その価格も三桁に達してしまうケースも少なくありません。ペットショップで購入する価格や、ブリーダーから購入する価格は、血統にこだわらなければそれほど大差はありません。

価格の基準というものも、特に定められているわけではありませんから、どういった犬を飼いたいのか?どのくらいの予算ならいいのか?ということを総合的に判断して決めるのがいいでしょう。

参考:価格が全然違うけど…犬を飼う時に『血統書』があると何が違うの?意外と知らない犬の血統について

犬のための飼育環境は整っているか

犬のための飼育環境は整っているか

購入先や初期費用をクリアできたとしても、実際に犬を迎え入れる環境が整っていなければ飼い主としてその時点で失格となります。

  • 生涯面倒を見られるだけの経済的な余裕はある?
  • 老犬になった際も変わらず愛情を注いで介護できる?
  • 賃貸物件に住んでいる場合、ペットOKの物件?
  • 引っ越しばかり繰り返していない?
  • 同棲カップルや夫婦の場合、同棲解消や離婚ということは絶対にない?
  • 愛情を注ぐために私生活を犠牲にすることは可能?
  • 部屋の片付けや掃除はこまめにできる?
  • 頻繁に留守番ばかりさせることはない?
  • 家族の中に反対している人はいない?
  • 家族の中に犬アレルギーの人はいない?

これらはすべて犬にとって大きなストレスの要因ともなり得る事項です。上記の中にひとつでも不安要素があるなら、犬の飼育はおすすめできません。

参考:まずはこれを揃えよう!飼育に必要な犬グッズ

実際にかかる初期費用は?

実際にかかる初期費用は?

ペットショップで気になる犬に出会った、あるいは里親募集や新聞の「差し上げます」で無料の犬を見つけた、知人から譲り受けたなど、どういった経緯かによって犬を家族にするための初期費用が変わります。

犬を飼う場合、それに伴う費用は犬の購入費だけではありません。狂犬病予防接種や混合ワクチン接種、自治体への登録費用、それに飼育に必要な犬用ハウス(ケージやサークル)、運搬用にキャリーバッグなどの用具を揃える必要があります。

それらを総合すると、少なくとも5万円~7万円程度は必要です。ただし、ケージやサークルなどは商品によって価格はまちまちですから、価格の安いものを優先して選ぶようにすればそれ以下の費用に抑えることもできます。

また、里親として迎え入れる場合でも、多くの場合はワクチン代などを請求されます。保護犬のほとんどは去勢や避妊手術がされているので、その手術費用を請求されることも珍しくありません。里親として迎え入れる場合であっても、費用は必須となります。


ちなみに筆者はペットショップで中型犬の子犬を購入したので、ここでまず約12万4000円の出費がありました。内訳は、子犬代の約12万円と、ペットショップが受けさせていた1回目のワクチン費用約4000円です。

そしてもちろん子犬を家で飼うにあたって、さまざまな飼育グッズを購入することになります。要するに、飼育環境を整えるための初期費用です。ひとまずペットショップで買ったのは、以下です。

子犬が噛んで遊ぶぬいぐるみは、ペットショップがサービスでそれまで遊んでいたものを付けてくれました。これらのグッズで、合計約24000円。最小限、必要な物を買ってこれなので、おもちゃやアクセサリーなどを追加していけばさらに増えます。

家族になったのが生後2ヵ月ぐらいだったので、ここからまた大きくなるにつれて追加したり、買い替えする物もでてきます。具体的には、

…が追加され、ベッドとトイレトレーはサイズが大きい物に買い替えました。ちなみに、噛み癖解消本や、トイレトレーニング本、飼い方しつけ方の本2冊の合計4冊で約4500円を使って、事前に飼い方の知識を頭に入れました。

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動物病院には早々にお世話になります

動物病院には早々にお世話になります

元気いっぱいな子犬でも、健康診断やワクチンの接種などで、動物病院には飼い始めてすぐに連れていくことになります。また、細かいようですが、犬を動物病院に連れて行くためにはキャリーバッグも必要になります。

定期健診や予防接種などの病院代

例え健康であっても、年一回の狂犬病予防接種や混合ワクチン接種、ノミやダニ予防、フィラリア予防薬投与、健康診断等の医療費も必要となります。

また、病院代も決して安くなく、病気や怪我で手術や入院ともなれば、最低でも20万円程度の費用が必要がかかるので、やはり万が一に備えてペット保険は必要になってきます。犬専用の医療保険へ加入したとすれば、1ヶ月数千円の掛け金を支払わなければなりません。

混合ワクチン

混合ワクチンは、生後2ヵ月以降に2回受けますので、まず2回の混合ワクチンが必要です。それから1ヵ月あけて3回目を接種しました。3回目のワクチン接種のあとで、外での散歩デビューができます。

その後は年に1回受けます。うちでは8種ワクチンで1度につき6000円でした。

参考:タイミングはいつ?犬のワクチン接種の種類と費用

スポット剤

また、ノミやダニ駆虫のスポット剤も必要です。これは1回犬につけてあげると効果が1ヵ月半持続するものでした。1個約1300円でした。4月~11月ぐらいに効果が効いていればいいと思います。計算すると、年に合計7800円ほどかかりますね。

