首輪やリードは犬を飼うのに必須となるアイテムです。日常の散歩はもちろん、ドッグランやドッグカフェなどお出掛け時には必ず装着するのがマナーです。
リードは万が一に備えて飼い主と犬とをつなぎとめておくために欠かせません。もちろん、リードが必要ということは必然的に首輪も必要になりますよね。外出時、首輪とリードをしっかりと装着して犬を繋ぎとめておくことは飼い主の義務でもあります。
この記事では、犬の首輪・リード・ハーネスについて、その種類やおすすめのタイプを紹介していきたいと思います。
過信は禁物!首輪とリードは必ず装着しましょう
2016年のお正月、ニューイヤー駅伝で沿道からペットの犬が飛び出して選手が転倒してしまう事故も記憶に新しいところです。どのような事情があったにせよ、飼い主としての義務を果たさなかったばかりに、選手や観戦している人たちにも迷惑をかける結果になってしまったことは非常に残念です。
飼い主さんは結局、書類送検されるまでに至ってしまいましたが、飼い主としての義務やマナーを守ることの大切さを身に染みて感じた事故でもありましたよね?
「うちの犬は首輪やリード無しでも大丈夫」などと過信せず、万が一に備えた対策は絶対に怠ってはいけません。その対策のひとつが、首輪であり、リードであるというわけですね。
愛犬の首輪選び♪選び方とおすすめタイプ
首輪やリードですが、種類も色々ありますから、初めて購入する方にとってはどう選んだらいいのか分からないというケースも多いようです。首輪とリードは基本的に別売りとなっていますが、同じデザインや材質のものをセットで購入した方が見た目にも統一感があるのでおすすめです。
材質は本革がおすすめ
材質としては、ナイロン製のものや合皮のもの、そして本革製のものというのが一般的です。革製は耐久性に優れていますし、使えば使うほどなじんできます。ただし、しっかりとお手入れ(濡れたら拭くなど)をしないと、カビが生えてしまったり、異臭を放ってしまったりなんてこともあります(経験あり…)。
ナイロン製のものは、種類やデザインなども豊富にあります。また、ワンタッチではめることができるところも良い点です。ただしデメリットとしては、耐久性がないため、ある程度の期間使用していると見た目もボロボロになってきますし、力の強い犬であれば首輪やリードが切れてしまうケースもあったりします。
ナイロン製の首輪を使用する場合は、なるべく定期的に新しいものに交換するのがベストです。本革製はナイロン製や合皮製のタイプに比べると耐久性はありますが、デザインが少ないことと、やや値が張ることがデメリットと言えるかもしれません。ただし長期的にみれば、何回も買い替えるナイロン製や合皮製のタイプよりは経済的だと見ることもできます。
サイズ調整、着脱のしやすいタイプがおすすめ
愛犬に合う首輪を探すときは、年齢と性格、体格を考慮して選ぶことをおすすめします。例えば子犬の場合は、サイズ調整のしやすいものや着脱のしやすい首輪がいいでしょう。体型の変化が一番見られる時期ですので、その度に買い換えたり苦しい思いをさせたりさせないためです。
大型犬や気性の荒い性格の子は、丈夫な素材を重視した革製がおすすめです。著者自身、秋田犬を飼っていますが、革製の首輪を使用しています。引っ張る力が強いですし、あっという間に大きくなりますので、首回りの調節をベルトで確認しながら行えるからです。
一度だけ金属製の鎖タイプの首輪を使ったことがあります。首に合わせていたのですが、ふとした拍子に抜けてしまうことがありました。大型犬ですので、散歩中にそんなことが起これば大変です。最初は、著者の付け方が悪かったのかもしれないと思ったのですが、数回ありましたので、革製に戻しました(あくまで個人的な話です)。
中型~小型犬は、どのようなタイプでも合いますが、軽くて着脱がしやすいものがいいかと思います。体型によって首に合わせやすいこともそうですが、軽くないと首回りが疲れてしまったりストレスに感じたりしてしまうでしょう。
おすすめの首輪はバックルタイプ!
おすすめの首輪はやはりバックルタイプですね。迷子になった時のためにも、名前と連絡先を入れられるタイプがおすすめ!
