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【犬図鑑】最低限知っておきたい!代表的な犬の種類75選

      2018/03/04

【犬図鑑】最低限知っておきたい!代表的な犬の種類75選

これから犬を飼いたいと考えている人にとって、犬のイメージとはどのようなものでしょうか?

恐らくは、ペットショップなどで見かける犬種くらいしか知らないという人が圧倒的ではないかと思います。

人によってはペットショップで目にする犬種が全てだと思われていることもありますし、そもそも犬を見てもその犬種がなんの犬種なのかさえ分からないという人だっているはずです。

もちろん、お気に入りの犬を探すのに、「可愛いから」という理由だって全く構わないのですが、自分の飼育している、もしくは飼育しようと考えている犬種がどういった歴史を持った犬なのかということを知っておくこともまた必要なことです。


また、犬を飼えば散歩にも行くことになりますし、ドッグカフェやドッグランなど他の犬と出会う場所へお出掛けする機会も増えます。

お相手のわんちゃんが何の犬種なのかということくらいは、よほど珍しい犬種でない限りは最低限理解しておきたいものですし、それもひとつの暗黙のマナーとも言えるでしょう。

特に、お相手のわんちゃんがとても珍しい犬種であれば、その犬種名を言い当てるだけで相手の飼い主さんも喜びますし、愛犬家同士、話にも花が咲くというものです。

ここではJKC(ジャパンケネルクラブ)で公認されている犬種のうち、一般的に認知度の高い犬種、珍しいけれどどこかで出会う確率のある犬種などを、図鑑のようにグループごとにご紹介していきます。

目次

犬の種類は10種類や20種類ではありません

犬の種類は10種類や20種類ではありません

皆さんが知っている犬種名を頭に思い浮かべてみてください。いくつ思い浮かびましたか?ざっと思い浮かべただけではそれほど多くは思い浮かばないかもしれませんが、せいぜい思い浮かべても十数種類程度ではないでしょうか?

もしかしたら全く思い浮かばないという人もいらっしゃるかもしれませんね。実は、犬の種類はたった10種類や20種類ばかりではありません。

世界的に見ると、FCI(国際蓄犬連盟)から公認されている犬種は343種類もいますし、非公認の犬種も含めるとその2倍~3倍もいると言われますから、今後もその数は増えていくはずです。

ちなみに、日本のJKCで公認されているだけでも190犬種ほどもいるのです。よほどの犬好きでなければ全ての犬種を見分けることも困難ですし、かなりの犬好きであっても全ての犬種名を覚えるのも困難ですよね。

そうなるともはや、マニアを超えた域に達してしまうでしょう。ここでは全ての犬種を網羅することはできませんが、それでも最低限知っておきたい代表的な犬種は挙げてあります。

少なくとも、これらの犬種を頭に入れておけば、「犬種マスター」の域に達するのも夢ではないかも(?)しれません。


JKCってなに?

JKC(ジャパンケネルクラブ)」

犬好きであればともかく、犬に馴染みの薄い人はJKC(ジャパンケネルクラブ)という名前をご存知ないかもしれません。

JKCは、「純粋犬種の犬籍登録、有能・優良犬の普及、畜犬の飼育の指導奨励、動物愛護精神の高揚のために活動している国際的愛犬団体(JKCホームページより)」のことです。

「国際的」と書かれているように、各国にケネルクラブという団体が存在し、本場イギリスではザ・ケネルクラブ(KC)、アメリカではアメリカン・ケネルクラブ(AKC)といった団体があり、それぞれに犬種を公認しています。

犬のグループ分けってなに?

犬のグループ分けってなに?

各国のケネルクラブでは、形態や用途などに応じて、犬のグループ分けを行っています。JKCでは現在、国際蓄犬連盟と同様の10グループに分けていますが、イギリスのザ・ケネルクラブでは6グループ、アメリカのAKCでは7グループで区別されています。

JKCのグループ分け

  • 1G…牧羊犬・牧畜犬
  • 2G…使役犬
  • 3G…テリア
  • 4G…ダックスフント
  • 5G…原始的な犬・スピッツ
  • 6G…嗅覚ハウンド
  • 7G…ポインター/セター
  • 8G…7G以外の鳥猟犬
  • 9G…愛玩犬
  • 10G…視覚ハウンド

ザ・ケネルクラブ(KC)のグループ分け

  • ハウンド
  • ガンドッグ
  • テリア
  • ユーティリティ
  • ワーキング
  • トイ

AKCのグループ分け

  • ハウンド
  • スポーティング
  • ノン・スポーティング
  • ハーディング
  • ワーキング
  • テリア
  • トイ

各ケネルクラブの主な犬種分けは以上のようになっています。実際、犬を飼育する上で、「うちの子は4Gだから」とか、「うちの子はユーティリティグループだから」とかいった会話はまずありません。

ですから、細かいグループ分けまで覚える必要はありませんので安心してください。ただし、自分の犬がどのようなグループに属しているかによって、犬種特有の習性を知ることができます。

また、自分の飼育している犬が属すグループにはどのような犬種がいるのかということも知ることができるので、それらの犬種にも興味が湧きますし、それぞれの犬種の魅力に触れられるようになります。

ドッグカフェやドッグランなどでは、自分の犬だけ可愛がっていればいいというものでもありません。他の犬とコミュニケーションをとらなければならないこともありますので、様々な犬種の特徴を理解しておくことも、意外と必要なことでもあります。

では、JKCのグループ分けに沿って様々な犬種を画像と共にご紹介していくことにしましょう。


1G…牧羊犬・牧畜犬

この種類は、そのグループ名からも分かりますが、家畜の群れを誘導したり、オオカミや熊などの外敵から家畜を守る役目を担ってきた犬種です。

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

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牧羊犬として活躍してきた犬種で、1,000年以上の歴史がある犬種です。

