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犬のアレルギー症状とその原因!ドッグフードにも注意?

      2018/08/31

春先の花粉症に代表されるアレルギー症状。酷い人は秋のイネやブタクサなどの花粉でもアレルギーを発症することもあります。このアレルギー症状、発症するのは人間だけではありません。人間を含む哺乳類全般がアレルギーを発症するリスクを持っているのです。もちろん、犬にもアレルギーがあり、有名なところでは穀物アレルギーなどが知られています。

この記事では、犬のアレルギー症状とその原因、そして対策方法も併せて紹介していきます。


犬がアレルギーを発症するとどうなる?

発症すると、皮膚や粘膜を中心にアレルギー症状が出ます。頻繁に痒がったり、鼻水が出たり、粘膜が炎症を起こしたりするのも人間のアレルギー反応と同じです。

酷い場合は脱毛してしまうこともあり、犬にとっても非常に辛いものになってしまいます。頻繁に痒がったりしていないか?など、愛犬の異変にいかに早く気付いてあげることができるのかも大切です。

アレルギー体質の子の場合は、特に皮膚のバリア機能が低下しやすいといわれています。だから、最初に皮膚に症状が出やすいのです。皮膚に症状が出た後は免疫力の低下を引き起こしがちです。そのため、なかなか治りにくいという状況に至ります。

初期に見られる症状

アレルギーによって引き起こされる症状は、個々によって違います。最初に書かせていただいたように皮膚に症状が出ることが多いようです。その後、鼻や目に炎症、それ以外の部位にも出るようになります。

  • かゆみ(掻いたり噛んだりします)
  • フケ
  • 抜け毛(大量に抜けてハゲてしまうこともあります)
  • 皮膚の赤み(耳の内側や口のまわり、お腹、足の付け根など)
  • 肉球など足を噛んでいる(毛づくろいをしているように見えますがしつこくやっている場合は注意)
  • 目のまわりが赤っぽいか腫れっぽい
  • 下痢や嘔吐が続く

などです。とにかくかゆみが先にくるため、しょっちゅう掻いている姿を見たら、目のまわりなどをよく見てあげてください。おかしいと思ったら動物病院への受診が必要です。

一度アレルギーを発症してしまうと、それを完治させるのはとても難しい作業になります。まずは動物病院で、何がアレルギーの原因(アレルゲン)になっているかを突き止めなければなりません。

飼い犬がアレルギーを発症した体験談

著者の飼い犬も目のまわりを足で一生懸命にこするようにしていたことがあります。何か目に入ったのかと思い、見てあげたのですがこすったせいで赤くなっただけだと思っていました。その時は便も異常なかったですし、毛は抜けていましたがちょうど換毛期でしたので、そのせいだと思っていました。

次の日もまた目をこすっていました。病院に行った方がいいかどうか迷っていた矢先、突然の嘔吐を引き起こしました。これはおかしいとすぐに受診したところ、アレルギー反応ではないかといわれました。ここ数日の間に変わったことはなかったかと言われ、試供品のフードを食べさせたことを思い出しました。原因はそれかもしれないと話したところ、検査を勧められました。

検査を受けてアレルゲンが特定できたため、ドッグフードやおやつを購入する時は、必ずアレルゲンが入っていないかチェックをしています。このように、飼い主にとっては「ちょっとしたこと」であっても、犬にとっては大変なことになることがあります。だから、注意が必要なのです。

アレルギーが発症するメカニズム

アレルギーが発症するメカニズム

アレルギーは、特定の物質に対してのみ、免疫が過剰に反応してしまう症状のことです。免疫は、体内へと侵入してきたウィルスや細菌を攻撃する役目を担っていますが、何らかの原因で特定の無害な物質を異物と認識してしまい、体内でその抗体が作られます。

ドッグフードを例に挙げると、初めてドッグフードが体内に入った時点ではアレルギーを発症することはありません。つまり、最初は何を食べてもアレルギーを発症することがないのです。そのとき、仮に小麦に対して免疫が反応した場合、体内で小麦に対する抗体が作られます。

この抗体が作られてしまうと、次回から小麦を含んだ食物を口にしただけで、抗体が攻撃を加え、その結果アレルギー反応を引き起こすわけです。このアレルギー反応が重篤になってしまうと、アナフィラキシーショックと呼ばれる危険な状態に陥ることもあります。

アナフィラキシーショックは命にも関わる危険な状態ですので、すぐに獣医の診断を仰ぐ必要があります。


アレルギーは突然発症します

アレルゲンが近くにあったり、体内に入ってしまったりすることで、年齢や性別に関係なく症状が出ます。生まれつきの場合もありますし、ある日突然始まることもあります。

完全室内飼いをしている場合、家の中に原因が潜んでいることが考えられます。例えばハウスダスト、カビなどです。この2つはアトピー性皮膚炎を引き起こす原因となっています。そして、後ほど詳しく説明しますが、アレルゲンがドッグフードだったということも少なくありません。