フィラリア予防

フィラリア予防のおやつ型の薬は1個1000円ほどでしたが、犬の体重によって価格が変わります。犬を飼い始めた年にまず月に1回ずつあげて、翌年は検査をしてから6月~11月に食べさせます。体重が規定内なら合計6000円ということになりますが、おそらく上回るので、それ以上の費用になりそうです。

狂犬病予防

狂犬病予防の注射も必須です。生後3ヵ月以降で混合ワクチン3回目を受けてから1ヵ月後に接種します。これは約3000円です。その後は年に1回受けます。このときに、ついでに畜犬登録を動物病院から申請しましょう。畜犬登録手数料で約3500円です。

避妊や去勢の費用

犬を繁殖させても問題ない環境であれば良いのですが、そういった環境で飼育できる人は限られていると思います。生後半年以上で任意で去勢や避妊手術を受けます。

また、避妊や去勢によって防げる病気などもありますので、一般的には避妊や去勢をすることになりますが、その際には手術費用が2~5万円ほどかかります。うちの雌犬は約3万円で済みましたが、去勢手術で2~3万円避妊手術で4~5万円するようです。

参考記事

生涯にかかる費用は100万円超

生涯にかかる費用は100万円超

初期費用で大きな出費を支払い、ほっと一息。ですが、犬が生活するにあたって毎月購入する物ももちろんあります。つまり、犬の飼育にかかる費用は毎月発生することになります。当然ながら、フード代やおやつ代は絶対的に必要です。

中型犬の我が家の場合を書いているので、わんこの大きさによって上下はあると思いますが、目安にしてみてください。

ドッグフード

まずなんといっても、エサ代が必要になってきます。良質なフードを食べさせたいと思っているので、若干高いかもしれませんが毎月約3500円かけています。おやつは約600円ほど、犬用ミルクは約2000円、犬用チーズは約600円。おやつ、ミルク、チーズに関しては2、3ヵ月に1回注文しています。

参考:愛犬にはどの種類がおすすめ?ドッグフードの選び方

犬のおもちゃ代

おもちゃは、ロープトイ約500円、コング約800円、ボールが約300円ほどでした。

参考:犬と一緒に遊ぼう!目的・タイプ別におすすめの犬用おもちゃ5選

トイレ代

トイレシーツはワイド型で毎月約1400円。年間で考えればけっこうな出費になります。

ペットサロン(シャンプー、トリミングなど)

シャンプー&カットは衛生面を考えると2~3ヶ月に1回はしておくことをおすすめします。1回あたり数千円かかりますので、トータルで見るとこちらの費用も馬鹿になりません。

ペットサロンでシャンプー、爪切り、耳掃除をしてもらえば一回当たり約5400円はかかります。基本的にトリミングはペットサロンでやってもらい、その際にシャンプーも同時にしてもらいますが、それ以外の日常的で行うシャンプーは自分でする人も多いようです。

参考:犬のシャンプーはどれがおすすめ?やり方や頻度も確認しよう!

まとめ

まとめ

思っていたのと比べて、いかがだったでしょうか。愛犬が元気で幸せに長生きしてほしいというのは、飼い主として当然の願いだと思います。

15年は生きてほしい。そして、それだけ長い期間を共に生きるためには、想像していた以上のお金も必要になります。

「体調が悪そうなので動物病院に行く」といった突発的な出費や、長く生きるにつれて起きる老化からの病など。あまり未来を不安に思い込みすぎる必要もないでしょうが、いついかなるときに犬のための出費がいるかはわかりません。

これらの費用について、少しでも「もったいない」といったような考えが芽生えてしまうようなら、やはり犬の飼育は諦めた方がいいでしょう。安易な気持ちで飼育を始めたばかりに、飼育放棄へと至ってしまうケースも後を絶ちません。

引っ越しや離婚などを理由に保健所へ預けていく人も増加傾向にあります。自分の考えていたようではなかったから…という理由で飼育放棄してしまうことほど悲しいことはありません。犬は物ではないのです。


犬を飼う前には、どれだけ責任を持った飼育ができるかどうかを真剣に考えた上で、購入するようにしましょう。

また、金銭的なことだけではなく、外に散歩に連れていく犬種なら、そのために時間や労力を使うことになります。テレビに映る犬の可愛らしさとは違う、現実の犬のわがままに疲れたり、フンを掃除するのが嫌になることもあるかもしれません。

それでも、自分の人生を費やして家族として犬を幸せにする思い、覚悟。その気持ちがあれば、犬はこちらの愛情に愛情でもって応えてくれるパートナー・家族の一員になりうると考えます。

犬のことを最優先に考えるのであれば、さまざまな情報を仕入れて結局「飼わない」ということを選択する勇気も必要かもしれません。これは、私たちの子供を作る・作らないという考えとなんら変わりません。

世の中には、勢いだけで子供を作って、その子の人生を不幸にしてしまう毒親がいるのも事実です。もしあなたが犬の飼い主になったのなら、どうか犬に対する愛情を忘れないで幸せにしてあげてくださいね!




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