おなまえ首輪 真鍮彫刻プレート付 本ヌメ革/本革
家族のように大切な存在である犬が付けるものだから、素材にこだわり100%植物原料のヌメ革を使用。使い始めは固く感じるものの、次第に馴染んでいき、色合いも味わい深い飴色へと変化していきます。その変化はまさに飼い主と犬が共に過ごした時間を表している言えるでしょう。
高級ブランドのバッグにも使われている素材で、焼却処分する時も有害物質が出ないエコな素材としても注目されています。
そこに、船の金具としても使われている真鍮のプレート。なまえを彫ることで唯一無二の首輪ができ上ります。また電話番号も彫ることで、万が一迷子になってしまったときに連絡を取ってもらえる迷子札になります。スピンドル彫刻で深く削っているので、ひっかき傷で消えてしまう心配もありません。
おなまえ首輪 真鍮彫刻プレート付 本ヌメ革/本革の口コミ
まだ届いたばかりなので革が固いですが、使っているうちに馴染んでいくのかな。色合いも変わっていくようですし、これからの二人の時間をしっかり染み込ませていきたいなって思わせてくれました。」
お散歩中にも首輪を誉めてもらえたし、大満足です!」
犬の首輪屋てるべる 犬の首輪
職人が自ら選んだ国内産の良質な革を使った高品質な首輪。直接触れる裏側は、皮膚が敏感な犬でも使えるように、職人の経験に基づいてセレクトした合皮が使われています。オーソドックスながらシンプルでオシャレなタイプなので、どんな犬にも似合います。
犬の首輪屋てるべる 犬の首輪の口コミ
穴がいくつか余っているので、犬が成長していってもしばらくは使えそう。それでも小さくなったらまた発注したいです。」
さっそく付けてみましたが、重くて嫌がるとかはありませんでした。手触りも柔らかいのでストレスも感じないんじゃないかな。」
なので二匹目分もこちらで購入予定。つくりがしっかりしているのでとっても長持ち。一匹目の分を買い替える必要がないくらい丈夫です。」
しつけ用の首輪もあります
普通に犬を飼育するのであれば、市販されている首輪やリードを使用していれば問題ありませんが、首輪にはそれ以外にもいくつか種類があります。
- チェーンカラー(チョークカラー)
- ヘッドカラー
- セーフティカラー
これらの首輪は、すべてしつけに用いるために使用するものですが、なるべくなら初心者にはおすすめできません。使用する場合は、ある程度使い方を勉強してからの方がおすすめです。
チェーンカラー
チェーンカラーはリードをグッと引っ張ると首を絞めるタイプの首輪です。散歩中、しっかりと飼い主の横に付いて歩くようにしつけるためのものですが、正しい引っ張り方をしないと毛ズレを引き起こすこともあります。
正しい使用方法を学んだ上で使うことはもちろん、散歩中以外のときは必ず外しておくことも必要です。
ヘッドカラー
2番目のヘッドカラーは、マズルの部分に装着するタイプのもので、散歩中に我先にと飼い主の先を歩いてどんどんリードを引っ張ってしまう犬のしつけに使用するものです。このタイプは犬が先へ先へと引っ張れば自然に首が変な方向に向いてしまうことで、犬がそれを嫌って自然に飼い主の横に付いて歩くようにしつけることができます。
ただし、このタイプを使用するときはチェーンカラーのように飼い主側が強く引っ張ったりするのは危険です。このヘッドカラーも、散歩中だけの使用にとどめておきましょう。
セーフティカラー
3つ目のセーフティカラーは、別名ブレイクアウェイカラーとも呼ばれています。このタイプの首輪は、先の2つとは違って普段使いとしてもおすすめのタイプです。仮に、首輪に何かが引っ掛かってしまった場合、犬の力だけで首輪が切れるように作られています。
犬に留守番をさせている時などは、万が一の事故の場合にも安心です。
犬用のリードはどんなタイプがおすすめ?
