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警察犬になれる犬はどんな犬種?実際にどんな仕事をするの?

   

警察犬になれる犬はどんな犬種?実際にどんな仕事をするの?

犬は、古来より私たち人間の生活に深くかかわってきました。私たち人間の仕事をサポートできるようにと多くの改良が重ねられた結果、現在私たちが目にする様々な犬種が誕生しました。

狩りに同行して獲物を探す犬、優れた視力や嗅覚で獲物を追う犬、家畜を誘導したり保護したりする犬、警護や番犬として人を守る犬、そして、単に人を癒すためだけの愛玩目的の犬など、多様な犬種が私たちの身の回りには存在しています。

現在、犬はペットとして飼育されることが主流で、人の仕事をサポートする犬というのも非常に限られてきています。

人間の生活をサポートする犬としては、盲導犬や聴導犬、そして介助犬などが知られていますが、もうひとつ異彩を放っているのがポリス・ドッグ――いわゆる警察犬ですよね。

勇敢で勇ましさを備える警察犬ですが、その実態はというと、実はあまり知らないという方も多いかもしれません。

そこでここでは、警察犬の役割と警察犬になり得る代表的な犬種、そして警察犬になるにはどうしたらいいのか?といったことについてお話していきます。


そもそも警察犬の仕事ってどんなことをするの?

そもそも警察犬の仕事ってどんなことをするの?

警察犬が警察の仕事をサポートしているということは、皆さんもよくご存知でしょう。

ドラマなどでは犯人を追いかけて噛みついたりする迫力あるシーンが展開されたりもしますが、実際にはそれほど派手な活躍はしません。

もちろん、状況によってはそんなこともあるかもしれませんが、警察犬は犯人を取り押さえる役割というよりも、その鋭い嗅覚を利用して、臭気選別や足跡追及、捜査活動などに力を発揮しています。

  • 臭気選別…犯人の残した遺留物の臭いと、容疑者と思しき人の臭いが同じかどうか嗅ぎ分ける
  • 足跡追及…犯人や被害者の残した臭い(遺留品など)を辿って、行方不明者などを捜す
  • 捜査活動…一定エリア内において、行方不明者や遺留品などを捜す

犬の嗅覚を活用したものとしては警察犬のほかに、麻薬探知犬や銃器探知犬、爆発物探知犬なども知られています。

警察犬といえばシェパード!ほかにも警察犬として活躍できる犬種はいるの?

警察犬といえばシェパード!ほかにも警察犬として活躍できる犬種はいるの?

警察犬といえば、ジャーマン・シェパードがすっかりお馴染みですし、ジャーマン・シェパードこそが警察犬の代名詞とも言える存在ですが、もちろん、警察犬になり得る犬種というのはジャーマン・シェパードだけではありません。

ジャーマン・シェパード

飼い主には従順で素直な性格が特徴。ただし非常に警戒心が高く、飼い主の指示であれば他を攻撃することもいとわないほどの勇敢さを持ち合わせています。

ドーベルマン

ドーベルマンのイメージはとても攻撃性の高い印象がありますが、実際には飼い主にとても従順で賢さも兼ね備えた犬種。運動能力も高く勇敢な性格のため、警察犬に向いています。

ボクサー

その風貌から威圧感を覚える人も少なくないボクサー。ジャーマン・シェパードやドーベルマンと同じドイツ原産の犬種で、闘犬のために生み出された、まさに闘うための犬です。


ゴールデン・レトリバー

家庭犬としても人気の高いゴールデン・レトリバー。飼い主に従順で賢く優しい性格が特徴です。人懐こく警戒心に欠けるため、警戒作業には不向きなものの、臭気選別や足跡追及に関しては高い能力を発揮します。

ラブラドール・レトリバー

盲導犬の代表格としてよく知られているラブラドール・レトリバー。優しく忍耐強い性格は、使役犬としての素質も十分で、警察犬としての資質も十分に兼ね備えた犬種です。

エアデール・テリア

テリア系の中でもっとも大きな犬種です。明るく朗らかな性格のため、一見すれば警察犬としては不向きなようにも見えますが、非常に賢く、海外では警察犬として非常に優秀な活躍を見せています。過去には軍用犬として飼育されていたこともあり、ジャーマン・シェパードが警察犬として定着する以前は、むしろエアデール・テリアの方がメジャーであったと言われるほどです。

コリー

明朗活発で飼い主に従順なコリーは、名作「名犬ラッシー」のモデルとなった犬種として有名です。日本でも、すでに昭和30年代初頭に警察犬としての指定を受けています。

警察犬としてはジャーマン・シェパードが非常にメジャーですが、実際にはこれだけの犬種が警察犬として指定を受けています。

もちろん、警察犬として活躍するためには相応のしつけや訓練を受けていなければなりません。

警察犬として活躍しているほどの犬種ですから確かに賢さはありますが、それもこれも訓練のたまものであるわけですね。

ペットとして飼育する場合は、やはりいかに上手なしつけができるかがカギとなりますし、ただ飼ったというだけでは警察犬と同等の犬になるというわけではありません。

賢いがゆえに、その賢さを十分に生かしてあげるしつけが必要だということになりますね。

ほかにもいた!こんな犬種も警察犬だった!あなたの愛犬ももしかして…?

ほかにもいた!こんな犬種も警察犬だった!あなたの愛犬ももしかして…?

上で紹介した犬種は、日本警察犬協会が指定している犬種となります。

しかし、警察犬にはもうひとつ、「民間の嘱託警察犬」というものもあります。

これは、警察から嘱託を受けることのできる民間で飼育されている犬のことで、テストにパスすれば認定を受けることができます。

ニュースや新聞紙上でたまに見かけることもありますので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

  • 2010年…和歌山県警でミニチュア・シュナウザーが登録
  • 2010年…奈良県警でロングコートチワワが登録
  • 2011年…岡山県警で柴犬が合格
  • 2011年…鳥取県警でトイ・プードルが合格
  • 2012年…熊本県警でミニチュア・ダックスフントが合格

いずれもペットとして、非常にメジャーな犬種ですよね。

実際に、災害時に行方不明者の捜査にあたるなど活躍もしています。

皆さんの飼育している愛犬にも、警察犬としての素質は十分にあるわけですが、警察犬になるための努力を継続するためには、何よりも飼い主と愛犬の信頼関係があってこそと言えそうですね。


まとめ

まとめ

ペットとしての存在が当たり前の現在ではありますが、昔から人間の生活に密着した歴史をたどってきた犬は、今なお私たちの生活をサポートするために欠かせない存在なのです。

特に、警察犬などのような使役犬は、それこそ強いパートナーシップが結ばれていなければその能力を存分に発揮させてあげることができません。

人間の愛情があってこそ、犬もその期待に応えてくれるのです。

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