また、同じ犬でも、アレルギーになる犬もいればならない犬もいます。ストレスでアレルギー体質になってしまう犬もいますし、遺伝的にアレルギーを持っている犬もいます。

犬全体でみると、おおよそ40%ほどの犬が何らかのアレルギーを持っているとも言われていますし、潜在的に見ればさらに多くの犬がアレルギーを抱えていることになります。人間社会でも様々なアレルギーが社会問題となっていますが、それは犬でも例外ではないということになります。

もっとも手っ取り早い対策方法は、やはり先にも触れたとおりアレルゲンに触れさせないことが大原則となります。完治こそできなくても、発症を抑え込むことは難しいことではありませんから、何よりもアレルゲンを徹値廃除することを優先するようにしましょう。

アレルゲンを取り除いていない状況では、いくら薬を飲んだところで治ることはまずありませんから、飼い主としてのサポートは怠らないようにしたいものですね。

犬のアレルギーの原因はドッグフードにも?

犬のアレルギーの原因はドッグフードにもある?

犬は自分で食物を選ぶことができません。飼い主が与えたものだけを口にしているわけですから、飼い主が食の安全を意識してあげなければならないことになります。

犬がアレルギーを引き起こす原因は主に食物が中心になりますが、薬品などでもアレルギー反応を示すこともあります。食物では鶏肉や牛肉、ラム肉などの肉類を始め、小麦やトウモロコシなどの穀物が原因となるケースも多々あります。

これらの食物を単独で接種するのはもちろん、原料として使われているものを食べた場合でもアレルギー反応を示します。その代表例がドッグフードやおやつです。アレルギーを持っている犬の多くは、ドッグフードに含まれる原料が原因となっています。また、アレルゲンがすぐに特定できれば早い段階で対策を講じることができますが、なかなかアレルゲンを特定できないこともあります。

その場合、ドッグフードなどに含まれている何らかの化学物質が原因になっていることもあります。いずれにしても、ドッグフードがアレルギーの原因だと断定できるのであれば、アレルギー対策のために安全なドッグフードへ切り替えた方が確実です。

食物アレルギーの場合、タンパク質が原因となっていることが多いと言われているのをご存じでしょうか。ドッグフードなどの食べ物に含まれているタンパク質は何かといいますと、

  • 穀物類(トウモロコシ・小麦など)
  • 豆類(大豆など)
  • 肉類(チキンやラムなど)
  • 乳製品
  • 人口添加物

などが挙げられます。ドッグフードにグレインフリー・グルテンフリーと書かれているのを目にしたことがあるかと思います。小麦などの穀物(グレイン)に含まれているグルテンはタンパク質の一種です。それが多く含まれている場合は、アレルギー体質の犬にとってアレルゲンとなる可能性が高くなります。ですから、それらが含まれていないグレインフリー・グルテンフリーのドッグフードを選ぶ人が多くなっているのです。

原因が分からずにアレルギーに悩んでいた犬が、安全なドッグフードへ切り替えたら症状が緩和した、もしくは発症しなくなったという例もたくさんあります。穀物アレルギーであればグレインフリーやグルテンフリーがおすすめですし、何らかの化学物質が原因なら完全無添加のものを選ぶようにする必要があります。

もちろん、原料や原産国にもこだわっておいて損はありません。ペット先進国である欧米のフードは日本のものと比べてもかなり高い水準で開発されています。

イギリス最高級のグレインフリードッグフード『カナガン』

参考:愛犬にはどの種類がおすすめ?ドッグフードの選び方

犬のアレルギー検査とは?

アレルギー検査とは?

飼い犬が「アレルギーかもしれない」と思ったら、動物病院で検査を行いましょう。血液検査の他にプリックテストというものがあります。これは、皮膚に少し穴をあけて、アレルゲン(アレルギーの原因物質)を皮膚の表面に置き反応が出るか見る検査です。15分ほどで結果がわかります。

採血検査の場合は、2週間ほどかかります。(今は採血検査が主だっているようです)

血液検査は項目が多い

血液検査の項目は、かなり多くあります。アレルギーの原因となるものは無数にあるためです。アレルゲンがわからない場合は、一般的なものから選ぶ形になります。それで引っ掛かってこない場合は、範囲を広げて再検査していきます。

検査では、ハウスダストなどの『環境アレルゲン』と、穀物などの『食物アレルゲン』の2つがあります。両方を調べることが可能ですが、どちらか片方でも受けられます。(著者はフードが原因ではないかと思っていたため、食物アレルゲンのみ検査しました)

原因となるものがわかっている場合もあるかと思います。その時は、怪しいと思われるところだけを調べることもできるようです。(獣医さんと相談しながら項目を決めるとよいですよ!)