リードは散歩に欠かせない大切な道具の1つです。さまざまな種類や素材がありますので、首輪やハーネスに合ったものを選びましょう。
リードの種類は主に4つです。
- スタンダードリード:持ち手と首輪やハーネスに取り付けるための金具が付いています。
- フレキシブルリード:伸び縮みするタイプで長さを調節することができます。
- トレーニングリード:スタンダードのリードを長くしたようなものです。
- マルチファンクションリード:さまざまな機能が付いているものです(マルチに使える)。
サイズに注意!
リードは、犬種や大きさによって選ぶといいと思います。大型犬は、力がありますのでどのタイプのリードであっても、太いものがいいです。引っ張る力が強いので、切れてしまう可能性があります。
著者もかなり太いリードを使っています。散歩の時は力強く引っ張ることがあり、それを押さえるためにも犬の力に負けないものが必要だからです。すぐに切れてしまうようなリードだと、飼い主がケガをしてしまう可能性がありますし、他の人や犬が危険にさらされてしまいます。
中型犬でも力の強い子や、気性の荒い子は、太めのリードを使ってみてください。使いやすさに驚くでしょう。小型犬の場合は、スタンダードタイプの丈夫で軽いリードでも大丈夫だと思います。
ただし、好奇心の旺盛な活発な子には、リードの長さを調節できるようなフレキシブルリードもおすすめです。いざという時、飼い主が長さを調節できますので便利です。
リードは毎日使うものですから、劣化します。その辺りを考えて丈夫な素材を選んでおくことも大切です。その他に、こまめにチェックすることもお忘れなく。
ヴァリオ コード
欧米を中心に90か国で愛用されているドイツ生まれのフレキシ社の製品。このヴァリオシリーズは、別売りのアクセサリーを使用することでベルトの種類を変えたり、LEDライトやマルチボックスを付けたりとカスタマイズできます。
スライド操作のブレーキシステムがあるので、片手で簡単にリードの長さを固定できます。
ヴァリオ コードの口コミ
巻き戻すのもスムーズなので、遊ぶときは長くして帰る時には短くしてして、というのも簡単です。」
うちの子はいきなり走り出すので、今まで使っていた他社製品はちぎれてしまうことがあったのですが、今のところ使用して一年たちますが壊れていません。」
いくらバッグ内でちゃんと分けているとはいえ、同じバッグ内にあるのがちょっと気になっていたので。」
HOUSMART 巻き取り式ドッグリード
なんといっても丈夫さがウリ。頑丈なナイロンでできていているので強度があり、犬がかみついても、簡単にちぎれてしまうことはありません。
片手でリードのロックも簡単にできますし、巻き戻すときもリードが絡まりづらい仕様。フックの金具は錆びにくいクロムメッキ加工となっています。骨の形をしたゴミ袋ケースも可愛いと人気です。
HOUSMART 巻き取り式ドッグリードの口コミ
こんなに便利ならもっと早く買っていて場良かったとちょっと後悔。散歩の負担が軽減したので、より散歩が楽しめるようになりました。」
落として壊れたことがあるか聞いてみたら、何回か落としたけど、少し傷がついただけで壊れてはいないということで、さっそく私も購入しました。ロープタイプよりも手に負担がかからないし、ゴミ袋ケースもついていて便利です。」
丈夫なナイロンで犬が噛んでも平気とのこと。触ってみると確かに丈夫そう。手にも優しいつくりだし、リードが5Mあって、急に犬が走りでしても手に負担がかかりません。」
犬用のハーネスとは?どんな子におすすめ?