よく似た犬種にウェルシュ・コーギー・カーディガンという犬種がいますが、こちらは4,000年ほどの歴史があるとも言われています。

日本ではペンブロークの人気が高く、常に人気犬種ランキングの20傑に入るほど。

知的で明朗、そして陽気で活発な犬種として愛されています。

初心者でも飼いやすいとも言われますが、椎間板や前立腺、尿道の疾患にかかりやすい上に、気を抜くと肥満になる傾向にありますので、健康管理には気を使う必要がありますし、しつけをしないと吠え癖・甘え癖が目立ちます。

精悍な顔つきなのにふっくら短足のギャップが憎い!コーギーの性格としつけ方

オールド・イングリッシュ・シープドッグ

オールド・イングリッシュ・シープドッグ

アニメにも出てきそうな全身毛むくじゃらの大型犬ですが、その無表情さがとても高い人気を集めている犬種です。

のらりくらりとしたイメージがありますが、本来は牧羊犬として活躍し、実は結構活発な性格をしているという、魅力的なギャップも持ち合わせています。

顔まで毛に隠れているのでその表情も読みにくいのですが、意外と短気な上に、しっかりしつけをしないとわがままを発揮します。

また、大型犬という特徴も考えると、初心者には向きません。

シェットランド・シープドッグ

シェットランド・シープドッグ

知らない人が見ると小さなコリーと間違えやすい犬種ですが、愛犬家からは「シェルティー」という愛称で呼ばれ、非常に人気のある犬種です。

人気犬種ランキングでも、必ず上位30傑くらいには顔を出しています。

こちらも牧羊犬として活躍してきた犬種で、寒さに強くタフな体を持つ犬としてもよく知られています。

性格も我慢強く、飼い主にも従順ですが、とても豊富な運動量を必要とするため、そうした環境で飼育できない人には不向きです。

ジャーマン・シェパード・ドッグ

ジャーマン・シェパード・ドッグ

日本では、単に「シェパード」という場合、この犬種のことを指します。

元はドイツで軍用犬として誕生した経歴の持ち主で、最も犬らしい犬として「究極の犬」とも呼ばれます。

現在では警察犬として活躍していることでも有名ですよね。

軍用犬や警察犬として活躍するくらいですから、とても賢く利発は印象を受けますが、それもこれも訓練を受けているからこそです。

つまり、飼育をしてもしっかりと訓練をしなければ、”シェパードらしさ”の薄い犬に成り下がってしまいます。

俊敏で運動量も豊富ですので、しっかりとした飼育ができない人にはおすすめできません。

ボーダー・コリー

ボーダー・コリー

牧羊犬の中でも、このボーダー・コリーの作業能力はトップクラスと言われています。

俊敏さと跳躍力の高さが魅力で、フリスビー競技やアジリティ競技で活躍している犬種といえば納得される人も多いのではないでしょうか。

陽気で賢い性格ですから、しっかりパートナー関係を構築できさえすれば非常に飼育しやすい犬種です。

ラフ・コリー

ラフ・コリー

一般的に「コリー」と言えば、このラフ・コリーのこと。

「ラフ」という言葉からもお分かりのように、ふっさりとした被毛が特徴です。

ちなみに被毛が短いスムース・コリーという犬種も存在します。

ラフ・コリーの牧洋犬としての歴史も実に6,000年とも言われますから、とても歴史のある犬種ですね。

非常に温和な性格なので、家庭犬としても飼育しやすい犬種である一方、豊富な運動も必要となりますので、ある程度運動できる環境が確保できないのであれば、初心者には不向きです。

逆に、しっかりと運動できる環境で飼育可能であるならば、おすすめです。


2G…使役犬

使役犬というのは聞きなれない言葉かもしれませんが、分かりやすく言えば番犬や警護などの役目を担ってきた犬種のことです。

グレート・デーン(グレート・デン)

グレート・デーン(グレート・デン)

全犬種中トップクラスの大きさを誇る犬種で、日本では地域によって飼育を制限(特定犬種)されているところもあります。

その巨大さが注目され、最近では動画サイトなどにも頻繁にアップされているので、ご存知の方も多いでしょう。

グレート・デーン(グレート・デン)

性格自体はかなり温和なのですが、とにかくその巨体ゆえ、飼育スペースの確保も重大項目となります。

しかも、屋外飼育よりも室内飼育に向いている犬種なので、最初から屋外で飼育しようと考えている場合はおすすめできません。

もちろん、しつけなども重要なので、初心者には不向きです。

グレート・ピレニーズ

グレート・ピレニーズ

Aiko, Thomas & Juliette

その昔、アニメ「走れジョリー」でもお馴染みとなった犬種です。

30代後半くらいから40代以降の方ならとても懐かしさを覚えるのではないでしょうか?

実際、アニメをきっかけにグレート・ピレニーズに憧れた方も多いはずです。

真っ白な被毛に従順で温和な性格、そして我慢強さも兼ね備えた犬種でもあります。

ただし、やや独立心の強い傾向にあり、時として犬自身の判断でで自由に行動させてあげることも必要です。

飼育するにはとても魅力的ですが、初心者向きではありません。

ジャーマン・ピンシャー

ジャーマン・ピンシャー

日本では滅多にお目にかかることのできない犬種です。

別名スタンダード・ピンシャーとも呼ばれ、近年日本で人気急上昇中のミニチュア・ピンシャーの元となった犬種です。

ちなみに、ドーベルマンもこの犬種が祖で、見た目は異なりますが、この犬種とスタンダード・シュナウザーも共通の先祖を持っており、兄弟関係とも言えるほど近い血筋にあたります。

知的で忍耐力に長けた犬種でもあり、家庭犬としてもおすすめです。

シュナウザー

シュナウザー

日本では、シュナウザーと言うとミニチュア・シュナウザーが有名ですが、ミニチュア・シュナウザーよりも大型なのがスタンダード・シュナウザー、それよりも大型なのがジャイアント・シュナウザーとなります。

