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愛犬が震えてるけど…てんかん?突然起こる犬の痙攣の原因と対処法

      2018/07/27

愛犬が震えてるけど…てんかん?突然起こる犬の痙攣の原因と対処法

いつも元気にしていた愛犬が痙攣(けいれん)を引き起こす――。こんなことを想像しながら生活をしている飼い主さんも多くはないと思います。

しかし、実際にそれを目の当たりにしてしまうと、あまりのショックで何もできない自分に衝撃を受けてしまうかもしれません。愛犬が痙攣を起こしているということは、今まさに愛犬に身に何かしらの異変が生じていることになるわけです。


一体、愛犬の身に何が起きているのか?動揺するだけでは解決策を見出すことはできません。そして、痙攣といっても様々な原因があります。

突然愛犬が痙攣を起こした場合に備えて、いざという時に慌てないために、正しい対処ができるように、ここでは犬の痙攣についてのお話を進めていきます。

犬の痙攣にはどんな症状が伴うの?

犬の痙攣にはどんな症状が伴うの?

痙攣という言葉自体は、恐らくほとんどの方がご存知かと思います。小刻みに体を震わせている状態ですよね?

小刻みに体を震わせる状態は、例えば寒い時などにもそうした行動を起こすことがありますが、この場合は痙攣ではなく単に寒がっているだけですので、部屋の温度を上げたり、外犬であれば毛布など防寒対策を施すことで改善できます。

参考:犬だって寒いから!冬の寒さ対策は犬用ヒーターと湯たんぽで

しかし、痙攣は明らかにそれとは異なる状態です。全身が硬直している、もしくは全身が震えている状態意識を失って倒れ、その後、四肢をばたつかせたり、嘔吐、よだれを垂らす、失禁する、意識を喪失する――。

これらが、痙攣もしくはそれに伴う症状となり、全般痙攣と呼ばれるものです。一方、意識を失わない痙攣もあります。これは、例えば私たち人間でもたびたびありますが、手や足か顔の一部などが痙攣するのと似ています。

意識を失うことはありませんが、突如攻撃性を発揮したり、何もないところを見つめていたり、何も与えていないのに何かを食べているように口を動かしたりというような不思議な行動を示すことがあり、この場合は脳内で何かしらの異常がある場合に見られます。


犬の痙攣の原因!その対処法は?

犬の痙攣の原因!その対処法は?

犬の痙攣にも様々な原因がありますので、その都度原因を探りつつ対処していく必要があります。先に挙げたように寒さによって痙攣をしているのであれば温めてあげる――といったように、適材適所で判断をしていくことになります。

寒さ以外でも、例えば花火や雷の音に怯える犬もたくさんいます。小刻みに激しく震え、よだれを垂らして呼吸が荒くなるなどの症状がみられます。この場合、ストレスで体調を崩すこともあるため、飼い主が抱いてあげて安心させてあげるなどの対応が必要です。

そしてやはり、痙攣といえば病気の存在でしょう。寒さや恐怖による痙攣は、むしろ「痙攣」というよりは「震え」ですが、病気の場合は激しい痛みなどによって引き起こされているもので、「痙攣」という言葉は、今まさに愛犬が病気であることを教えてくれているサインでもあるのです。

てんかんの発作

てんかんの発作

痙攣と聞くと、てんかんを連想される方もいらっしゃるでしょう。運転中にてんかんの発作で重大な交通事故を起こしてしまったというニュースも記憶に新しいところですよね?このてんかん、人間だけでなく犬にもあります。

脳内の神経回路に何らかの異常が生じる病気で、犬の発生率としてはおよそ1%前後とみられています。全身の痙攣や意識喪失などを伴う全般発作と、意識はあるが体の動かない状態や体の一部分だけが痙攣する部分発作があります。

原因が分からないてんかん・遺伝的なてんかんは「突発性てんかん」、脳腫瘍や外傷、低酸素症など他の病気に伴って引き起こされるてんかんを「二次性てんかん」と呼びます。犬の場合、そのほとんどが突発性てんかんだといわれます。

てんかんの対処法

発作は数分で終わりますが、20分以上経過しても終わらない場合はすぐに動物病院へ向かいましょう。そのまま放置すると、体温が上昇し高体温となるほか、脳に壊死が生じる恐れもあり、まさに命の危険に晒されることになります。