皮膚に穴をあけるプリックテストは、1つのアレルゲンに対し1つの穴で行うため、原因がおおよそ特定できている場合に行われるようです。皮膚に穴というと出血するイメージがあるかと思いますが、出血しない程度のごく小さい穴ですので大丈夫です。

検査するタイミングはいつ?

たいてい、アレルギーを疑われるような症状があったときに獣医さんから話があります。それから受けても遅くはないかと思います。(著者もそうでした)

しかし、アレルギーが出やすい犬種であったり、親犬がアレルギー体質であったりするような場合は、飼い主さんの方からお願いしても問題はありません。その場合は、事前予約が必要になることが多いようです。

検査費用の話

費用は、検査をする項目の数にもよります。また、検査機関などでも変わってくるそうです。著者の時は、フードが原因ではないかと思っていましたので、食物アレルゲンのみの検査を行いました。金額は約2万円でした。

より詳しい検査を望む場合は、もう少し金額がかかりますし、環境アレルゲンも合わせて調べることになる場合は、もっと金額がかかると思います。かかりつけの動物病院で費用を聞いてから受けても問題ないでしょう。いずれにしても獣医さんと相談しましょう。

ペット保険は適用される?

診察代や薬代などでかなり費用がかかります。その上検査となると、かなりの金額を用意していかなければならないと不安になる飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。

アレルギー検査を受ける場合は保険適用になる場合とそうでない場合があります。ペット保険が適用になるのは、アレルギー症状が出ている場合です。「心配だから調べたい」という飼い主さんからの申し出の場合は、自己負担になります。

ただし、加入しているペット保険によっては適用になることもあるようです。そのあたりは、確認をとってみてください。


犬のアレルギーは遺伝する?

アレルギーは遺伝する?

アレルギーが遺伝するのではないかと心配される飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。覚えていてほしいのは、遺伝するのは、『アレルギーになりやすい体質』だということです。食物アレルギーといった固定されたものは遺伝しません。体質が遺伝するのです。

アレルギーは免疫が過剰反応して起こるものです。ですからアレルギーがそのまま遺伝するという形ではなく、体質が遺伝する可能性が高いとされています。

犬種によって、アレルギーになりやすい種類があるようです。例えば、シーズーやビーグル、フレンチブルドッグなどはアトピー性皮膚炎になりやすい犬種といわれています。

それとは逆にMIXは、強い犬種だと言われています。著者は秋田犬しか飼ったことがないため、MIXのことはよくわかりませんが、MIXを飼っている友人たちからアレルギーの話を聞いたことは一度もありません。

ただ、親犬がアレルギーになりやすいかどうかというところでも変わるかと思います。アレルギーは遺伝的な要因が関係しているものですから。

アレルギーとアトピー

アレルギーとアトピー

アレルギーと聞いて、アトピー性皮膚炎を連想される人も多いでしょう。ものすごく大雑把に言えば、アレルギーもアトピーも免疫が原因の症状なので、同じようなものとも言えます。しかし厳密に言えば、アトピー性皮膚炎の原因のひとつがアレルギーなのです。

両者は同一のものではなく、アレルギーはあくまでもアトピー性皮膚炎へと繋がる原因のひとつでしかありません。そもそもアトピー性皮膚炎自体、アレルギーだけでなく様々な原因があると言われています。

その原因も明確に解明されているわけではありませんから、アレルギーとアトピー性皮膚炎を単純に同一視できないのが現状です。ただし、アトピー性皮膚炎もアレルギーと似たような要因があることもまた事実ですから、対策のひとつとしてアレルゲン除去に努めることは決して間違いではありません。

参考:犬の皮膚病の原因4選!それぞれの対処法は?

まとめ

犬のアレルギーの原因は、さすがに自力で突き止められるものではありません。そのため、愛犬に異変を感じたら、まずは動物病院へ連れていきましょう。そこでまずアレルゲンを突き止め、治療をしながら同時にアレルゲン除去にも努めていくことが必要です。

一度アレルギーになってしまうと、治療費などもかさんでしまうことになります。今現在、愛犬がアレルギーを発症していないとしても、いつ発症するか分からないという怖さもあるのです。アレルギーはコップに水を溜めて行くように蓄積されていき、コップの水が溢れた時がアレルギー発症の時です。

飼い主も愛犬も辛い思いをする前に、できる限りのアレルギー予防対策をしておくことをおすすめします。愛犬のアレルギー対策として、まずはグレインフリーのドッグフードを試してみてはいかがでしょうか。

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参考:カナガンドッグフードの口コミ!グレインフリーの評判はどう?




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