日本における飼育数は圧倒的にミニチュア・シュナウザーが多く、日本の住宅事情を考えてもそれは納得できますよね。

スタンダード・シュナウザーはたまに見かける程度ですが、ジャイアント・シュナウザーともなるとほぼ見かける機会はありません。

3犬種とも、性格自体は温和で知的ですが、ミニチュア・シュナウザーはやや小型犬特有のやんちゃな一面も併せ持ちます。

日本での飼育ということを考えると、住宅事情や夏の暑さなども考慮する必要があり、初心者であれば間違いなくミニチュア・シュナウザーがおすすめです。

小さな体なのに偉そうなおヒゲがたまらない!ミニチュア・シュナウザーの性格としつけ方

セント・バーナード

セント・バーナード

スイス原産のファームドッグで、超大型犬としては日本でもお馴染みの犬種です。

アニメに登場したことも人気に火を付けました。

その大柄な体に似合わずとても穏やかで人懐こい一面があります。

ただし、やや警戒心の強い犬種でもあるので、飼育にはしっかりとしたパートナー関係の構築が必須です。

チベタン・マスティフ

チベタン・マスティフ

wikipedia

チベット原産で、知る人ぞ知る高額な犬種としても名を馳せたことでも有名ですよね。

世界で最も古い犬種とも言われ、マスティフ系犬種は全てこのチベタン・マスティフが祖だと言われています。

優良な血統ともなれば数億円の値がつく高額な犬種です。

日本でもブリーダーがいるので、運が良ければどこかでお目にかかれるかもしれません。

ドーベルマン

ドーベルマン

日本では凶暴な犬種というイメージが強いドーベルマンですが、常に自信満々なその精悍な風貌に魅了される愛好家もたくさんいますし、飼育数も決して少なくありません。

本来はとても社交的で穏やかな性格なのですが、しっかりとパートナー関係が構築できていないとコントロールが利かなくなる恐れもあります。

土佐

土佐犬

wikipedia

土佐闘犬としても知られる土佐犬は、愛好家からジャパニーズ・マスティフとも呼ばれます。

四国犬を元に、ブルドッグやマスティフなどとの交配が重ねられて現在の姿が確立されています。

とても我慢強い性格ですが、闘争心が非常に高いため、犬の扱いに慣れた人でも飼育の難しい犬種です。

初心者の飼育は絶対におすすめできません。

ニューファンドランド

ニューファンドランド

「ニューファン」の愛称でも知られるカナダ原産の超大型犬です。

水難救助犬として活躍してきた犬種で、脚の指には水かきのような皮膜もあり、泳ぎも得意で寒さにも強い犬種です。

その風貌に似合わず、とても温和な性格ですが、夏の暑さや飼育スペースの確保といった問題をクリアできなければ飼育はおすすめしません。

バーニーズ・マウンテン・ドッグ

バーニーズ・マウンテン・ドッグ

こちらも、セント・バーナード同様にスイス原産の犬種です。

犬に詳しくない人が見ると、セント・バーナードと間違えてしまうこともあります。

日本での飼育数も比較的多いのが特徴ですが、やはり夏の暑さは堪えるため、街中での飼育には不向きです。

とても穏やかな性格なので、大型犬特有の飼育環境を準備できるのであれば、おすすめです。

ブルドッグ

ブルドッグ

イギリス原産で闘犬として活躍した犬種です。

ハナペチャな風貌は、牛の脚に噛み付きながらも呼吸がしやすいように改良された結果だと言われています。

日本ではすでに家庭犬として知られていますが、夏の暑さには要注意です。

ブル・マスティフ

ブル・マスティフ

文字通り、ブルドッグとマスティフとの交配から誕生した犬種で、番犬として活躍してきました。

飼い主に従順ですが、警戒心が強いため、その習性から見知らぬ相手に吠え掛かることもあります。

飼育にはしっかりとした主従関係が求められます。

ボクサー

ボクサー

ドイツ原産の犬種で、警備犬などとしても活躍してきました。

通常の犬よりもマズルの幅が広く、目元から鼻にかけて鋭角にターンしているのが特徴です。

見た目が怖そうですが、性格は案外穏やかです。

しかし警戒心が強く、心を許しあえる関係構築が必要です。

マスティフ

マスティフ

チベタン・マスティフを祖とする犬種で、多くのマスティフ系犬種はこのマスティフを経由して交配されています。

今から2,700年ほど前のバビロンのレリーフには、ライオン狩りをしているマスティフが描かれていると言われるほど歴史のある犬種です。

風貌は怖そうですが、飼い主にはとても従順です。

ただし飼い主を守る意識の強い犬種なので、しっかりコントロールできることが飼育の大前提となります。

ミニチュア・ピンシャー

ミニチュア・ピンシャー

ジャーマン・ピンシャーの小型版で、愛犬家からは「ミニピン」という愛称で知られています。

先にも述べたように、ドーベルマンとも親戚筋に当たる犬種です。

細身ながらしなやかな筋肉を持ち、とても俊敏に走り回る姿は圧巻です。

「走る」というより「跳ねる」といった方が適切なほど軽やかに走ります。

独立心の強い犬種なので、ある程度しつけに慣れていないとコントロールが難しいでしょう。

しっかりとパートナー関係を構築できればとても飼育しやすい犬種です。

颯爽と跳ね回る衝撃の小型犬!ミニチュア・ピンシャーの性格としつけ方

ロットワイラー

ロットワイラー

タレントの所ジョージさんが飼育していることで有名な犬種です。

「ロッティ」という愛称でも呼ばれており、国内外の多くの愛犬家がその凛とした姿に魅了されるほど、実は結構人気の高い犬種です。

見た目が精悍なため、やや冷淡で怖そうな印象ですが、とても賢く家庭犬に向いている犬種でもあります。

日本国内でもあまり見かけない犬種なので、しっかり手をかけてあげられるのであればおすすめです。


3G…テリア

このグループに属する犬種は、小型の獣を狩る際に活躍した猟犬。

テリア系というと、小型で愛らしい印象がありますので、その見た目とのギャップも魅力です。

アイリッシュ・テリア

アイリッシュ・テリア

独立心の強い犬種のため、初心者ではまずコントロールできません。

ただし、一度強いパートナー関係を結ぶことができれば、全力で愛情を注いでくれる優しさの持ち主です。