急性肝炎

急性肝炎

沈黙の臓器とも呼ばれる肝臓。この肝臓が何らかの原因で損傷した場合、急性肝炎という病気を発症します。

沈黙の臓器と呼ばれることからも分かるように、肝臓の病気が発見される頃(自覚症状の現れる頃)には病気がかなり進行しているケースがほとんどです。

急性肝炎の対処法

急性肝炎の初期症状としては、食欲不振や嘔吐などがあり、痙攣を招く頃にはかなり重篤な状態です。ウィルス感染や細菌、寄生虫、遺伝や外傷に伴うものなど原因は様です。

放っておいて完治ということはあり得ませんので、迷わず獣医を受診しましょう。

肝性脳炎にも注意

肝性脳炎とは解毒機能のある肝臓が異常を起こし、解毒できなかった物質が脳へと達してしまう病気です。その結果神経系に異常をきたし、痙攣を引き起こすこともあります。

食欲不振や下痢といった症状がみられますが、痙攣を引き起こすほどまで重篤になると死の危険もあります。


尿毒症

尿毒症

尿を濾過する腎臓に異常が生じ、老廃物や毒素が体内に溜まってしまう病気で、体中の臓器へ著しいダメージを与えます。急性腎不全や慢性腎不全という病気によって引き起こされるケースがほとんどです。

尿毒症の対処法

こちらも、獣医を受診しなければ改善の余地はありません。食欲不振や下痢・嘔吐といった他の病気と同様の症状のほか、ぐったりしていたり運動することを嫌がる傾向にあったりします。

貧血やむくみという症状も伴いますが、痙攣へと至ると危険な状態です。こちらも早めに獣医の受診を仰ぐことが先決です。

心筋症

心筋症

拡張型心筋症などに代表される心筋症も、痙攣を伴う病気です。この病気は初期症状がなく、発見した頃には手遅れになっているケースがほとんどという怖い病気です。

心筋症の対処法

突然死ということもあり得るほどの病気なので、痙攣を伴わない場合でも何らかの異常を感じたら早めに診察した方が確実です。呼吸困難や痙攣を伴う場合もあり、ちょっとでも元気がないと感じたらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

水頭症

水頭症

頭蓋骨と脳との間にある脳脊髄液の異常分泌に伴って、脳が圧迫されてしまう病気です。異常分泌によって頭部が大きくなることもあり、脳に圧力が加わるため、嘔吐などの症状が現れ内側から眼球が圧迫されることで、目が外側を向いてしまうこともあります。

興奮状態に陥って攻撃的になったり、ふらつくなどの症状も見られます。水頭症はチワワに多くみられる病気としても知られています。

水頭症の対処法

この病気は先天性のタイプと後天性のタイプがあり、先天性は飼い主が気付きにくく、動物病院で指摘されて初めて気付くケースも多々あります。後天性は、例えば頭部の炎症や脳腫瘍など、他の病気や怪我などによって引き起こされる二次的なものです。

こちらも放置していて完治はあり得ない病気なので、早めの受診が不可欠です。

痙攣が起きたらまずは飼い主が落ち着いて!

痙攣が起きたらまずは飼い主が落ち着いて!

痙攣が起きたら、まずは飼い主が落ち着いて対応することが必要です。痙攣によって周囲のモノにぶつかって怪我をすることもありますので、まずはすぐにモノをどかしたりして二次被害に備えましょう。

痙攣時は興奮状態にあるので、飼い主の声掛けによって落ち着かせてあげることも優先事項です。痙攣が起きたということは、激しい痛みがあるか、神経系のダメージによるものなので、愛犬の体に明らかな異常が起きていることになります。

痙攣が落ち着いたタイミングを見計らって、早めに獣医に診てもらう方法が最善の対策です。


まとめ

痙攣自体を予防する方法というものはありませんが、それを引き起こす病気を早期発見することは可能です。もちろん、痙攣が起きた際の対応力ということも大切ですが、そうならないための日頃のケアも必要です。

ウィルス感染による痙攣もありますので、ワクチン接種や飼育環境を清潔に保つ、健康診断を受けるといったことは、最低限意識しておきたい対策となります。




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