ハーネスは、首輪というより胴輪といった方が分かりやすいかもしれませんね。胸とお腹に装着するタイプのものですね。ドッグ・スイミングなどでは浮き輪の付いたハーネスなどを用いたりしますから、ご存知の方も多いでしょう。
基本的に、ハーネスは散歩中の引っ張り癖を助長してしまうこともあるため、愛犬家の多くはあまり好まない傾向にあります。しかし、たとえば体に何らかの疾患や障害があって通常の首輪を使用できないという場合にはおすすめのアイテムです。
大型犬などの場合、首輪だけだとすぽっと抜けてしまうことがあります。そうなれば大変ですよね。そうならないように前足から胴体にかけてハーネスを通しておくのです。
著者宅では首輪で大丈夫でしたが、友人宅では脱走してしまうことがありましたので、ハーネスを使用していました。ハーネスにはさまざまな種類があります。
- 8の字型:2つの輪が8の字のように繋がっているものです。簡単に装着が可能なので人気があります。
- H型:2本のテープで2つの輪を繋いであるため、胴体をしっかり支えることができます。
- ベスト型:輪っかになっているのではなく、着せるような感じになっています。デザインもおしゃれなものが多いです。
これらの他に、介護用ハーネスやイージーウォークハーネス(しつけ用)もあります。
大まかな種類は3つですが、素材はさまざまあります。防寒機能があるものや柔らかめな素材のもの、ナイロン製で着脱が簡単なものなど、実に多彩です。選ぶ際は、愛犬のサイズをよく確認すること、着脱がラクで愛犬に負担がかからないものがおすすめです。
友人宅で飼われているミニチュアダックスフンドは、ハーネスを利用しています。ナイロン製のH型を使っています。最初はベスト型を使っていたようですが、素材が皮膚と合わなかったようで皮膚炎を起こしたとのことでした。
このように、愛犬に合わないということも実際にありますので、見た目のかわいさだけでなく、サイズや愛犬に負担がかからないものを準備することをおすすめします。
フリースラインドハーネス
2004年にイギリスで発売され、今では世界中で愛されている人気のハーネス。ソフトなフリースでできているので首に負担がかかりにくく、また皮膚が擦れてしまうこともありません。前の部分がY字なので気管が弱い犬でも使えます。
簡単に洗えるので衛生的。脚を通さずに簡単に着脱できます。カラーバリエーションは9種類です。
フリースラインドハーネスの口コミ
名前の通りフリース素材でできているのでワンコの皮膚にも負担がないし、胴で留めると言ってもがっちりというほど固めないので、とってもワンコに優しいハーネスだと思います。
付けた時も嫌がらなかったのでワンコも気に入ってくれているんだと思います。」
素材が優しいのも理由ですかね。軽量なのに丈夫なのですが、水を含んでしまう素材ので水遊びをさせたいときは不向きかもしれません。」
そんな時に気管が弱いコにもおすすめというのを見て購入。嫌がられることなく装着できたし、一見簡単に抜けてしまいそうに見えるのに、全然そんなことない。
犬も飼い主も気に入りました。洗っている間に使うようで色違いも買おうかなと思っています。」
パピア ソフトベストハーネス
メッシュになっていて通気性も抜群なので夏におすすめ。素材も柔らかいので犬への負担もありません。カラーバリエーションも豊富なのもポイント。
パピア ソフトベストハーネスの口コミ
ただマジックテープをはがす音がうるさいようで、思いっきりはがしてしまったときは嫌がられてしまったので、今はゆっくりはがすようにしています。」
サイズ調整ができないので、大きいサイズを買ってしまうと後ずさりした時に抜けてしまうかもしれません。」
うちには三匹いるのですが色違いで使っています。三匹とも素直に着てくれるし、着させるのも簡単だし思ったよりも丈夫なので、今まで使ってきたハーネスの中で一番のお気に入り。
もしダメになってしまっても、またリピートしたいと思います。」
犬の首輪・リード・ハーネスまとめ
以上のように種類も様々ありますが、初めての購入であればペットショップなどでスタッフにアドバイスをもらいながら選ぶのもいいでしょう。犬の体重や体の大きさなどによって、サイズも異なりますから、必ず愛犬にちょうど良いサイズを選ぶようにしましょう。
ちょっと大きなペットショップなどであれば、選びきれないほどの種類がありますから、きっとお気に入りの首輪を見つけることができるはずです。
また、首輪選びにも慣れてきたら、オーダーメイドの首輪を購入するのもいいかもしれませんね。オリジナルのデザインや愛犬の名入り首輪などであればオリジナリティもありますし、愛犬への愛情もより一層強くなるでしょう。
併せてこちらもチェック!
名前と連絡先を掘ってもらい、しかも深いので消えることもなさそう。今では革も馴染んで、いい具合に伸びて味がある首輪になっています。」