日本人でも、融通の利かない真面目すぎる頑固一徹者がいますが、そんな感じの性格だと言えば分かりやすいでしょうか。

一度キレると攻撃性を発揮してしまうので、しっかりとしたしつけも必要です。

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア

「ウエスティ」という愛称で、近年日本でも人気のある犬種です。

ややプライドの高い性格ではあるものの、とてもおちゃめな一面を持ち、明朗活発で遊びがいもあります。

飼い主には従順ですが、嫌なことをされると全力で拒否する強さもあります。

大人が一人で飼育するならおすすめですが、子供のいる家庭などにはあまり向きません。

ヘタをするとちょっかいをだしてきた子供を噛んでしまうこともあります。

この犬種は真っ白な被毛を清潔に保つことでその美しさが際立つので、しっかり手入れをしてあげる時間的余裕も必要です。

エアデール・テリア

エアデール・テリア

テリア系犬種の中で最も大きいのがこのエアデール・テリアです。

ここ日本でも、昭和の始め頃には軍用犬と飼育されてきたという歴史もあり、現在でもたまにお目にかかることができます。

好奇心旺盛で社交的な性格ですし、攻撃性も低い犬種ですが、猪突猛進的で恐れを知らない性格も持ち合わせているため、危険回避は飼い主がコントロールする必要があります。

そのため、コントロールしやすくするためにしつけも肝心なので、初心者には向きません。

オーストラリアン・テリア

オーストラリアン・テリア

日本ではそれほどお目にかかれない犬種ですが、おちゃめで明朗活発なテリア系特有の性格の持ち主です。

ただし、見知らぬ人に対する警戒心がとても高い傾向にあるため、飼い主としてしっかりコントロールできなければ飼育しにくい犬になってしまいます。

しつけに慣れていない初心者にはあまりおすすめできません。

ジャックラッセル・テリア

ジャックラッセル・テリア

その表情からは想像できないほど活発で、行動力の高い犬種です。

近年日本でも飼育数が増えているので、そこかしこで目にすることができる犬種になりました。

時として非常に大胆な行動に走ることもありますが、基本的には冷静さを兼ね備えた賢い犬種です。

トイ・マンチェスター・テリア

トイ・マンチェスター・テリア

その見た目からミニチュア・ピンシャーとも間違えやすい犬種です。

明朗活発な反面、やや依存度の高い性格です。

一人で留守番させたりすることの多い飼育環境ではあまりおすすめできません。

また、小型犬特有の警戒心の高さも併せ持っているため、見知らぬ人に攻撃を加えてしまうこともあります。

しつけは必須ですので、初心者向けとは言えません。

逆に、トイ・マンチェスター・テリアよりは、この犬種のスタンダードモデルであるマンチェスター・テリアの方が飼育はしやすいです。

日本テリア

日本テリア

wikipedia

日本で唯一のテリア系犬種です。

その歴史も浅く、1,700年代にオランダから輸入されたスムース・フォックス・テリアという犬種が祖と言われます。

別名ミカド・テリアやお雪テリアとも呼ばれてきた歴史もあります。

特に、狩猟や使役をこなしてきたわけではなく、単に抱き犬として繁殖されてきた犬種でもあります。

ちょっとプライドが高めですが、日本原産ということもあり、しつけにさえ気を付ければ初心者でも飼いやすい犬種です。

パーソン・ラッセル・テリア

パーソン・ラッセル・テリア

ほぼ、ジャック・ラッセル・テリアと同じ犬種と言ってもいいほど、姿形の似ている犬種です。

どちらかといえば、パーソン・ラッセルの方が、ジャック・ラッセルよりも細身で足も長めです。

JKCやKCの分類では体高によって両者を分けていますが、AKCではジャック・ラッセルという犬種は存在せず、全てこのパーソン・ラッセルという名前に統一されています。

ブル・テリア

ブル・テリア

その名前からも推察される通り、ブルドッグとテリアとの交配で誕生した犬種です。

闘犬を目的に誕生した犬種ですが、現在ではその攻撃性も改良が加えられ、家庭犬として問題なく飼育できるレベルになっています。

白いブル・テリアは「白い騎士」と言われるほど人気があります。

この犬種のさらに小さいタイプとして、ミニチュア・ブル・テリアという犬種も存在しますが、あまり日本ではお目にかかれません。

ベドリントン・テリア

ベドリントン・テリア

日本でも、非常に稀ながらもたまに見かけることもあるベドリントン・テリア。

その奇抜な見た目から注目度抜群の犬種です。

テリア系犬種というのは、実はその発生時期が不明であるケースも多いのですが、ご他聞に漏れず、このベドリントン・テリアもはっきりとした出自が不明とされています。

飼い主には従順な一面を見せますが、実は結構短気で神経質な性格をしています。

しっかりとしたパートナー関係を結ぶ自信がないのであれば、飼育は難しいかもしれません。

ヨークシャー・テリア

ヨークシャー・テリア

日本でテリアと言えばこのヨークシャー・テリアが最も知名度が高いでしょう。

愛犬家からは「ヨーキー」という愛称でも親しまれています。

「動く宝石」と呼ばれるほど、古くからヨーロッパ貴族に愛されてきた歴史があり、日本でも家庭犬としてすっかりお馴染みとなっていますよね。

シルキーな被毛がとても美しいため、やはりしっかりと手を掛けてあげることがこの犬種の飼育に求められるポイントとなります。

逆に、手をかけてあげられないとモップのように見た目の華やかさも失われてしまうので注意しましょう。

やや頑固さを兼ね備えているため、しつけが中途半端になってしまうケースも多いようですが、我慢強く教え込むとちゃんと覚えてくれるだけの賢さは持ち合わせています。


4G…ダックスフント

ダックスフント

JKCでは、ダックスフントのみ独立してグループ分けがされています。

ダックスフントは、ダックスフンドとも呼ばれますが、どちらも正しい発音です。

「フント」はドイツ語、「フンド」は英語の発音になります。

ダックスフントには、スタンダード、ミニチュア、カニーンヘンの3種類がありますが、日本ではミニチュア・ダックスフントが圧倒的に飼育数が多く、人気犬種ランキングや初心者におすすめの犬種ランキングでも常に上位にランクインしています。

近年では、ミニチュアよりも小型のカニーンヘン(カニンヘン)・ダックスも人気が上がってきています。

スタンダード・ダックスフントは中型犬種ということもあり、日本では認知度が下がってきてはいますが、海外ではミニチュアなどよりもスタンダードの方が人気があります。

人気度こそミニチュアやカニーンヘンに取って代わられていますが、今尚、愛好家の間では根強い人気を保っています。

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5G…原始的な犬・スピッツ

スピッツというのは、「尖った」といったような意味があります。

こちらのグループには日本犬も含まれます。

秋田

秋田

日本で唯一の大型犬種で、地域によっては特定犬種として飼育が制限されています。

その素朴でブチャカワな表情が人気を集め、飼育数も増加傾向にあります。

海外でも人気が高く、戦後日本からアメリカへと持ち出されて繁殖された秋田犬は、「アメリカン・アキタ」として公認されています。

甲斐

甲斐犬

甲斐虎犬という別名を持つ日本原産の犬種です。

集団行動を好み、オオカミらしい精悍さを残した甲斐犬は、運動能力も高く、山岳地を巧みに走り回るその俊敏さも魅力です。

ただし、飼い主以外の人間に心を許すことがないため、飼い主がコントロールできなければ飼育の難しい犬種となります。

紀州

紀州犬

wikipedia

真っ白な被毛に日本犬特有の精悍さが魅力の犬種。

イノシシやタカ狩りでも活躍してきた歴史があります。

忍耐力のある犬種ですが、飼い主には従順でも他への警戒心が高い犬種です。

サモエド

サモエド

シベリア・スピッツとも呼ばれ、真っ白でふわふわな被毛、そして「サモエドスマイル」と呼ばれる愛らしい表情が人気を集めている犬種です。

性格も温和で飼い主にも従順ですが、暑さには弱いため日本の夏は十分に注意が必要です。

ポメラニアンや日本スピッツなども、サモエドの血が入っていると言われています。

四国

四国犬

wikipedia

高知犬とも呼ばれ、古くは土佐犬とも呼ばれていました。

しかし、土佐闘犬の誕生によりその呼称に曖昧さが生じてしまったため、現在では四国犬と呼ばれるようになりました。

日本犬特有の警戒心の高さが目立つ犬種ですが、やはり飼い主には従順です。

柴犬

日本犬の中で最も人気の高い犬種と言えば、やはりこの柴は外せません。

日本だけに留まらず、最近では海外のブリーダーも増加しています。

柴犬には、美濃柴や信州柴という固体も存在しましたが、現在では純血種が途絶えています。

古くは小動物の狩りでも活躍した犬種で、飼い主にはとても従順です。

ただし、こちらも日本犬特有の警戒心の高さを併せ持っています。

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シベリアン・ハスキー

シベリアン・ハスキー

一時期、日本でも大ブームとなった犬種として、有名ですよね。

犬のことに詳しくない人でも、その名前くらいは聞いたことがあるでしょう。

エスキモー犬の一種であり、またサモエドとも親戚関係にある犬種でもあります。

寒い地方が原産なので、日本の夏には十分な注意が必要です。

警戒心の強い犬種ですが、すぐに攻撃性を露わにするようなことはありません。

基本的には温和で飼い主にも従順です。

チャウ・チャウ

チャウ・チャウ

中国原産の犬種で、秋田犬が今ほど人気が無かった時代にはブサカワの代名詞と言えばチャウ・チャウでした。

やや独立心の強い犬種で、たまにツンデレな一面を見せることもあります。

番犬として活躍してきたくせに意外と物静かな性格で飼い主には従順ですが、一度気に入らないことをされると攻撃的な一面を見せることもあります。

しつけに不慣れな初心者が家庭犬として飼育するにはややハードルが高めです。

日本スピッツ

日本スピッツ

犬種としての歴史は浅く、祖先は白い被毛のジャーマン・スピッツが始まりだとされています。

先に、サモエドの血も入っていると述べましたが、カナダやアメリカ、中国、オーストラリアなどから輸入されたスピッツ系犬種との交配が重ねられ、現在のような日本スピッツが確立されたたと言われていますので、「遠い血縁にサモエドも入っている」という流れになると思われます。

美しい被毛を保つためのお手入れも欠かせないので、怠慢な飼い主にはおすすめできません。

また、やや警戒心の強い一面もあります。

北海道

北海道犬

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アイヌ犬とも呼ばれる犬種で、その祖は本州から北海道へと渡った犬だとされています。

アイヌの狩猟で活躍した歴史があり、熊に立ち向かうほど勇敢でとても辛抱強い性格、健康的な犬種としても知られています。

こちらも日本犬特有の警戒心の高さが特徴ですが、飼い主には従順です。

ポメラニアン

ポメラニアン

「ポメ」という愛称で親しまれている、日本でもお馴染みの犬種です。

ポメラニアンは体こそ小型ですが、その祖は先にも述べたサモエドです。

イギリスのビクトリア女王も愛してやまなかったという逸話があるほど、気品に満ちた優雅さが魅力の犬種です。

飼い主にはとても従順で賢さを備えているため、しつけのしやすい犬種としても人気があります。

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6G…嗅覚ハウンド

嗅覚ハウンドは、その名の通り優れた嗅覚を活かして狩猟で活躍した犬種です。

このグループの犬種は、吠え声も太く大きいのが特徴で、こうした吠え声も狩猟に役立っていました。

ダルメシアン

ダルメシアン

映画、「101」でも有名になった犬種として知られてはいますが、それ以前から愛好家を中心に根強く人気のあった犬種です。

日本におけるダルメシアンのイメージは、痩せ型の犬という印象を抱いている人も多いかもしれませんが、本来は骨太で筋肉質な「痩せマッチョ」な犬です。

運動能力が高く、非常に活発で陽気な一面もありますが、ストレスの多い環境では逆に攻撃性が現れることもあります。

飼い主やその家族には従順ですが、他人に対しては飼い主とは真逆に接します。

かといって神経質なのか?というとそうでもないのがこの犬種の面白いところ。

いかにストレスを溜めない飼育ができるかがポイントです。

バセット・ハウンド

バセット・ハウンド

ミニチュア・ダックスフントやウェルシュ・コーギー・ペンブロークなどのように胴長短足の犬種として知られていますが、それらと比べて頭が大きくずっしりとした見た目が人気の犬種。

中型犬の体に大型犬の頭を乗せたような、その”アンバランス感”がたまらない魅力を引き出しています。

とても温厚な性格で、見た目通りにどっしりと落ち着いた性格です。

ただし、かなりのマイペースさを兼ね備えているため、根気強いしつけも必要です。

日本での飼育数は人気犬種ほどではないものの、犬の集まる施設などへ行けば出会える機会もある犬種です。

ビーグル

ビーグル

ウサギ狩りで活躍したとされる日本でも人気の犬種です。

人気ランキングでも必ず上位30傑に顔を出していますので、ご存知方も多いでしょう。

ビーグルはハウンド系で最も小さな犬種で、日本の住宅事情にもマッチしていることで一気に人気が高まりました。

面長のバセットハンドの顔を縮めたような顔が特徴で、小型でありながらもハウンド系特有の表情を残した犬種でもあります。

祖を辿れば紀元前にも行き着くと言われるほど歴史の古い犬種です。

比較的穏やかな性格で知的なので、初心者でも飼育しやすい犬種です。

隠れた人気犬種No.1!?ビーグルの性格としつけ方

7G…ポインター/セター

このグループの犬種は、狩猟犬ではありますが、吠えたりすることもなく、獲物に見つからないように静かに飼い主へ知らせる特徴を持った犬種です。

ちなみに、「セター」は「セッター」とも呼びますが、どちらでも間違いではありません。

日本語読みでは「セッター」、英語の発音的には「セター」となります。

ポインターというのは、「指し示す」というような意味があり、獲物の場所を脚で指し示すことからそう呼ばれます。

アイリッシュ・セター

アイリッシュ・セター

セター系犬種としては、イングリッシュ・セターと人気を二分するほど有名な犬種です。

レースのように体の周囲を飾る被毛が美しいのが特徴で、美しさを保つためのお手入れも必須です。

狩猟で人間のサポートをしてきただけあって、とても賢く誠実な性格ですが、スタミナもありエネルギッシュな犬種でもあるので、豊富な運動量をカバーするために日常的な運動は欠かせません。

イングリッシュ・セター

イングリッシュ・セター

鳥猟犬として活躍してきた犬種で、セター系のなかでも人気はトップクラスです。

日本でも明治期頃から飼育が行われており、現在でも犬の多く集まる施設などで目にできる犬種です。

アイリッシュ・セター同様に活発でエネルギッシュなので運動量も豊富です。

比較的人あたりの良い犬種でもあり、飼育スペースや手入れ等の環境さえクリアできれば、飼育難易度も低いでしょう。

イングリッシュ・ポインター

イングリッシュ・ポインター

鳥猟犬として活躍してきた犬種で、そのしなやかな体躯に惚れ込む愛好家も多い犬種です。

好奇心旺盛で遊び好きなので、愛犬と目一杯楽しみたい人にもおすすめの犬種。

飼い主にもよく懐くので、大型犬の飼育環境を備えることができればおすすめの犬種です。

ワイマラナー

ワイマラナー

ドイツの貴族だけが飼育していたとされる高貴な犬種です。

日本では、自動車のCMに登場したことで知名度が上がりましたが、それでも爆発的な人気を得るまでには至りませんでした。

筋肉質な体としなやかな四肢を備え、比較的抜け毛も少ないのが特徴です。

しっかりとコミュニケーションを図りつつしつけを行うことができれば最高のパートナーとなり得る犬種ですが、コミュニケーションが取れない環境では神経質になってしまう傾向にあります。

性格自体は穏やかで飼い主にも従順ですが、運動量も豊富なので日々の運動は欠かせません。


8G…7G以外の鳥猟犬

このグループの犬種は、鳥猟犬ではあるものの、ポインターやセターとは異なる犬種が属しています。

ここにはレトリーバー犬種も含まれますが、レトリーバーとは「回収する・運搬する」という意味が含まれているだけで、各レトリーバー犬種の出自はバラバラ、全てが血縁関係にあるというわけではありません。

アメリカン・コッカー・スパニエル

アメリカン・コッカー・スパニエル

日本では、単純に「コッカー」と言う場合はこのアメリカン・コッカー・スパニエルを指すことがほとんどです。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルとほとんど見分けがつきにくい犬種で、両者はほとんど同一犬種です。

アメリカン・コッカーの方が小型で日本の住宅事情にもマッチしていること、そして映画の影響もあり人気が急上昇しました。

イギリスからの移民に連れられてアメリカ大陸へと渡ったコッカー・スパニエルが独自に繁殖され、本家よりも丸みを帯びた頭部と短いマズルが特徴のアメリカン・コッカーとなり、元となったコッカー・スパニエルも、曖昧さを回避するために「イングリッシュ・コッカー・スパニエル」と呼ばれるようになりました。

従って、世界的にみると、アメリカン・コッカーもイングリッシュ・コッカーもほぼ同一犬種となります。

性格は陽気で飼育はしやすいのですが、その美しい被毛を保つためのお手入れを欠かせない人には不向きです。

イングリッシュ・コッカー・スパニエル

イングリッシュ・コッカー・スパニエル

Liliana Saeb

ヤマシギ(コック)という鳥の猟で活躍したことから、コッカーと呼ばれます。

アメリカン・コッカー・スパニエルの項でも述べましたが、アメリカン・コッカー・スパニエルよりも一回り体が大きくてマズルが長いのが特徴です。

性格はアメリカン・コッカー・スパニエルと大差ありませんが、ワガママを自分で抑制することのできる賢さも備えています。

カーリー・コーテッド・レトリーバー(レトリバー)

カーリー・コーテッド・レトリーバー

wikipedia

レトリーバー系犬種として、日本ではほとんど知名度がありません。

その名の通り、被毛がカールしているのが特徴で、巻き毛のゴールデンのような姿をしています。

性格はレトリーバー系犬種特有の知的でおっとりした一面があり、飼育自体は難易度も高くありません。

ゴールデン・レトリーバー

ゴールデン・レトリーバー

日本でも人気の高い大型犬としてよく知られています。

人気の犬種ランキングでも、大型犬で唯一30傑に顔を出すほどです。

賢く飼い主にも従順で、とても社交的な犬種でもあり、その人気は衰えることを知りません。

フラット・コーテッド・レトリーバー

フラット・コーテッド・レトリーバー

カーリー・コーテッド・レトリーバーとは対称的に、近年日本でも飼育数が増えている犬種です。

見た目はゴールデン・レトリーバーに似ていますが、ゴールデンよりもややスマートな体型でネーミングの通り被毛がスラッと下へ伸びているのが特徴です。

性格もレトリーバー系の特徴を備えています。

ラブラドール・レトリーバー

ラブラドール・レトリーバー

もはや説明の必要がないほど、その活躍ぶりは広く知られています。

日本ではゴールデンの方が人気がありますが、海外ではラブラドールの人気が高い傾向にあります。

盲導犬などとしても知られていますが、近年ではラブラドールとゴールデンのMIX犬も盲導犬として活躍しています。

賢さ&従順さなら全犬種中トップクラス!ラブラドール・レトリバーの性格としつけ方

9G…愛玩犬

このグループは、一般的に「トイ」と呼ばれるグループです。

単純に家庭犬として飼育されてきた犬種などが中心に集められていますので、日本でもお馴染みの犬種が多いのも特徴です。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

近年、日本でも人気の高まりを見せている犬種です。

イギリスのチャールズ1世・2世に愛された犬種として、その名に「キング・チャールズ」が含まれています。

日本では室内飼育がほとんどですが、海外では広い敷地に放し飼いで飼育している光景をよく見かけます。

見た目以上に屋外環境には耐性を持った犬種ですが、日本におけるイメージは「弱弱しい小型犬」という印象が先行してしまっている節があります。

とても人懐こく、優しい性格なので初心者にもおすすめです。

シー・ズー

シー・ズー

中国原産の小型犬で、ペキニーズとラサ・アプソとの交配で誕生したとされています。

ラサ・アプソという犬種は日本ではあまり知られていませんが、アメリカでシー・ズーよりもラサ・アプソの方がやや人気が高いとも言われます。

シー・ズーは、元となったペキニーズとラサ・アプソの特徴を見事に有している犬種で、日本で登場したのは昭和30年代と言いますから、日本における飼育の歴史もそれほど深くない犬種です。

チワワ

チワワ

言わずと知れた「世界最小の純血種」としても有名な犬種で、ここ日本でも常に人気犬種上位の常連となっています。

その小さな体から想像もできないほど機敏さを擁している上に、非常に勇敢な一面を持っているのも特徴です。

体は小さいですが、しっかりとしたパートナー関係を構築できれば最高のパートナーとなってくれる犬種でもあります。

参考:意外に難しい『チワワ』の性格としつけ方!臆病でよく吠えるけど…甘えたい?

狆(ジャパニーズ・チン)

狆(ジャパニーズ・チン)

ジャパニーズ・スパニエルとも言われる狆は、日本原産犬種の中で最初に海外から公認された犬種として知られています。

その歴史も古く、座敷犬としてのみ繁殖されてきた珍しい犬種です。

公家や将軍などにとっては、犬というよりも猫に近い感覚で飼育をしていたのかもしれません。

ちなみに現在の姿は、ヨーロッパで改良されたものだと言われています。

それほど多くの運動量も必要としない上に物静かな性格が特徴です。

パグ

パグ

今やすっかりお馴染みとなったパグは、中国原産の犬種でペキニーズと同じ祖を持つと言われます。

中国原産ですが、「パグ」という言葉はラテン語なのだそうです。

ちなみに意味は「握りこぶし」。

なるほどと、妙に納得してしまいますよね。

日本ではパグというのが当たり前の名前ですが、実は国ごとにその呼称も異なるという珍しい犬種でもあります。

あの鼻ペチャなブサカワに癒される!?パグの性格としつけ方

パピヨン

パピヨン

こちらも日本ではお馴染みの犬種です。

パピヨンとは「蝶」のことで、文字通りその耳と被毛の形状が美しい蝶の姿に例えられています。

英語では、バタフライ・スパニエルと呼ばれることもあり、日本だけに留まらず、世界的に人気の高い犬種です。

ここまで改良されるまでに紆余曲折のあった犬種ですが、その過程で誕生した垂れ耳の犬種は、「蛾」と呼ばれたそうです。

優美な被毛を保つための手入れが必要ですので、飼育に際しては手入れも重要なポイントとなります。

ビション・フリーゼ

ビション・フリーゼ

日本ではあまり馴染みがありませんが、運が良ければごくごくたま~にお目にかかることもできます。

元々は上流階級のご婦人方が香水で洗って抱いていたという、ある意味でぬいぐるみ代わりとして活躍(?)した犬種です。

その外見から察すると、プードルやマルチーズといった犬種が混ざっているとも言われますが、詳細はよく分かっていません。

本来はもじゃもじゃな被毛が良しとされてきましたが、現在ではショーカットも確立され、頭部にもじゃもじゃ感を残した愛らしいカットが人気です。

小型犬なので日本の住宅事情にもマッチしていますし、これから人気が上がってきそうな予感を見せています。

プードル

プードル

日本ではトイ・プードルやミニチュア・プードルが人気ですが、本来のスタンダードモデルは超大型犬です。

現在ではフランス原産の犬種とされていますが、プードル自体の歴史も古く、詳細な原産地を特定することができていないのが本当のところのようです。

利発で飼い主にもよく懐く犬種として、トイやミニチュアだけでなく、スタンダードタイプも日本でたまに見かけることができます。

日本における人気はトイ・プードルが圧倒的で、人気ランキングではトップを誇っています。

『トイ・プードル』は飼育人気トップクラスの犬種!その性格やしつけ方は?

フレンチ・ブルドッグ

フレンチ・ブルドッグ

その名からも分かるように、ブルドッグのフランスバージョンといったような犬種です。

ブルドッグはイギリスにおいて闘犬として飼育されてきましたが、フレンチ・ブルドッグはフランスの上流階級によってコンパニオン犬として飼育された犬種です。

見た目以上に活発な性格で、とても運動を好みます。

飼い主やその家族にも優しく接してくれるので、ファミリーにもおすすめの犬種と言えそうです。

聡明だけどやんちゃな性格!フレンチ・ブルドッグの性格としつけ方

ペキニーズ

ペキニーズ

中国原産の犬種で、日本の狆とも間違われやすい犬種です。

本場イギリスでも人気の高い犬種ですが、プライドが非常に高くて独立心も強いため、犬よりも猫のような性格をしています。

そのため、「犬らしくない犬」とも言われるほどです。

小型犬ではあるものの、臆病で攻撃的ということもなく、のほほんとしたパートナーが欲しいという人は飼育を検討してみるのもいいかもしれません。

ボストン・テリア

ボストン・テリア

その名の通り、アメリカ原産の犬種です。

アメリカ自体が国として歴史が浅いため、アメリカ原産の犬種の多くがヨーロッパからの移民たちによってもたらされた犬を独自に交配したものです。

ボストン・テリアも、ブルドッグとブル・テリアとの交配から誕生したとされ、一時は大型犬に属する犬種でもありました。

小型犬として確立されて以降、ヨーロッパにも広く知られるようになり、現在では日本でも飼育数の多い犬種となっています。

とても知的で飼育しやすい犬種なので、初心者にもおすすめできます。

マルチーズ

マルチーズ

家庭犬として日本でお馴染みの犬種ですが、被毛を伸ばした姿は、犬に詳しくない人から見るとシー・ズーと区別がつきにくい犬種です。

原産は地中海沿岸ですが、元はアジア発祥の犬種ではないかとも言われています。

現在でこそ、日本での人気はトイ・プードルやチワワに差をつけられていますが、昭和40年代~60年代にかけては、常に人気犬種のトップに君臨していました。


10G…視覚ハウンド

このグループに属する犬種は、嗅覚ではなく視覚を活用して獲物を追うことで活躍してきた犬種です。

アイリッシュ・ウルフ・ハウンド

アイリッシュ・ウルフ・ハウンド

家畜をオオカミから守るために飼育されてきた犬種で、その大きさも全犬種中トップクラスの超大型犬です。

いかにも「獣らしい」風貌が近寄りがたい印象を与えますが、温和で従順な性格の持ち主です。

性格的に飼育はしやすいのですが、夏の暑さには気を付けなければならない上に、豊富な運動も必要としますので、飼育環境を整えられない人にはおすすめできません。

アフガン・ハウンド

アフガン・ハウンド

アフガニスタン原産の犬種で、長い四肢としなやかな筋肉、それを覆う長い被毛が魅力の犬種です。

アフガン原産ではありますが、古代エジプトの出土品にも描かれているほど歴史があります。

頑固でマイペースな性格で、独立心も強いため初心者には向きません。

イタリアン・グレー・ハウンド

イタリアン・グレー・ハウンド

wikipedia

その見た目から、犬に詳しくない人からミニチュア・ピンシャーとも間違われやすい犬種ですが、その祖は古代エジプトでも飼育されていたほど歴史の長い犬種です。

とても優美で気品ある姿形に魅了される愛好家も多く、日本における飼育数も増加しています。

ただし、この犬種は冬の寒さに滅法弱いため、冬は温度管理や衣服の着用なども必須です。また、そのスリムな体付きから骨折をしやすいとも言われています。

非常に飼い主にも懐きやすく、利発なため、飼育のしやすい犬種でもあります。

超絶スリムボディの犬『イタリアン・グレーハウンド』の性格と飼い方

サルーキ

サルーキ

日本での飼育数も決して低くはありませんが、それでもなかなかお目にかかれない犬種のひとつです。

やや控えめな性格で自己主張の少ない犬種ですが、かといって臆病というわけでもないのが特徴です。

しなやかな体躯に惚れ込む愛好家も多いのですが、自立心の高い犬種のため、初心者には不向きです。

ボルゾイ

ボルゾイ

ロシアの歴史の影にボルゾイありと言っても過言ではないほど、ロシア原産として最も知られた犬種です。

古くはオオカミ狩りでも活躍したボルゾイですが、その性格は決して凶暴ではなく、比較的温厚です。

ただし、キレると攻撃性を発揮してしまうため、そもそも犬の扱いに慣れていない初心者にはおすすめできません。

まとめ

以上、75種類ほどの犬種を挙げてみました。

犬好きであればほぼ全て分かるレベルではありますが、中には初めて聞いた名前もあるという方もいらっしゃるかもしれませんね。

冒頭で、「珍しい犬種の名前を言い当てれば相手の飼い主も喜ぶ」と述べましたが、逆に「何て言う犬種なんですか?」と聞いてみるのも会話のきっかけとしてはおすすめです。

ただし、せめてメジャーな犬種名くらいは知っておくべきですので、ここで挙げた犬種は最低限知っておくことをおすすめします。

これから犬の飼育を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

以下、犬のサイズごとにまとめた記事も参考にしてみて下さい。

犬の毛色にはどんな種類がある?柄や模様にも名前があるの?

これから人気急上昇するかも!?注目の超小型犬の種類とは?

可愛さで選ぶ?それとも飼いやすさ?今大人気な小型犬の種類12選!

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犬好きなら知っておきたい!超大型犬の種類9選

ただいま人気急上昇中!注目のミックス犬の種類10選




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